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古町の大イチョウ
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 古町の大イチョウ [1][2][3][4] |
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樹種 | イチョウ (公孫樹) | |||
幹周 | 11.0m [1][2], 10.12m [3], 10.8m [4] | |||
樹高 | 35.0m [1][2], 27.0m [3][4] | |||
推定樹齢 | 800年 [1][2][3] | |||
特徴 | 地上4m付近から四方へ放射状に分岐 | |||
保護指定 | 県指定天然記念物, 県指定緑の文化財 | |||
所在地 | 南会津郡伊南村大字古町字居平 | |||
所在施設 | 旧伊南小学校 | |||
撮影日・状態 | 2023.05.05 : 目立つ損傷なく樹勢良し、根本の広い範囲が保護されている | |||
アクセス | ||||
車 | 東北道・西那須野塩原ICから約87㎞、白河ICから約77㎞ | |||
電車 | 会津鉄道・田島駅から約31㎞、以下の会津バスの路線を利用可 | |||
バス | 「会津田島駅前」から「内川」行きの路線に乗車し「古町農協前」で下車 | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 古町の大イチョウ :解説板、内容は下記雑記の写真06を参照 ■外部ウェブサイト [2] 南会津町観光物産協会 :南会津町の観光情報はこちら、当巨木の情報あり [3] 福島県公式サイト :森林環境税のコンテンツ、南会津地区の巨木のページに情報あり [4] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり (2000年度の調査記録) ■少遠景の記録 [5] 北野神社の大杉 :南会津町の南郷地域、最寄りの巨木、県内第二位のスギ巨木 [6] 赤井の大イチョウ :会津若松市、古町の大イチョウと同じくらいの巨体を誇る [7] 白幡のイチョウ :相馬郡新地町、幹周は13mほどもある |
巨木と雑記.南会津町を代表する巨樹
南会津町の西部に位置する伊南地域 (旧伊南村)。 南部は尾瀬の玄関である桧枝岐村と隣接しています。 中心街のある北部、古町地区にある旧伊南小学校。 正門横にそびえ立つこの巨樹は、 県内最大級のイチョウにして、会津地方で最古級とされる老樹です。 鎌倉時代の建久年間 (1190-1199) のこと。 伊南を領していく久川城主の初代、河原田盛光がここに重臣たちの館を築いた。 その際に植樹したと伝わるそうです。 やがて驚嘆すべき巨樹となり、気根が多いことからも子育ての神木とされた。 昔は遠く越後や上州からも、大勢の参詣者が訪れたそうです。 現代に入ってからは、伊南の児童だちの成長も見守ってきた。 南会津町において最も大勢の人々の心に、深く根差している巨樹でしょう。 [2]
巨木と雑記.福島県随一の大イチョウ
古町の大イチョウ。 主幹の量感と太さ、樹冠の大きさ、樹勢、そして姿の良さ。 総合的にみて福島県で随一の大イチョウとして感じられました。 以外だったのは、周囲の景観が予想より優れていたこと。 背景となる広い校庭と校舎が情感たっぷりです。 甲乙つけがたいのですが、僅差で第二位は会津若松市にある赤井の大イチョウ [6] 。少しだけ幹が細いように感じられます。 しかし、側幹の少ない中央に太くまとまった主幹はじつに力強い。 加えて田畑と野山、周囲の景観も素晴らしい。 赤井の大イチョウを随一と感じる人も多いと思います。 この二本の番付は東西の大横綱だ。 福島県のイチョウで幹周第一位は、相馬郡新地町にある白幡のイチョウ [7] 。約13mに達しているという幹周は、県内第一の巨木である杉沢の大スギに匹敵する。 加えて広い田畑の中の独立木。周囲の景観にも恵まれている。 しかし、主幹中央部を大きく欠いていて、それほど量感が無いのです。 先の二本に軍配が挙がる印象でした。 それでも浜通り地方で特に注目していた素晴らしい巨樹です。
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