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三ツ木神社の大ケヤキ
巨木の写真
巨木の詳細
巨木の名前 | 三ツ木神社の大ケヤキ | 樹種 | ケヤキ(欅) | |
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幹周/樹高 | 7m / 22m | 推定樹齢 | 430年 | |
保護指定 | 鴻巣市指定天然記念物 | 撮影日/天候 | 2016.02.11 / 晴 | |
所在地 | 埼玉県鴻巣市愛の町 | |||
アクセス | ||||
車 |
■東北自動車道・加須IC :約18.5km ■関越自動車道・東松山IC :約15.4km ■中央道連絡自動車道・桶川北本IC:約14.3km |
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電車 | ■北鴻巣駅:JR高崎線&湘南新宿ライン.駅から約750m | |||
備考 | 付近に駐車場はない。神社の北側の道に路肩駐車した(短時間)。 | |||
周辺の観光 | 鴻巣市観光協会 / 鴻巣市公式サイト | |||
近辺の巨木 | 本町のシイ |
巨木の地図
巨木と雑記
三ツ木神社の大ケヤキがあるのは埼玉県の北東部、奥秩父を水源にして東京湾へと注ぐ荒川の中流域に位置する鴻巣市(鴻巣:こうのす)。
三ツ木神社は市内の西部にある荒川の右岸、かつて荒川の本流であった元荒川とJR高崎線に挟まれた三ツ木にあります(現在は愛の町)。
大ケヤキは神社の入口、道路に面して立っています。幹周は約7mと市内でも最大級の巨木ですが、
幹の太さの割には、上部にボリュームがありません。
それは、かつて火災の被害に逢って大きな損傷を受けた為のようです。
主幹の中は殆どが空洞化し、社殿の側(西側)から見れば、縦に裂けたかのような痛々しい姿です。
しかし、残っている主幹の両側からは、細かな枝を精一杯に広げていて、
まだまだ長く生き続けようとするエネルギーを感じました。
幹の洞の中には、猿の石像(御祭神の眷属は猿)が安置されています。
神社の御神霊と共に人々の祈りを受け止めてきた御神木。
これからも長くこの地に根ざした信仰と共に在り続けて欲しいと願います。
三ツ木神社の由緒と、猿の像と信仰については以下をご覧ください。
【 三ツ木神社 由緒 】
元亀2年(1571)に織田信長の比叡山焼き討ちを逃れた雲海上人は
山王権現(本山は滋賀県の日吉大社)の神霊を奉持し諸国を巡錫した。
やがて雲海上人は天正年間(1573~92)に此の地に至り、
塚の上に小祠を建てたのが創建という。
その後、当社は衰微したが、万治元年(1658~61)に輪光院住職の鏡尊上人に再興された。
当社は元は山王権現と号し、山王塚と称する小高い塚の大ケヤキの下に祀られていた。
近辺では最も高台であった山王塚は木々が鬱蒼と繁る場所であり、
この塚からは金環や勾玉などが出土したことから古墳であったといわれている。
明治40年に三ツ木村や近隣の村から、氷川社、天満社、八幡社、稲荷社を合祀し、
三ツ木神社と改称された。合祀の中心は最も信仰のあった日枝社であり、
主祭神は大山咋命(おおやまくいのみこと・山王権現)である。
【 三ツ木神社 信仰と猿の石像 】
当社は、子授け、安産、病気平癒(特に婦人病)にご利益があるとされている。
祈願には、山王権現(大山咋命)の眷属である猿の石像が用いられた。
安産の祈願では、猿の像を1体借り、出産した後にお礼として2体にして返した。
病気の平癒では、猿の像に、自分の治したい患部と同じ場所に朱の粉を塗る。
現在、当社では6000体以上の猿の像が保管されて、殆どは社殿の脇にある眷属殿に積まれている。
多くの信者達に奉納されてきた猿の像は表情が様々、そして殆どが雌猿で、
両足を広げた格好をしている。
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