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亀城のシイ
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 亀城のシイ [1] |
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樹種 | スダジイ(すだ椎) | |||
幹周 | 7.0m [1][2] | |||
樹高 | 16.0m [1][2] | |||
推定樹齢 | 500年 [1] | |||
特徴 | 根本付近から東西に双幹 | |||
保護指定 | 茨城県指定天然記念物 | |||
所在地 | 茨城県土浦市中央1丁目 | |||
所在施設 | 亀城公園 | |||
撮影日・状態 | 2020.12.05 : 樹冠は広大で樹勢は良い様子、横に伸びた大枝が複数の支柱で補助されている | |||
アクセス | ||||
車 | 常磐道・桜土浦ICから約6km(土浦北ICからは約5km) | |||
電車 | JR土浦駅から1kmと少し | |||
参考情報 | ■現地解説板 [1] 亀城のシイ :内容は上記の写真09を参照のこと ■外部ウェブサイト [2] 巨樹巨木林データベース:当巨木の登録あり(2000年度の調査記録) [3] 土浦市ホームページ :亀城公園と土浦市立博物館の情報あり ■少遠景の記録 [4] 空禅寺のイタジイ :土浦市、亀城のシイに並ぶスダジイ巨木 |
巨木と雑記.亀城公園
県内有数のスダジイ巨木だけでなく、併せて城跡と博物館も巡れる素晴らしいところ。 そこが土浦市の歴史のシンボルである亀城公園です。 室町時代の永享年間(1429~1441)の築城とされる土浦城。 平城で幾重もの濠で囲まれた姿が、水に浮かぶ亀のように見えたことから、亀城とも呼ばれました。 現存する主な城郭である、本丸と二ノ丸跡が県指定史跡に指定。 本丸跡には江戸時代の建築である櫓門(表門)と霞門があり、復元された東櫓と西櫓もあります。 [3] 亀城公園の西側入口に建つのが土浦市立博物館。 亀城に関するものを含めて、土浦市の歴史と文化を紹介する資料や文化財が豊富に展示。 古代の出土品、刀剣などの武具、茶道具、絵画、古文書、等々。 併せて見学してみてください。 以下、亀城公園の様子です。 なお、博物館内には撮影禁止の展示物が多数。 ここで紹介する館内の写真は、亀城の古地図とジオラマのみとします。 [3]
巨木と雑記.亀城の御神木
市立博物館の展示資料のうち、ひとつの古い絵図を凝視しました。 上記の写真06~08、城下周辺を含めて亀城の曲輪を描いたもの(撮影禁止の展示物ではない)。 制作年代は不明ですが、江戸中期~後期のものではないかと。 この絵図には「神木」のしるしがあった。本丸にある西櫓の隣に。 かつて亀城には御神木があったのだ。 現在、西櫓の隣に御神木らしき巨木の姿はない。失われてしまったのでしょう。 今も残っているのは、明治期に建てられた土屋神社。 そして苔むした石段と石灯篭だけ。 現在の御神木的な存在は、城内で最大の巨木、二ノ丸の馬場跡にある大シイです。
巨木と雑記.亀城の大シイ
亀城のシイの特徴は、直径20m以上の大きな樹冠と、 根本付近から東西方向に分かれた双幹の樹形。 東側は3本、西側は2本の大枝から横に大きく伸び広がっています。 根本より太く立ち昇ってゆく様は壮観。 見事な枝ぶりの5本の大枝、まるで巨人の掌のような迫力もあります。 この大シイには約20年ぶりの再訪です。 私にとって土浦市といえば、花火大会の思い出。 一度だけ家族で土浦全国花火競技大会 [3] の観覧に訪れたことがありました。 そのときは日中に街地を散策し、亀城公園にも立寄った。 花火以外の光景は殆ど忘れても、微かに大シイの姿は覚えていた。 再会してみて、記憶から想像した姿よりも、ずっと優れた巨木であったことに気付く。 土浦は素晴らしい花火と城と、そして巨木もある街です。
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