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不動滝のトチノキ
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巨木の写真
巨木の詳細
巨木の名前 | 不動滝のトチノキ | 樹種 | トチノキ(栃) | |
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幹周/樹高 | 不明(幹周の目測は5~6mほど) | 推定樹齢 | 不明 | |
保護指定 | 秩父演習林(一帯は東京大学が所有の演習林) | 所在地 | 埼玉県秩父市大滝栃本(旧・大滝村) | |
撮影日/天候 | 2016.08.26 / 晴 : 樹勢は良い様子、幹の分かれ目に空洞がある(大枝の欠損跡か) | |||
アクセス | ||||
車 | ■秩父市街地から :秩父駅の付近から国道140号線を約34km | |||
電車 |
■秩父鉄道・三峰口:西武観光バスから秩父市営バス川俣線に乗換 (大滝温泉遊湯館から市営バスに乗り換え林平で下車) |
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備考 |
【 140号線の旧道 】 不動滝の入口があるのは、旧道の秩父湖沿いの方で、一方通行のようで、秩父方面が出口。 進入は山梨市と繋がる雁坂トンネル方面から。滝沢ダム沿いを進む新道を通ってくると良い。 対向車も稀に走っているらしいので前方に注意することに変わりは無い。 【 バス停からの近道 】 バス停・林平から不動滝の入口への近道は、途中から山道のようになり、 「民宿ふるさと」の付近で140号の旧道へ出るようだ(歩いていないので詳細は不明)。 【 不動滝までの道中 】 約30分。入口から下って吊橋を渡り、しばらくジグザグに登った後、山腹を進む。 地蔵のある階段を登ると尾根上に出て、お堂のある場所に出る。 お堂の前から下っていけば不動滝は目前だ。 |
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近辺の観光 |
道の駅・大滝温泉:温泉施設(大滝温泉遊湯館)が併設.西武観光バスと市営バスが停まる 三峰神社 :秩父三社の一社.狼が祭神の眷属.本殿前の御神木(杉)が見事 大滝旅館民宿組合:大滝地区の民宿の情報.浮動滝に近いのは「ふるさと」 秩父観光なび :秩父市公式の観光情報サイト |
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近辺の巨木 | (探索中) |
巨木の地図
巨木と雑記
秩父の市街地から西へ離れた荒川上流の山中。
二瀬ダムのある秩父湖の上流、
和名倉山(2036m)の二瀬尾根から発する大除沢に、落差50mの見事な不動滝があります。
切り立った大きな岩壁に、豊富な水量の滝は大迫力。
そして、滝の手前の急斜面には、トチノキの巨木が立っているのです。
かつて修験道の霊場であった渓谷の奥地に隠された神秘の景観、名瀑とその前に佇む大トチをご紹介。
不動滝の入口は、荒川上流の左岸、国道140号線の旧道(秩父方面への上り線)にあります。
吊橋で荒川の右岸に渡ってから、しばらく登り続けた後、山腹の道を進んで大除沢に近付きます。
不動尊を祀るお堂の前から、大除沢沿いに下っていけば、不動滝は目の前です。
不動滝のある栃元地区の山林は、東京大学が所有する演習林一つ、秩父演習林の一部です
(大学院農学生命科学研究科・附属演習林)。
秩父演習林は、大正5年(1916)に東京大学農学部が、
森林生態系の教育研究活動のため購入。栃元地区や大血川地区を含め、その広さは約6000ヘクタール。
伐採を免れた貴重な広葉樹の原生林が広く残されており、不動滝のトチノキもその一本なのです。
大トチは、不動滝の正面、谷側に切れ落ちた急斜面の岩盤に上に立っています。
太く張り出した根で巨体を支えており、このような険しい立地で、
これほどの巨木に生き永らえた、不屈のその姿には、大いに感嘆。
上部の幹の分かれ目に空洞(大枝の欠損跡か?)がありますが、樹勢は良好な様子。
谷側に大きく傾き枝を伸ばした姿のため、斜面の下から見上げると、
滝とその上に伸びるアーチのように重なり、相乗して素晴らしい眺めとなります。
山梨県での巨木巡りの次いでに訪れたのですが(雁坂トンネルの近くにあるため)、
予想を遥かに上回る、滝と大トチとのツーショットには、すっかり参ってしまいました。
大トチの立ち位置まで、激しい水流の不動滝の飛沫は絶え間なく飛んできます。
滝と大トチの姿に大満足し、帰路に着く頃には、全身が濡れていました。
機会があれば、秋にも再来したいと思っています。
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