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久遠の松
巨木の写真
巨木の基本情報
巨木の名前 | 久遠の松 [1] |
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樹種 | クロマツ(黒松) | |||
幹周 | 5.2m [1], 5.0m [2] | |||
樹高 | 27.0m [1], 25.0m [2] | |||
推定樹齢 | 750年 [1] | |||
特徴 | やや北側に向いた主幹と広い樹冠 | |||
保護指定 | 静岡県指定天然記念物 | |||
所在地 | 静岡県藤枝市藤枝4丁目 | |||
所在施設 | 円妙山大慶寺 | |||
撮影日・状態 | 2019.03.08 : 樹勢は良い様子、巨大な盆栽を思わせる樹形の老松 | |||
アクセス | ||||
車 | 新東名・藤枝岡部ICから約6km(東名高速・焼津ICから約6km) | |||
電車 | 東海道本線・藤枝駅から約3km | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 円妙山大慶寺の由来 :内容は上記の写真13を参照 ■外部ウェブサイト [2] 巨樹巨木林データベース:久遠の松の登録あり(2000年度の調査記録) [3] 大慶寺ホームページ :コメント [4] 日本遺産公式サイト :静岡市と藤枝市の日本遺産について ■少遠景の記録 [5] 月見里神社のクス :藤枝市内、すぐ近くの月見里神社の大クス |
巨木と雑記.円妙山大慶寺
静岡県内でも特に美しい老松を有する大慶寺。 久遠の松に纏わるお寺の由緒などについて [1][3]。 創建から700年以上の歴史を持つ日蓮宗の古刹。 建長5年(1253)、日蓮聖人は比叡山に修学へ向かう途中、当地に滞在。 その際、街道で茶店を営む夫婦に説法教化。 夫婦に道円、妙円の法号を与え、記念にお手植えされたのが久遠の松と伝えられます。 この夫婦により大慶寺が開基。墓が久遠の松の樹下にある宝塔で、 立正大学の鑑定により鎌倉時代の墓であることが確認されたそうです。 大慶寺はその後、天文5年(1536)に大円院日遵により中興。 江戸時代には田中藩の藩庁の置かれた田中城主の祈願寺としても興隆。 このため「さむらい寺」とも呼ばれたそう。 境内には藩主や家老などの墓が残されています。
巨木と雑記.久遠の松
静岡での巨木巡り、スギやクスノキの巨木を見慣れてきた胸中に一陣の涼風。 久遠の松は盆栽の老松を巨大にしたような格調高い姿。 横に大きく張り出した見事な枝ぶり、美しい枝先。 力強い根本と、艶のある傾いだ幹。 実に風雅な佇まいの大マツでした。 最近になって久遠の松に新たな箔がつきました。 日本遺産の構成文化財にもなったのです。 タイトルは 「日本初の旅ブームを起こした弥次さん喜多さん駿州の旅 ~滑稽本と浮世絵が描く東海道旅のガイドブック(道中記)」。 東海道中膝栗毛や東海道五十三次に倣って、 街道沿いに残る静岡市と藤枝市の文化財を巡ってみよう、というストーリーです。 詳しくは日本遺産の公式サイト [4] を見てください。
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