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出島の椎
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 出島の椎 [1][2] |
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樹種 | スダジイ (すだ椎) | |||
幹周 | 7.00m [1][2][4] | |||
樹高 | 15.0m [1][2], 20.0m [4] | |||
推定樹齢 | 700年 [1], 300年以上 [4] | |||
特徴 | 太い幹と低い樹高、長い横枝 | |||
保護指定 | 茨城県指定天然記念物 | |||
所在地 | 茨城県かすみがうら市下軽部 | |||
所在施設 | 長福寺 | |||
撮影日・状態 | 2016.11.23 : 主幹上部は欠損しているが樹冠は広く根張りは逞しい | |||
アクセス | ||||
車 | 常磐道・土浦北ICから約18km | |||
電車 | JR常磐線・土浦駅から約17km、以下の路線バスを利用可 | |||
電車 | 土浦駅西口、霞ケ浦広域バス路線の玉造駅行きに乗車、下高野で下車 | |||
参考情報 | ■現地解説板 [1] 出島の椎と長福寺 :内容は下記雑記の写真02を参照 ■外部ウェブサイト [2] かすみがうら市公式サイト:当巨木の情報あり [3] かすみがうら市観光協会 :帆引き船の操業日、随伴船 (見学船) の乗船の予約などはこちら [4] 巨樹巨木林データベース :当巨木の登録あり (1988年度の調査記録) ■少遠景の記録 [5] 下佐谷須賀神社のケヤキ :かすみがうら市、筑波山塊の東の麓、果樹園が多い地域 |
巨木と雑記.霊気溢れる見事な大シイ
かすみがうら市 [2] は名前のとおり、霞ヶ浦に南北を囲まれた出島のような地域。 沿岸部ではレンコンの栽培、シラウオやワカサギなどの漁業が盛んに行われています。 東岸に位置する歩崎 (地図リンク) は霞ヶ浦の大展望地。 県指定の名勝であり、帆引き船 (後述) が出航するところでもあります。 そんな市域の東内陸に位置する下軽部。 当地にある長福寺の老樹が出島の椎 [1] です。 ちなみに出島というのは旧村名。 天然記念物に指定された昭和33年 (1958) の当時、ここは市の前身となる出島村でした。 誇らしい村のシンボルツリー。 かつて多くの末寺を従えた大寺院であったという長福寺。 全ての伽藍は焼失したという。 残された大シイだけが、その繁栄の記憶を留めています。 県内のスダジイの中でも、特に霊的な雰囲気が濃い。 四国霊場を模す石仏たちに囲まれた御神木。 僅かな緊張感のある、樹下は静寂と祈りに包まれた厳かな空間です。 樹容は主幹上部を失っいても逞しいもの。 背の低い幹は筋肉質で力強く、太い横枝を伸ばした樹冠は広い。 そして全方位の石仏と合わさる独特のオーラ。 及ばずながら巡礼者のように、心の澱が灌がれる老樹です。
巨木と雑記.帆引き船
出島の椎に再訪するときは、併せて楽しみたいと考えている観光があります。 それが帆引き船 [2] という霞ヶ浦の風物詩。 明治初期に地元漁師によって考案された、独特の帆を持つ漁船。 昭和40年代 (1965) までシラウオやワカサギ漁に使われていたらしい。 その後、トロール船による漁が主流となり廃れます。 それでも文化財として存続させ、現在は観光資源として活用。 雄大な湖面に映える、美しい白い帆のレトロな木造漁船。 それを随伴船に乗って間近に見学できるという。 以下、かすみがうら市観光協会 [3] による帆引き船の YouTube動画です。
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