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九石のケヤキ
巨木の写真
巨木の詳細
巨木の名前 | 九石(さざらし)のケヤキ | 幹周/樹高 | 7.3m / 18m | |
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樹種 | ケヤキ(欅) | 保護指定 | 栃木県指定天然記念物 | |
推定樹齢 | 800年 | 所在地 | 栃木県芳賀郡茂木町九石 | |
撮影日/天候 |
2016.07.16 / 曇 / 大きな空洞の割には枝葉が多く樹勢は良い 2010.02.06 / 曇 / 落葉時なので宿木の存在が目立っている |
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アクセス | ||||
車 |
■東北自動車道・宇都宮IC :約40km ■北関東自動車道・真岡IC :約32km ■北関東自動車道・笠間西IC :約36km |
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電車 |
■真岡鉄道・茂木駅:ケヤキまで約9km 大ケヤキの前まで町営バスの路線があったが近年に廃止された. 現在は事前予約制のデマンドタクシー「めぐるくん」の運行となっている. 「めぐるくん」の詳細については茂木町・公式サイトをご参照ください. |
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備考 | 巨木近辺に駐車場なし.真岡鉄道はSLが現役で走る(詳細は真岡鐵道サイトへ). 大ケヤキ周辺の道路は道幅が狭く農道のようになっている.県道338号線からの南下が安全である. | |||
近辺の観光 | 茂木観光協会 / 真岡鐵道 | |||
近辺の巨木 | (探索中) |
巨木の地図
巨木と雑記
栃木県の東部に位置する茂木町、那珂川の左岸にある丘陵地の集落に、
九石の大ケヤキは立っています。
大ケヤキは、幹に大きな空洞がある特徴的な樹形で、損傷の割には樹勢の良い状態。
南側からの姿は、トンガリ屋根のテントの両脇から、
大枝がバンザイをするように生えた、面白おかしい樹形です。
空洞の開口部がない、南側以外の根元の幹は逞しく、巨木としての風格を十分に感じさせてくれます。
幹の損傷は、落雷か火災に遭って受けたものでしょうか。
空洞の内部が黒ずんでおり、
この木の落ち枝を拾って炉に焚けば、火傷をしないとの伝承があるそうです。
元禄11年(1698)に、この地の領主であった旗本の梶川与惣兵衛照元は、
領地の巡視の際にはよく大ケヤキの下で休み、「この地を大木の下と称せよ」と命じたそうです。
領主が標木とした、往時の健全で立派な姿を想像しつつ、
現在も人を惹きつける素晴らしい姿の大ケヤキをしばし見上げました。
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