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小原神社のケヤキ群
巨木の写真
巨木の基本情報
| 巨木名 | 小原神社のケヤキ群 (仮) |
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|---|---|---|---|---|
| 樹種 | ケヤキ (欅) | |||
| 幹周 | A木:6.25m [2], 6.40m [3], 7.70m (実測) B木:8.68m [2], 7.10m [3], 8.95m (実測) C木:4.42m [2], 4.99m [3], 4.85m (実測) | |||
| 樹高 | A木:37.5m [2], 25.0m [3] B木:41.7m [2], 25.0m [3] C木:35.8m [2], 25.0m [3] | |||
| 樹齢 | 700年 [1][2] | |||
| 保護 | 笠間市指定天然記念物 | |||
| 所在 | 小原神社 (茨城県笠間市小原) | |||
| 撮影日 | 2025.11.11 : コメント | |||
| 交通 | ||||
| 車 | 常磐道・友部スマートICから約8km、北関東道・友部ICから約6km (駐車場無し、近くの小原農村公園へ) | |||
| 電車 | JR友部駅 (常磐線・水戸線) から約2km | |||
| 参考情報 | ■現地資料 [1] 小原神社沿革 :石碑、内容は下記雑記の写真02を参照 ■外部ウェブサイト [2] 笠間市ホームページ :当巨木の情報あり (ケヤキ群とスギ) [3] 巨樹巨木林データベース :当巨木の登録あり (2000 / 2010年度の調査記録) ■少遠景の記録 [4] 高房神社のシイ :笠間市の鴻巣 (広域・友部)、本殿は江戸初期頃に建立した古建築 [5] 唯信寺のシイ :笠間市の大田町 (広域・友部)、親鸞聖人の弟子である唯信房の開基 [6] 稲田禅房のお葉付イチョウ:笠間市の稲田、親鸞聖人のお手植えと伝る、境内に幹周約7mのケヤキもある | |||
巨木と雑記
笠間市の東部に位置する地区の小原。 当地に室町時代の初期頃に創建された古社が小原神社です (神社由緒は後述)。 社叢には数多くのケヤキとスギの巨木が林立。 そのうち4本は、笠間市の天然記念物に指定されています。 境内最大となるケヤキ (B) の御神木は、笠間市で最大の巨木 (幹周約9m)。 量感に優れた太く逞しい根本から空高くそびえ、広く見事な樹冠を茂らせている。 じつに堂々たる素晴らしい立姿です。 次ぐ太さのケヤキ (B) も全く劣らぬ威容を示し、コブに覆われた根本に凄みもある。 また、本殿背後には、背の高いスギの御神木が息づく。 笠間市で要注目の鎮守の森です。 (補足:笠間市文化財指定の名称、ケヤキ 1号 / 2号 / 3号 ⇒ 少遠景では A木 / B木 / C木)
小原神社の由緒 [1] について。永徳元年 (1381)、神主の富田左内道正が鹿島の神を勧請し、 古くは八龍神と称したと伝わる。 現在も宮田家の方が宮司を継承されているようです。 後に祭神は、高龗神、闇龗神、建速素戔嗚命を合祀し、高淤加美神社と称した。 祭神の高龗神 (淤加美神) と闇龗神 (闇淤加美神) は、 龍神であり水や雨を司る神ともされます。 寛文年間 (1661-73) および天保年間 (1831-45) に、 地頭や名主などから寄進があったことの記録があるとのこと。 明治6年 (1873) 4月、村社に列格、小原神社と改称されました。 ちなみに、北西に離れた香取 (小字) にも同名の小原神社がある (地図リンク) 。何か繋がりがあるかもしれない。 興味のある人は参拝してみてください。
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