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    妙楽寺の森

    巨木の写真

    妙楽寺のスダジイ(撮影日:2018.11.21) 【01】妙楽寺の境内林で最大の巨木.本堂の向かって左側に立つ.根本に石仏群. 妙楽寺のスダジイ-1
    【02】 妙楽寺のスダジイ-2
    【03】 妙楽寺のスダジイ-3
    【04】 妙楽寺のスダジイ-4
    【05】 妙楽寺のスダジイ-5
    【06】 妙楽寺のスダジイ-6
    【07】 妙楽寺のスダジイ-7
    【08】 妙楽寺のスダジイ-8
    【09】 妙楽寺のスダジイ-9

    妙楽寺と巨木の基本情報

    巨木の名前 妙楽寺のスダジイ(仮)
    樹種 スダジイ(すだ椎)
    幹周 7.0m [5]
    樹高 15m [5]
    推定樹齢 200~299年 [5]
    特徴 傾斜地に隆起した太い根本と株立ち
    保護指定 千葉県指定天然記念物(妙楽寺の森)
    所在地 千葉県長生郡睦沢町妙楽寺
    所在施設 妙楽寺
    撮影日・状態 2018.11.21 : 樹冠は広大.道路側(南)の根元と特に太い支幹に一部腐朽.
    アクセス
    圏央道・市原鶴舞ICから約14.5km、茂原長南ICから約12km
    電車 外房線・上総一ノ宮駅から約11km、いすみ鉄道・大多喜駅から約7.5km
    参考情報 ■現地解説板
     [1] 妙楽寺の森郷土環境保全地域:内容は下記の写真02を参照のこと
     [2] 妙楽寺の森        :内容は下記の写真04を参照のこと
     [3] 妙楽寺本堂        :内容は下記の写真06を参照のこと
     [4] 木造大日如来坐像     :内容は下記の写真09を参照のこと
    ■公式ウェブサイト
     [5] 巨樹巨木林データベース  :2000年度の調査記録
     [6] むつざわガイド      :睦沢町の観光情報サイト、妙楽寺の紹介あり
    ■少遠景の巨木
     [7] 諏訪神社の大楠      :睦沢町の巨木(上之郷区)、神社の背後に謎のトンネルが?

    巨木と雑記.妙楽寺は豊かな境内林茂る睦沢町の名刹

     巨木と名刹への参拝を求めて睦沢町にやってきました。 妙楽寺は嘉祥年間(848~851)に慈覚大師の創建と伝わる古社。 広大な境内地には豊かな自然林が残されています。 約4.37ヘクタールが「妙楽寺の森」として県の天然記念物に指定。 シイやカシ類の広葉樹が茂る境内林には大木が多く、 ここはヒメハルゼミの群生地でもあります。 本堂には国指定重要文化財の御本尊、大日如来坐像が鎮座。 黒漆塗の像高約2.8メートルもの御本尊は荘厳かつ大迫力です。[1][2][3][4]

     以下、境内の様子です。 境内の拝観では、県道側にある表参道を歩いてみてください。 大木の多い境内林の中で森林浴ができます。 なお、表参道は本堂前まで真っ直ぐ続く「男坂」と、 傾斜の緩い迂回コースである「女坂」とに分かれています。周回してみましょう。[6]

    cm-妙楽寺-01 県道側にある続く妙楽寺の表参道入口。門のように大枝を伸ばしたスダジイが立つ。 ここから本堂の手前まで、鬱蒼と茂る境内林の中を参道が続いいている。
    【02】 cm-妙楽寺-02
    【03】 cm-妙楽寺-03
    【04】 cm-妙楽寺-04
    【05】 cm-妙楽寺-05
    【06】 cm-妙楽寺-06
    【07】 cm-妙楽寺-07
    【08】 cm-妙楽寺-08
    【09】 cm-妙楽寺-09
    【10】 cm-妙楽寺-10
    【11】 cm-妙楽寺-11
    【12】 cm-妙楽寺-12
    【13】 cm-妙楽寺-13

    巨木と雑記.妙楽寺のスダジイ


     妙楽寺の境内林で最大の巨木は、本堂の向かって左側に立つスダジイ。 樹形は複数の株立ち。巨樹巨木林DB [5] では株立本数は5本との登録。 傾斜地に立っている都合もあり根本が大きく露出。 幹全体は道路のある南側に傾ている。 樹冠は大きいものの、根本や太い道路側の幹に、腐朽や損傷が見られる。 この傾いた場所で、見事な巨体をいつまで自立させていられるのか、少し危うさを感じました。

     根元に並ぶ多数の石仏と相まって、独特の様相を示す大シイ。 複数の株立ちでも、ひとつの大きな塊となった根本には、幹周以上の迫力を感じました。 南東寄りの立姿に、特に個性のある表情を宿しているような。 巨大な軟体動物、頭足類のような根本から立ち昇る太い腕の数々。 まるで南国に在る異形の神が顕現したかのような、その威容に強く惹かれました。