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将軍スギ
巨木の写真
巨木の詳細情報
巨木の名前 | 将軍スギ [1] |
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樹種 | スギ(杉) | |||
幹周 | 16m [1], 10.6m [2] | |||
樹高 | 39m [1][2] | |||
推定樹齢 | 1000年以上 [1] | |||
特徴 | 太い根本と南側の側幹 | |||
保護指定 | 静岡県指定天然記念物 | |||
所在地 | 静岡県浜松市天竜区横川 | |||
所在施設 | 武速神社 | |||
撮影日・状態 | 2019.02.26 : 目立つ損傷がなく樹勢は良い様子.冬季だからか葉量が若干少なく感じた. | |||
アクセス | ||||
車 | 新東名高速・遠州森町スマートICから約14km | |||
電車 | 天竜浜名湖鉄道・天竜二俣駅から約11km | |||
参考情報 | ■現地解説板 [1] 静岡県指定天然記念物 :将軍スギの解説板、内容は上記の写真09を参照 ■公式ウェブサイト [2] 巨樹巨木林データベース:2000年度の調査記録(農林課林業振興係) [3] ウィキペディア :将軍スギのページ ■少遠景の記録 [4] 巨木巡り・春埜杉 :浜松市の天竜区にある県内最大の大スギ |
巨木と雑記.浜松市で静岡県で最大級の大スギを巡る
静岡県内で最大級の大スギを求めて、山深い浜松市の天竜区域に訪れました。 春埜山大光寺にある春埜杉 [4] の後で訪れたのが、この武速神社の将軍スギ。 2本とも長い山道の運転も苦にならない、素晴らしい立姿の大スギでした。 ちなみに天竜区の水窪町、山住神社にも大スギがあるので、いつか訪れたいと考えています。 須佐之男命を祀る武速神社。由緒はよく分かりませんが、 永徳2年(1382)の棟札が残されているらしいので、少なくとも600年以上の歴史を持つ古社です。 この大スギには面白い伝承が2つ。 1つは征夷大将軍の坂上田村麻呂が植えたという、名前の由来となった伝承。 延暦16年(797)に蝦夷平定の折に武速神社へ訪れ戦勝祈願。 食事で使った箸を地面に差したものが巨木となったというもの。 2つ目は禁忌の伝承。 昔に大スギが伐採されそうになたっとき、樵たち全員の体調が急変し伐採は中止に。 神官を招いて大スギの霊に許しを請い、樹皮を煎じて樵たちに飲ませると快癒したというもの。 切ってはならぬ神木。[1][3] 遠江の将軍スギは、名前のとおり勇壮な立姿。 相当な古木らしい貫禄がありつつ、あまり荒々しい雰囲気はありません。 南側に側幹があることが樹形の個性となっています。 背の高い直幹のため、遠目には少しスマートな印象ですが、根本はかなりの太さ。 解説板 [1] にある16メートルもの太さがありそうです。 特に感じ入ったのが北東側から見上げた姿で、一段と格調高い姿に映りました。 天高く立ち昇っていく千年樹の樹冠はじつに神々しい。
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