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賀茂神社のモミ群
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 賀茂神社のモミ群 [3][4] |
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樹種 | モミ (樅) | |||
幹周 | 4.33m [3], 4.20m [4][5] | |||
樹高 | 33.0m [3], 54.0m [4], 40.0m [5] | |||
推定樹齢 | 300年 [4] | |||
特徴 | 背の高い真っすぐな単幹、枝下の位置が高い | |||
保護指定 | 群馬県指定天然記念物 | |||
所在地 | 群馬県桐生市広沢町6丁目 | |||
所在施設 | 賀茂神社 | |||
撮影日・状態 | 2022.01.03 : 樹勢良好、モミAには太い蔦が巻き付いていた、モミCは少し樹冠が薄くなっているか | |||
アクセス | ||||
車 | 北関東道・太田桐生ICから約7㎞ | |||
電車 | JR両毛線・桐生駅から約6㎞ | |||
参考情報 | ■現地解説板 [1] 賀茂神社由緒略記 :内容は下記雑記の写真04を参照 [2] 賀茂神社神事 :内容は下記雑記の写真05を参照 [3] 賀茂神社のモミ群 :内容は下記雑記の写真01と02を参照 ■外部ウェブサイト [4] 桐生市ホームページ :当巨木の情報あり [5] 巨樹巨木林データベース :当巨木の登録あり (2000年度の調査記録) ■少遠景の記録 [6] 旅日記・桐生市の日本遺産:織物の名産地である桐生市の日本遺産の文化財めぐり |
巨木と雑記.モミ群とスギ御神木
賀茂神社境内の主な巨木、モミ3本 (ABC) と御神木のスギ1本ついて。 モミ群の中では境内社、豊機神社の石段横に立つモミ (B) が最大で、背後のモミ (A) はほぼ同等。 急傾斜の石段参道沿いにそびえ立つ2本の大モミを、下から見仰ぐ様は中々に劇的な景観。 モミ (C) は本殿から北側、藪の中にあり接近しづらい。 本殿背後にある摂社群の左側にも、モミ (C) と同等のものが1本ある (写真なし)。 境内最大の巨木は拝殿前のスギ御神木で、写真は後述する雑記の中にて。
名前 | 幹直径 | 幹周 | 樹高 | 位置 |
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モミA | 1.35m [3] | 4.24m [3], 4.10m [4][5] | 30.0m [3], 51.0m [4], 40.0m [5] | 豊機神社の石段横 |
モミB | 1.38m [3] | 4.33m [3], 4.20m [4][5] | 33.0m [3], 54.0m [4], 40.0m [5] | モミAの手前 |
モミC | 1.22m [3] | 3.83m [3], 3.30m [4], 4.05m [5] | 33.0m [3], 40.0m [4][5] | 本殿北側の樹林内 |
御神木スギ | - | 5.10m [5] | 30.0m [5] | 拝殿手前 |
巨木と雑記.賀茂神社
桐生市の南東端、太田市との境を東西約8㎞にわたり跨ぐ八王子丘陵。 この丘陵の中央部にある峰、手臼山 (標高約226m) の麓に賀茂神社は鎮座しています。 式内社で1000年以上前から当地の鎮守であった古社。 境内は厳かな気に満ち溢れています。 背後の賀茂山を含め、木の伐採を禁じられてきた神域。 豊かな自然林に包まれており、県の天然記念物であるモミ群をはじめ、大木が群生しています。 なお、賀茂山へは30分ほどあればで周遊できる散策路が伸びています。 展望はありませんが、照葉樹林に包まれて気持ちの良い道。 以下、境内の様子です。
賀茂神社の由緒 [1] について。 社伝によると創建は崇神天皇の御代。 皇子の豊城入彦命が東国平定をした際、山科国から勧請したと伝わる。 祭神は賀茂別雷神。 京都の賀茂別雷神社 (上賀茂神社) が本社と見られます。 延暦15年 (796) に官社となる。 延喜式巻十、上野国神名帳にある従一位賀茂大明神は当社とされる。 三代実録にも、山田郡下広沢村賀茂沢に鎮座する式内社として名があるそうです。 賀茂山にあるという祭祀遺跡について詳細は分かりません。 いつの時代のことか、初期の神社鎮座地なのか。 長い石段の先にある摂社、豊機神社は賀茂山を遥拝しているかのような位置に鎮座。 祭神は当社を創建した豊城入彦命なのでしょうか。 豊機神社が奥宮のように見えました。 最後に賀茂山散策路の補足です。麓の境内入口には「賀茂山祭祀遺跡」「句碑のみち」などの標識あり。 散策路にはたくさんの句碑があり、その俳句を見ながら歩くのも醍醐味。 山頂を過ぎた散策路の折り返し地点である、地図中に示した分岐 (3)。 正面 (北) に彦部家住宅、左 (西) に手臼山砦跡へ。 どらへの道も踏み跡が薄く、藪っぽくなっていたので、立入をお勧めしません (2022年1月時点)。
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