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稲田神社のスギとスダジイ
巨木の写真
巨木の基本情報
| 巨木名 | 稲田神社のスギとスダジイ (仮) |
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|---|---|---|---|---|
| 幹周 | スギ-A :4.60m [4], (実測値も同じ) スギ-B :4.20m (実測) スダジイ:4.30m [4], 4.90m (実測) | |||
| 樹高 | スギ-A :40.0m [4] スギ-B :不明 (スギ-Aと同等) スダジイ:30.0m [4] | |||
| 推定樹齢 | 不明 | |||
| 保護 | 不明 | |||
| 所在 | 稲田神社 (茨城県笠間市稲田字宮山) | |||
| 撮影日 | 2025.11.11 : 3本共に樹勢良し、スギはB木の方がA木より樹冠が広い印象 | |||
| アクセス | ||||
| 車 | 北関東道・笠間西ICから約4km | |||
| 電車 | JR水戸線・稲田駅から約1km | |||
| 参考情報 | ■現地資料 [1] 稲田神社の由緒 :解説板、内容は下記雑記の写真02を参照 ■外部ウェブサイト [2] 笠間市ホームページ :稲田神社の紹介あり [3] 茨城県神社庁 :稲田神社の紹介あり [4] 巨樹巨木林データベース :当巨木の登録あり (2000年度の調査記録) ■少遠景の記録 [5] 稲田禅房のお葉付イチョウ:笠間市の稲田、親鸞聖人のお手植えと伝る国内最大級のお葉付イチョウ [6] 玉日君御本廟のケヤキ :笠間市の稲田、親鸞聖人の妻、恵信尼の墓所 [7] 稲田小学校跡のケヤキ :笠間市の稲田、小学校跡の門前に根差す2本 | |||
巨木と雑記
稲田禅房こと西念寺 [5] から北東の丘陵上に鎮座する稲田神社。 延喜式内社とされる古社であり、江戸時代には徳川光圀に再興された当地の鎮守です (由緒の詳細は後述)。 厳かな境内、参道石段を上った先では、両側にそびえ立つ、 スギとスダジイの御神木が迎えてくれます。 スギは背の高い真っすぐな単幹。 前後に2本 (AB) が並び立ち、上空で重なる樹冠がじつに見事。 スダジイは貫禄ある立姿で、根本に祀られた小さな社が印象的です。 この社はスギ-A木の傍らにも祀られていて、双方の祭神は脚摩乳命と手摩乳命。 稲田神社の主祭神、奇稲田姫命の両親の神が宿る、頼もしい御神木です。
稲田神社の由緒 [1] [2] [3] について。 律令制の時代、新治郡 (常陸国の西部) を統治した新治国造により創建されたと伝わる式内社。 祭神は八岐大蛇の退治の縁により、素戔嗚尊と結ばれた奇稲田姫命。 伝承では好井と呼ばれた清水が湧くところに、奇稲田姫命が顕現。 この地に、自身と夫と父母 (脚摩乳命・手摩乳命) を祀るよう、神託があったそうです。 その場所は現在の奥之院とされるので、興味のある人は参拝してみてください。 鎌倉時代、17町歩もの土地 (神田) を有し、 初代笠間城主の笠間時朝が歌会を催すなど興隆。 戦乱により衰えた戦国時代を経て江戸時代。 第2代水戸藩主の徳川光圀により再興され、代々の藩主より庇護。 神宝の四方の神 (青龍・白虎・朱雀・玄武) を描いた四神旗は、 光圀が元禄11年 (1698) に奉納したもので、県の重要文化財となっています。
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