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千葉寺の公孫樹
巨木の写真
千葉寺と巨木の基本情報
巨木の名前 | 千葉寺の公孫樹 [1] |
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樹種 | イチョウ(公孫樹) | |||
幹周 | 8.0m [1][2] | |||
樹高 | 30.0m [1], 25.0m [2] | |||
推定樹齢 | 1300年 [1] | |||
特徴 | 隆起した根本と複数の大きな横枝 | |||
保護指定 | 千葉県指定天然記念物 | |||
所在地 | 千葉県千葉市中央区千葉寺町 | |||
所在施設 | 千葉寺 | |||
撮影日・状態 | 2018.11.21 : 葉付のよい盛大な樹冠が示す通り樹勢は良い.11月中旬では葉はまだ青い. 2010.01.16 : 古木らしい貫禄際立つ姿.主幹上部は折損.地表に出た根本の先は傷ついている. | |||
アクセス | ||||
車 | 京葉道路・松ヶ丘ICから約2km | |||
電車 | 京成千葉線・千葉寺駅から1km以内 | |||
参考情報 | ■現地解説板 [1] 千葉寺ノ公孫樹 :内容は上記の2018年11月21日の「写真09」を参照 [2] 千葉寺 :内容は上記の2018年11月21日の「写真11」を参照 ■公式ウェブサイト [3] 巨樹巨木林データベース:2000年度の調査記録(公園緑地部緑政課保全係) [4] まるごとe!ちば :千葉県公式観光物産サイト、千葉寺の紹介あり |
巨木と雑記.千葉寺
千葉県の県庁所在地である千葉市。 その中心地である中央区に、県内最大級の大イチョウを有する千葉寺はあります。 千葉寺は市内で最古の寺院とされる、坂東三十三観音霊場の第29番札所。 和銅2年(709)に行基菩薩が自作の十一面観音をもって開山したとの伝承。 境内の発掘調査により、奈良時代末期に四間四方の瓦葺きの金堂が在ったことが確認されています。 千葉氏の拠点である千葉城(亥鼻城)に近く、 中世には千葉氏累代の祈願所としても栄えたそうです。 現在の本堂は昭和51年(1976年)の再建。 仁王門と鐘楼は文政11年(1828)に建立の古建築。[2][4]
巨木と雑記.大イチョウ
千葉寺を開山した行基菩薩の手植えと伝わる大イチョウ [1]。 その古木らしい貫禄のある巨体は、迫力と個性にも富むものでした。 広範囲に隆起した無数の大蛇のような根本。 四方に張り出した大枝とその付け根にある無数の気根。 これはまるで…盛大に蝋燭が溶け出している巨大かつ奇怪な燭台。 本堂の建つ北側から望む立姿には、特に誇らし気に屹立しているようなものを感じました。 2018年11月21日に再訪。 黄葉を期待してのことでしたが、残念ながら巨大な樹冠は、まだ青々と茂っていました。 前日に訪れていた養老渓谷の紅葉も、まだ見頃ではありませんでした。 千葉の紅葉は関東地方の中でもゆっくり進むようです。 前回の訪れ、葉落した厳冬期とは異なる活力に満ちた立姿。 気に入ったイチョウの巨木には、新緑・黄葉・落葉の3度の季節に訪れたいものです。
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