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  • 巨木TOP / 静岡 / 鼻崎の大スギと高根白山神社

    鼻崎の大スギ

    巨木の写真

    撮影日(2019.03.08) 【01】高根白山神社の参道入口にそびえる御神木 鼻崎の大スギ-01
    【02】 鼻崎の大スギ-02
    【03】 鼻崎の大スギ-03
    【04】 鼻崎の大スギ-04
    【05】 鼻崎の大スギ-05
    【06】 鼻崎の大スギ-06
    【07】 鼻崎の大スギ-07
    【08】 鼻崎の大スギ-08
    【09】 鼻崎の大スギ-09

    巨木の基本情報

    巨木の名前 鼻崎の大スギ [1]
    樹種 スギ(杉)
    幹周 8.0m [1], 8.40m [4]
    樹高 27.5m [1], 27.0m [4]
    推定樹齢 不明
    特徴 横に伸びた大きな下枝
    保護指定 静岡県指定天然記念物
    所在地 静岡県藤枝市瀬戸ノ谷 10026 [1]
    所在施設 高根白山神社の社有地 [1]
    撮影日・状態 2019.03.08 : 一部の大枝の欠損跡があるが背は高く樹冠は広大、樹勢良し
    アクセス
    新東名・藤枝岡部ICから蔵田観光駐車場まで約18km
    電車 東海道本線・藤枝駅から蔵田観光駐車場まで約21km、路線バスの最寄りバス停は蔵田
    路線バスは藤枝駅ゆらく線、途中の瀬戸小学校前か瀬戸温泉ゆらく前で大久保滝上線に乗換える
    徒歩 蔵田観光駐車場から高根神社まで徒歩40分くらい
    参考情報 ■現地解説板
     [1] 鼻崎の大スギ     :内容は上記の写真09を参照
     [2] 高根白山神社     :内容は下記の写真02を参照
     [3] 高根神社のスギ    :内容は下記の写真05を参照
    ■外部ウェブサイト
     [4] 巨樹巨木林データベース:当巨木2本の登録あり(2000年度の調査記録)
    ■少遠景の記録
     [5] 登山・高根山     :高根白山神社の鎮座する高根山の登山記録
     [6] 巨木・芋穴所のマルカシ:高根山にあるアカガシの巨木、高根白山神社から徒歩約30分

    巨木と雑記.鼻崎の大スギ

     藤枝市の山、高根山でハイキング [5]。 この山へ登る一番の目的は、山中にある3本の巨木です。 観光駐車場と蔵田バス停から5分ほど。 麓に立つ鼻崎の大スギは、ハイキングコースで最初に会う巨木。 高根山に鎮座する古社、高根白山神社へ続く参道入口に立つ御神木です。

     古木らしい貫禄と柔らかな物腰を感じさせる見事な大スギ。 特徴は複数の真横に伸びた太い枝。 大きなこんもりとした樹冠は、遠目にはカヤの巨木のようにも見える姿が印象的でした。 周囲に広がる茶畑と重ねた景観も素晴らしい大スギです。

    巨木と雑記.高根白山神社

     高根白山神社まで麓から徒歩40分ほど。 神社まで続く参道は舗装された林道なので、参拝だけが目的の人は車で直接向かうのも良いでしょう。 神社由緒について [1]。 創建は平安時代、文治年間(1185~1190)の頃とされる古社。 蔵田寺の愚白上人による開山で、加賀(石川県)の白山比咩神社より勧請されたと伝わります。 現在の本殿は宝永4年(1707)の建築。 境内はスギ大木に包まれた森厳とした雰囲気で、 最大のものは本殿の背後にそびえる御神木(高根神社のスギ)。 以下、境内の様子です。

    cm-高根白山神社-01 【01】高根白山神社:拝殿。境内はスギの大木に包まれている。 拝殿の背後には、立派な玉垣で築かれた壇上に本殿が建つ。 拝殿の床下がかなり高いことに何か意味があるのだろうか。
    【02】 cm-高根白山神社-02
    【03】 cm-高根白山神社-03
    【04】 cm-高根白山神社-04
    【05】 cm-高根白山神社-05
    【06】 cm-高根白山神社-06
    【07】 cm-高根白山神社-07
    【08】 cm-高根白山神社-08
    【09】 cm-高根白山神社-09
    【10】 cm-高根白山神社-10
    【11】 cm-高根白山神社-11
    【12】 cm-高根白山神社-12
    【13】 cm-高根白山神社-13

    巨木と雑記.高根神社のスギ

    ・現地解説板  :幹周 7.20m / 樹高 47.2m [3]
    ・巨樹巨木林DB:幹周 7.80m / 樹高 42.0m [4]

     本殿背後の急斜面にそびえ立つ、御神木の大スギ。 天高く立ち昇る神々しい御柱。 現在は間近に寄ることが叶いません。拝観のため近づく道はない。 本来は拝殿や本殿のところから見仰ぐので満足すべきなのでしょう。 私は拝殿となりの社務所の奥より、 西側の山中を登って少し接近してみました。

     足場の悪い急斜面を登り、御神木の西側に少し近づく。 最も注意すべきことは落石。 柵のところまで接近すると、本殿背後の位置にあたる。 ここで落石を起こすと、本殿の建物を傷つける恐れが。 神社側としても、ここまでの接近は許しがたい行為と思われるので、 この拝観方法はお勧めしません。

     柵の手前、少し西側に離れたところから御神木を拝観。 急斜面で発達した根本がじつに逞しい。 根本に残る枯れ枝の形が特徴的。 御神木に見惚れているとき、一匹のカモシカが山奥からやってきました。 私の存在に気付いて、御神木の根元で立ち止る。 しばし見つめ合う。 御神木の樹下に佇む獣は、何やら神の御使いのように見えてくる。 やがて何度も私のほうを振り返りながら、山奥に去っていった。 とても素敵なひとときを味わうことができました。