巨木TOP / 静岡 / シラヌタの大杉
シラヌタの大杉
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | シラヌタの大杉 [1][2][4][5] |
|
||
---|---|---|---|---|
樹種 | スギ(杉) | |||
幹周 | 8.16m [1][5], 9m [2], 12m[4] | |||
樹高 | 45m [1][2][4][5] | |||
推定樹齢 | 1000年 [1][2][5] | |||
特徴 | 湾曲した下枝と若木との連理 | |||
保護指定 | 東伊豆町指定天然記念物 | |||
所在地 | 静岡県賀茂郡東伊豆町片瀬 | |||
所在施設 | 奈良本国有林・植物群落保護林 | |||
撮影日・状態 | 2019.02.13 : 枯れた下枝が多いが主幹に目立つ損傷なく上層の樹冠は茂るので樹勢は良いか | |||
アクセス | ||||
車 | 国道135号線・白田交差点から約10km、天城ハイランドの別荘地を抜け林道を北上 | |||
電車 | 伊豆急行・片瀬白田駅から約10.5km、タクシー運転手が断りそうな山中 | |||
参考情報 | ■現地案内板 [1] 森の巨人たち100選 :大杉の立ち位置から西側に離れた場所にあり [2] 不知沼案内図 :林道からシラヌタの池へ続く山道入口に設置 [3] シラヌタの池 :不知沼の池の西湖畔に設置 ■公式ウェブサイト [4] 巨樹巨木林データベース:平成12年(2000年4月18日)の調査記録、幹周12mは根本付近の計測値? [5] 東伊豆町ホームページ :シラヌタの大杉までの道案内の情報あり ■少遠景の記録 [6] オバケ杉 :通行止ゲートから林道歩きで往復1時間、細い下枝が大量のスギ [7] 天城の太郎杉 :伊豆市湯ケ島、滑沢渓谷に立つ伊豆半島で最大級のスギ、立姿が端正 |
巨木と雑記.シラヌタ大杉の感想とアクセス
伊豆半島でいつか必ず訪れたいと考えていたスギの巨木が、 天城の太郎杉 [7] とシラヌタの大杉でした。 約2年前に訪れた太郎杉は秀麗な立姿のスギ。枝打ちされた植林のスギがそのまま巨大になったような。 太く背の高い直幹、円錐形に整った大きな樹冠。 そして気品もある姿には、女性的な美しさも感じられたものです。天城の女王杉。 シラヌタの大杉の立姿は、天城の太郎杉と比べると荒ぶるもの。 目を引く湾曲した複数の太い下枝。過去には地面まで垂れたものもあったか。 根本から立ち昇る側幹もあり、一部は主幹と連理。 日本海側の多雪地に適応した伏条性の強いスギ、アシウスギの系統なのか。 そして全体的な雰囲気がカヤ(榧)の古木に近いものを感じます。 貫禄ある幹の深い縦皴、少し先細りする主幹上部、枝の柔らかな曲線。 これらがそう感じさせるのか。 いずれにしても、得も言われぬ威厳を放つこの老巨樹の姿には惚れ惚れ。 天城の爺杉、いや天城の大王杉と呼ぶべきか。 以下、アクセスの写真です。
巨木と雑記.不知沼の池
この山域はシラヌタ大杉に訪れただけで帰ってしまうのは勿体ないところ。 他にも見るべき巨木や自然景観、オバケ杉 [6] とシラヌタの池があります。 林道の山道入口から約40分ほどで、静謐かつ神秘的な景観の池まで往復できました。 ハイシーズンは新緑が美しくモリアオガエルの産卵期とも重なる5月でしょう。 湖畔にはモミ、スギ、トチノキなどの大木が群生しているのも見所。お勧めです。 なお、この山域は標高800メートル以下の降雨量の多い低山。 夏期は藪っぽくなりそうなのでお勧めしません。
静岡県TOP | △TOP | 前へ戻る |