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    環の大樟

    巨木の写真

    撮影日:2016.07.02 【01】環の大樟(2016):千葉県で最大のクスノキ!! 山門のある北側 環の大樟01
    【02】南側① 環の大樟02
    【03】南側② 環の大樟03
    【04】南側③ 環の大樟04
    【05】北側② 環の大樟05
    【06】北側③ 環の大樟06
    【07】北側④ 環の大樟07
    【08】北側④ 環の大樟08
    【09】北側⑤ 環の大樟09
    【10】石段と山門 環の大樟06
    【11】北側⑥ 環の大樟07
    【12】興源寺 環の大樟08
    【13】板碑 環の大樟13

    巨木の詳細

    巨木の名前 環の大樟 幹周/樹高 12.5m / 15m
    樹種 クスノキ(楠) 保護指定 千葉県指定天然記念物
    推定樹齢 2000年(伝承) 所在地 千葉県富津市東大和田
    撮影日/天候 2016.07.02 / 晴 / 強風の時は駐車場に小枝が落ちてくるかもしれない
    アクセス
    ■館山自動車道・富津中央:距離約9km、国道127、465経由
    電車 ■上総湊駅(内房線):約5.9km.駅前から路線バスを利用できる
    ■路線バス     :天羽田東バスの戸面腹ダム線に乗車、バス停・環駅で下車
    備考 国道465号線から興源寺へ分岐する道は細く、車1台分ほどの道幅。対向車の有無に注意。
    近辺の観光 たび旅・富津(富津市観光協会) /  鋸山ロープウェー /  マザー牧場
    近辺の巨木 (探索中)

    巨木の地図

    巨木と雑記

    千葉県で最大のクスノキ、環の大クスは、富津市の興源寺にあります。 房総丘陵から西、浦賀水道(東京湾の南部)へ注ぐ湊川、その中流にある河岸段丘の地域。 大クスは、興源寺の山門へ続く、長い石段の前に立っています。

    環の大クスの幹周は12m以上。目を見張る堂々たる巨躯ではありますが、 中心部分が大きな空洞となっています。 主幹は既に失われ、その根株の両側から伸びたヒコバエが巨大に生長し、 現在の姿になったと考えらえているようです。 空洞の開口部は北側。他は分厚く逞しい樹皮に覆われています。 東西に伸びた大枝も逞しく、上層部の枝葉も良く茂り、樹勢は良い様子。 苦難を乗り越え、県内最大のクスノキにまで再生した、奇跡の巨木です。

    興源寺の開基は、室町時代初期の応永年間(1394~1428)と伝えられます。 大クスの空洞の中には、正長元年~2年(1428~1429)に造られた板碑が見つかり、 その板碑は現在、境内の本堂前に移されています(写真13参照)。 当時から大クスには空洞があったのか。 それとも大クスが巨大に生長し、板碑が幹に取り込まれたのか。 それは定かではありません。 現在は大クスの空洞の前には、供養の板碑の代わりか、石仏が祀られています。