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玉日君御本廟のケヤキ
巨木の写真
巨木の基本情報
| 巨木の名前 | 玉日君御本廟のケヤキ (仮) |
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|---|---|---|---|---|
| 幹周 | ケヤキ-A：4.45m [2] ケヤキ-B：4.98m [2] | |||
| 樹高 | ケヤキ-A：37.0m [2] ケヤキ-B：40.0m [2] | |||
| 推定樹齢 | 不明 | |||
| 保護指定 | 不明 | |||
| 所在地 | 茨城県笠間市稲田 | |||
| 所在施設 | 玉日君御本廟 | |||
| 撮影日・状態 | 2025.11.11 ： 両木ともに樹勢は良い様子、A木は宝篋印塔の背後、B木は廟の南側 | |||
| アクセス | ||||
| 車 | 北関東道・笠間西ICから約5km | |||
| 電車 | JR水戸線・稲田駅から約600m | |||
| 参考情報 | ■外部ウェブサイト [1] 笠間市ホームページ ：玉日君御本廟の紹介あり [2] 巨樹巨木林データベース ：当巨木の登録あり (2000年度の調査記録) [3] ウィキペディア ：親鸞について参考 (玉日と恵信尼) ■少遠景の記録 [4] 稲田禅房のお葉付イチョウ：笠間市の稲田、親鸞聖人のお手植えと伝る国内最大級のお葉付イチョウ [5] 稲田神社のスギとスダジイ：笠間市の稲田、式内社とされる古社、スギ2本、スダジイ1本を紹介 [6] 稲田小学校跡のケヤキ ：笠間市の稲田、小学校跡の門前に根差す2本 | |||
巨木と雑記
西念寺から東に約1kmのところに位置する玉日君御本廟 [1] 。親鸞聖人の妻である恵信尼の廟です。 西念寺 [4] は聖人が東国で布教を行ったとき、拠点とした稲田草庵の跡地です。 嘉禎元年 (1235) の頃になると聖人は京都へ戻る。 恵信尼は稲田草庵に残り、聖人の教えを伝えたそうです。 やがて聖人が遷化すると、恵信尼は弟子に頼み分骨を持ち帰る。 その分骨は西念寺の御頂骨堂に祀られています。 厳かな空気に満ちた廟。 両側にツゲ (柘植) の古木が根差す参道入口。 その先で山門をくぐり抜け、参拝所の奥に恵信尼の宝篋印塔が祀られています。 敬意を込めて礼拝し、背後に根差すケヤキも見学させていただきました。
恵信尼の廟は、じつは新潟県上越市の米増にもあります。 それが恵信尼公廟所 (地図リンク) 。恵信尼の父は越後介を務めた三善為教。 恵信尼は晩年に故郷の越後へ戻り、子供たちと暮らしたことなど消息を記した手紙が、 大正10年に西本願寺で発見。 その手紙と米増で発見された五輪塔から、本願寺は墓所と断定しているようです。 では、稲田の廟は、 恵信尼を偲び徳を讃え、その御魂を供養する宝篋印塔か？。 また西念寺の御頂骨堂のように、恵信尼の分骨を祀っているとか？。 ちなみに、玉日君御本廟の名称にある玉日 [3] は、公家の九条兼実の末娘の玉日姫が由来であるそうです。 親鸞聖人は越後配流の前、玉日姫と結婚していたという説がある。 後世に恵信尼と同一人物とみなされたのでしょう。
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