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環の大樟
巨木の写真
巨木の詳細
巨木の名前 | 環の大樟 | 幹周/樹高 | 12.5m / 15m | |
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樹種 | クスノキ(楠) | 保護指定 | 千葉県指定天然記念物 | |
推定樹齢 | 2000年(伝承) | 所在地 | 千葉県富津市東大和田 | |
撮影日/天候 | 2016.07.02 / 晴 / 強風の時は駐車場に小枝が落ちてくるかもしれない | |||
アクセス | ||||
車 | ■館山自動車道・富津中央:距離約9km、国道127、465経由 | |||
電車 |
■上総湊駅(内房線):約5.9km.駅前から路線バスを利用できる ■路線バス :天羽田東バスの戸面腹ダム線に乗車、バス停・環駅で下車 |
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備考 | 国道465号線から興源寺へ分岐する道は細く、車1台分ほどの道幅。対向車の有無に注意。 | |||
近辺の観光 | たび旅・富津(富津市観光協会) / 鋸山ロープウェー / マザー牧場 | |||
近辺の巨木 | (探索中) |
巨木の地図
巨木と雑記
千葉県で最大のクスノキ、環の大クスは、富津市の興源寺にあります。
房総丘陵から西、浦賀水道(東京湾の南部)へ注ぐ湊川、その中流にある河岸段丘の地域。
大クスは、興源寺の山門へ続く、長い石段の前に立っています。
環の大クスの幹周は12m以上。目を見張る堂々たる巨躯ではありますが、
中心部分が大きな空洞となっています。
主幹は既に失われ、その根株の両側から伸びたヒコバエが巨大に生長し、
現在の姿になったと考えらえているようです。
空洞の開口部は北側。他は分厚く逞しい樹皮に覆われています。
東西に伸びた大枝も逞しく、上層部の枝葉も良く茂り、樹勢は良い様子。
苦難を乗り越え、県内最大のクスノキにまで再生した、奇跡の巨木です。
興源寺の開基は、室町時代初期の応永年間(1394~1428)と伝えられます。
大クスの空洞の中には、正長元年~2年(1428~1429)に造られた板碑が見つかり、
その板碑は現在、境内の本堂前に移されています(写真13参照)。
当時から大クスには空洞があったのか。
それとも大クスが巨大に生長し、板碑が幹に取り込まれたのか。
それは定かではありません。
現在は大クスの空洞の前には、供養の板碑の代わりか、石仏が祀られています。
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