巨木TOP / 茨城 / 波崎の大タブ
波崎の大タブ
巨木の写真
巨木の詳細情報
巨木の名前 | 波崎の大タブ [1] |
|
||
---|---|---|---|---|
樹種 | タブノキ(椨) | |||
幹周 | 8.1m [1][3], 8.4m[2] | |||
樹高 | 15m [1][2][3] | |||
推定樹齢 | 1000年余年 [1] | |||
特徴 | コブある太い根本、真横に伸びた樹冠 | |||
保護指定 | 茨城県指定天然記念物、新日本名木100選 | |||
所在地 | 茨城県神栖市波崎 | |||
所在施設 | 神善寺 | |||
撮影日・状態 | 2018.01.30 : 9年前と大きな変化なし、南側にも大きな根元が隠れていることを知った 2009.02.28 : 樹勢は良い様子だが枝先に葉が少ない感じ、春から夏はもっと葉の密度があるか | |||
アクセス | ||||
車 | 潮来IC(東関東自動車道)から約30km | |||
電車 | 銚子駅(銚子電鉄鉄道・JR成田線・JR総武本線)から約5.6km | |||
バス | 舎利寺バス停から約1.2km 関東鉄道バスの路線、銚子駅前から鹿島神宮行き(海岸線)に乗車 | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 解説板・波崎の大タブ :2018年1月の写真10、大タブの大きさや由緒など記載 ■公式ウェブサイト [2] 巨樹巨木林データベース:2018年8月の調査記録(神栖市教育委員会) [3] 神栖市ホームページ :神善寺と大タブの情報あり [4] 神栖市観光協会 :神善寺と大タブの情報あり ■少遠景の記録 [5] 巨木・府馬の大クス :利根川を挟んだ千葉県の隣町、香取市にあるタブノキの巨木 |
巨木と雑記
茨城県の最南端にして最東端にある地域、太平洋と利根川河口に挟まれた神栖市の波崎地区にある大タブ。 近場の観光名所、千葉の銚子港や犬吠埼に訪れる際、併せて訪れるのをお勧めしたい巨木。 新日本名木100選にも選ばれている国内最大級のタブノキで、樹形と周囲の景観にとても特徴があります。 大タブの立つ益田山神善寺は、 天喜4年(1056)に高野山で修行した貞祐上人により開山されたという古刹。 現在も真言宗派のお寺(智山派)です。 本尊の大日如来像、釈迦涅槃像が県の文化財、 地蔵菩薩像や釈迦堂などが市の文化財に指定されています。[3][4] 大タブの根元を向いて囲む地蔵群は、地元の人々が寄進してきたものであるそうです。 大タブには別名「火伏せの樹」と呼ばれるに至った伝承があります。 江戸時代のこの地で野火が発生したとき、大タブが盾となり延焼を止めたという伝承 [1][3][4]。 火伏せの神通力がある御神木は、強い生命力を感じさせる立派な巨体。 大きく膨らんだお腹のような幹から、子宝の信仰もあったように感じる。 人々から親愛を向けられてきた御神木です。 大タブに対して初見では、巨大な軟体動物のような奇異の立姿に興奮するばかり。 見慣れてくると、横に大きく伸びた柔らかな枝で出迎えてくれて、 温かな気質を発して包容力のある素晴らしい大タブとして映ってくる。 何やら母性のようなものも感じられ、コブのあるお腹に抱きつきたくなりました。
茨城県TOP | △TOP | 前へ戻る |