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    御浜岬の根上がりの松(他ビャクシンとイヌマキ)

    巨木の写真

    撮影日(2018.11.06) 【01】御浜岬の湾内側に立つ天然記念物の大クロマツ.根本が大きく隆起している. 御浜岬の根上がりの松-01
    【02】クロマツ (1) 御浜岬の根上がりの松-02
    【03】クロマツ (1) 御浜岬の根上がりの松-03
    【04】クロマツ (1) 御浜岬の根上がりの松-04
    【05】クロマツ (1) 御浜岬の根上がりの松-05
    【06】クロマツ (1) 御浜岬の根上がりの松-06
    【07】クロマツ (1) 御浜岬の根上がりの松-07
    【08】ビャクシン 御浜岬の根上がりの松-08
    【09】クロマツ (2) 御浜岬の根上がりの松-09
    【10】クロマツ (2) 御浜岬の根上がりの松-10
    【11】クロマツ (2) 御浜岬の根上がりの松-11
    【12】イヌマキ 御浜岬の根上がりの松-12
    【13】イヌマキ 御浜岬の根上がりの松-13

    巨木の詳細情報

    巨木の名前 根上がりの松 [1]
    樹種 クロマツ(黒松)
    幹周 4.88m [2]
    樹高 25m [2]
    推定樹齢 300年以上 [2]
    特徴 西側に向かって大きく発達隆起した根
    保護指定 沼津市指定天然記念物
    所在地 静岡県沼津市戸田
    所在施設 御浜岬
    撮影日・状態 2018.11.06 : 樹勢は良い様子、根本は柵で覆われ、幹に避雷針が設置
    アクセス
    東名高速・沼津ICから約42km(新東名・長泉沼津ICからもほぼ同距離)
    電車 JR修善寺駅から約25km、以下路線バスを利用可能
    バス 東海バスの路線、修善寺駅発の戸田行きを利用、終点の戸田で下車
    参考情報 ■現地資料
     [1] 根上がりの松     :天然記念物指定を示す立札、内容は上記の写真02を参照
    ■公式ウェブサイト
     [2] 巨樹巨木林データベース:2000年度の調査記録
     [3] 沼津市ホームページ  :御浜岬を含めた市の情報を参照
    ■少遠景の記録
     [4] 大瀬崎のビャクシン樹林:御浜岬と同じく沼津の代表的な景勝地、国内最大級のビャクシン樹林
     [5] 河内の大スギ     :沼津市域の山中(堂山)にある伊豆で最大級のスギ

    巨木と雑記.御浜岬のある戸田はよいところ

     伊豆半島の付け根の西側に位置する沼津市。 私が沼津で特に注目していたところが、駿河湾に突き出た岬の大瀬崎 [5]。 ビャクシンの大木が茂る神秘の景観の岬です。 沼津には大瀬崎の他にも、巨木のある岬の景勝地があります。 それが大瀬崎から南、戸田に位置する御浜岬。 戸田港を覆う小弯をつくっている岬で、富士山と重ねて眺められる美しい景観。 岬にはクロマツなどの大木が茂り、先端には諸口神社が建てられています。 そして港町には美味しい海鮮の店がたくさんあり、温泉付きの道の駅「くるら戸田」もある。 西伊豆の観光と巨木巡りの車中泊地として、とても満足のいくところでした。

    cm-***-01 道の駅で車中泊の翌日早朝。 巨木を探しながら美しい岬を散策。 ここは岬の付け根あたり。湾内の浜は海水浴場でもある。 根上がりの松があるのは矢印の位置あたり。
    【02】 cm-***-02
    【03】 cm-***-03
    【04】 cm-***-04
    【05】 cm-***-05
    【06】 cm-***-06
    【07】 cm-***-07
    【08】 cm-***-08
    【09】 cm-***-09
    【10】 cm-***-10
    【11】 cm-***-11
    【12】 cm-***-12
    【13】 cm-***-13

    巨木と雑記.御浜岬の巨木(クロマツ・ビャクシン・イヌマキ)

     御浜岬に生育する主な高木は、クロマツ、イヌマキ、クスなど。 岬の付け根付近から中央の浜側にはクロマツの大木が多く、 その中で最大のものが根上がりの松でした。 位置は貸しボート屋の近く。 この大クロマツは特徴は名前の通り根上がり。 波浪による土砂の流出と浜の湾内への沈降などにより、根本が露わとなり幹が浜側へ傾いていく。 そこを必死に踏ん張るため、湾外の西側へ太い下枝のような幾本もの根を発達。 樹勢も良く迫力ある根本。 海水浴に訪れた人の印象にも残るでしょう。

     浜の中央に立つ天然記念物指定の根上がりの松。 この他にも見事な根上がりのクロマツがありました。 場所は諸口神社の赤鳥居から左の桟橋の近く。 幹は浜側に大きく傾き、地面に潜った下枝が支柱となっている。 地上に伸び上がり他のクロマツを巻き込んでいる根本。 天然記念物のクロマツよりも強く印象に残りました。 なお、このクロマツの少し左に離れた場所に、ビャクシンの巨木もあります。

     諸口神社の社叢である岬の先端を覆う樹林。 ここは沼津市の天然記念物であるイヌマキの群生地でもあり、 約200余本のイヌマキがあるそうです [3]。 特に大きなイヌマキは根本にコブのあるもので、 巨樹巨木林DB [2] によると幹周は約3.1メートル。 茶褐色の木肌の森は独特の景観でした。