巨木TOP / 茨城 / 愛宕神社のシイ
般若院のシダレザクラ
巨木の写真
巨木の詳細
巨木の名前 | 愛宕神社のシイ | 幹周/樹高 | 5m(目測) / 不明 | |
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樹種 | スダジイ(すだ椎) | 保護指定 | 不明 | |
推定樹齢 | 不明 | 所在地 | 茨城県龍ヶ崎市根町(般若院) | |
撮影日/天候 (その他) |
2016.03.30 / 曇 : 2本の大シイの樹勢は良好.北側の1本のみ注連縄が巻かれていた. 境内の北側の社叢の中に、立派なアカガシの巨木が潜んでいる. 神社の正面に、食事の店「煮込屋・ひぐち」がある. |
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アクセス | ||||
車 | 首都圏中央連絡自動車道・牛久阿見IC:10.5km | |||
電車 | 竜ヶ崎駅(関鉄竜ヶ崎線):900m | |||
備考 | 付近に駐車場はないので、神社・民家・学校の出入口を避けての路肩駐車となる。 神社の境内の後ろ側の敷地は、すぐに愛宕中学校のものなので、勝手に立ち入らない。 | |||
近辺の観光 | 龍ヶ崎市HP(龍ヶ崎観光物産協会) | |||
近辺の巨木 | 般若院のシダレザクラ |
巨木の地図
巨木と雑記
龍ヶ崎の根町にある西の高台、そこに愛宕神社が鎮座しています。
愛宕神社は寛永18年(1641)に、陸奥守忠宗(伊達政宗の嫡子)による創建と伝えられています。
当時は、龍ヶ崎市の一帯は、伊達家の所領。
この地でも、伊達家で代々崇拝している愛宕神社が、地内を一望できる高台に祀られました。
現在の社殿(拝殿は新しい)は、宝永5年(1708)に再建されたもので、
見事な彫刻が施されていますので一見の価値あり。
写真にはありませんが、本殿の正面にある鷹の彫刻は、左甚五郎の作と伝えられているそう。
古くからこの高台で、市民の生活と、生徒(背後に愛宕中学校)達の成長を見守ってきた、市の大切な鎮守。
毎年1月24日と10月24日に、例大祭が行われ、
火伏せ開運の神として、今も市民の信仰が篤い神社です(現地解説版より抜粋)。
さて、愛宕神社の境内に立つ目立った巨木は3本。
社殿の背後に立つ2本のスダジイ、これが御神木のようです。
2本の大シイのうち、社殿の右後方(北側)に立つ大シイの方が、少し大きく、注連縄はこちらにのみ巻かれていました。
2本とも幹周は目測で約5mほど。樹勢は良く見事な立ち姿です。
社殿の右前方にモミの大木が立っていますが、巨木という程ではありません(幹周は3m以下)。
最後の一本は、境内の北側一帯の斜面に広がる社叢、その奥に立つアカガシの巨木。
幹周は目測で4~5mほど、樹高は20mを超えている様子。
高い位置まで根元の太さに近い直幹で、上部では、広い樹冠を形成。損傷もなく樹勢は良好、まだまだ生長しそうです。
端正な姿のアカガシですが、独特な雰囲気があり、迫力は御神木である2本の大シイよりも強く感じました。
静かに捩れ波打つ樹皮、引き締まった体躯のバンザイする巨人のような姿。
愛宕神社での思い出は、この見事なアカガシで一杯になりました。
愛宕神社は、県内でも有名なシダレザクラの巨木がある般若院から近い位置にあります。
開花時期(3月末~4月初日)に般若院へ訪れた後で、愛宕神社へのお立ち寄りをお勧めします。
巨木だけでなく、見事な社殿の彫刻も見所で、神社の正面にあるお店「煮込屋・ひぐち」でのお食事もできます。
また、7月下旬には、般若院の前にある撞舞通りで、奉納される撞舞(つくまい)が見事ですので、
この時期のご訪問もお勧め。
撞舞は、国選択・県指定無形民俗文化財の祭事で、高さ14mもの柱の上で、舞手がアクロバティックな妙技を演じるもの。
興味のある方は、龍ヶ崎市のHP(観光・イベント)から撞舞の動画をご覧になってみてください。
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