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    春埜杉

    巨木の写真

    撮影日(2019.02.26) 【01-01】静岡県で最大の大スギ.神々しい威容を前に身が震えた. 春埜杉-01
    【01-02】 春埜杉-02
    【01-03】 春埜杉-03
    【01-04】 春埜杉-04
    【01-05】 春埜杉-05
    【01-06】 春埜杉-06
    【01-07】 春埜杉-07
    【01-08】 春埜杉-08
    【01-09】 春埜杉-09
    【01-10】 春埜杉-10
    【01-11】 春埜杉-11
    【01-12】 春埜杉-12
    【01-13】 春埜杉-13

    巨木の基本情報

    巨木の名前 春埜杉 [1]
    樹種 スギ(杉)
    幹周 14m [1], 11.35m [3]
    樹高 43m [1], 44m [3]
    推定樹齢 1300年 [1]
    特徴 太い主幹と箒状に立ち昇る複数の大枝
    保護指定 静岡県指定天然記念物
    所在地 静岡県浜松市天竜区春野町花島
    所在施設 春埜山大光寺
    撮影日・状態 2019.02.26 : 相当な古木らしく見えるが力強い立姿、静岡一の大スギは健在
    アクセス
    新東名高速・森掛ICから約30km
    電車 天竜浜名湖鉄道・遠州森駅から約29km
    参考情報 ■現地解説板
     [1] 春埜杉        :山門の近くにある解説板、内容は写真01-13を参照
     [2] 東海自然歩道     :駐車場の公衆トイレの近くにある解説板、内容は写真02-04、02-05を参照
    ■公式ウェブサイト
     [3] 巨樹巨木林データベース:2000年度の調査記録
    ■少遠景の記録
     [4] 巨木巡り・将軍スギ  :浜松市域で春埜杉に次ぐ大スギ

    巨木と雑記.遠江の大王杉

     2019年2月の浜松市域を中心とした巨木巡り。 その最初の一本が春埜杉。静岡県内で最大と見られる大スギです。 場所は山深い天竜区、標高883メートルの春埜山に拓かれた大光寺。 行基菩薩に開山されたと伝わる山岳修験の古刹です。 大木に包まれた森厳なる境内の奥に、山神が顕現したかのような威風堂々たる春埜杉が鎮座しています。

     今まで見てきたスギの巨木たちの中では、異形の枠に入る春埜杉。 まるで巨人の腕のような、荒々しく力強い樹形です。 下枝が多く、主幹は中腹から箒状に複数の大枝に分かれて立ち昇る。 スギの巨木では珍しい樹形。 そしてカヤの古木に似た、神寂びた風格を感じたことも強く印象に残っています。 傍らから拝観したときの威容からは、幹周15メートル近い量感を受けました。 素晴らしき遠江の大王杉。

    cm-大光寺境内-01 境内の一段と高いところに建つ大光寺の本堂らしき建物。側にもスギの巨木(写真右)がある。 狛犬の像は獅子ではなく狼の意匠である。
    【02-02】 cm-大光寺境内-02
    【02-03】 cm-大光寺境内-03
    【02-04】 cm-大光寺境内-04
    【02-05】 cm-大光寺境内-05

    巨木と雑記.罪を意識しながらの拝観

     春埜杉の拝観では誤算がありました。 それは春埜杉への道が閉ざされていたこと。 春埜杉が立つ境内の西側斜面は、旧参道らしき山門から石段を下っていく。 しかし山門には木の柵(腰下の高さ)が置いてあったのです。 お寺の方へ立入の許可を得ようと、寺務所らしき庫裡に声を掛けたが、人気は無く留守のよう。 30分ほど待って迷った挙句、我慢できずに柵を越えてしまった。 念願の春埜杉への拝観は、罪の意識も伴う結果に…。

     この日、浜松市を中心とした観光と巨木巡りの後、掛川市の道の駅掛川で車中泊。 日が暮れた頃、突然の目眩と腹痛に襲われ嘔吐。 深夜まで苦しみが続き、一時は救急車を呼ぶことも考えました。 原因はよく分かりません。無断で立入った罰が下ったのかもしれない。