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  • 巨木TOP / 茨城 / 西金砂のサワラとイチョウ

    西金砂のサワラとイチョウ

    巨木の写真

    西金砂のサワラ(2017.11.17) 【01】西金砂神社の門前に立つ県内最大のサワラ.隣の相棒は大イチョウ. 西金砂のサワラ01
    【02】南東側・全景 西金砂のサワラ02
    【03】南東側 西金砂のサワラ03
    【04】南西側 西金砂のサワラ04
    【05】南西側 西金砂のサワラ05
    【06】解説板 西金砂のサワラ06
    【07】南東側 西金砂のサワラ07
    【08】南東側 西金砂のサワラ08
    【09】東側 西金砂のサワラ09
    【10】東側 西金砂のサワラ10
    【11】北側 西金砂のサワラ11
    【12】西側 西金砂のサワラ12
    【13】他のイチョウ 西金砂のサワラ13
    西金砂のイチョウ(2017.11.17) 【01】鳥居と大イチョウ.11月中旬の当日は見事な黄葉盛り. 西金砂のイチョウ01
    【02】南東側 西金砂のイチョウ02
    【03】東側 西金砂のイチョウ03
    【04】解説板 西金砂のイチョウ04
    【05】北側 西金砂のイチョウ05
    【06】北側 西金砂のイチョウ06
    【07】北西側 西金砂のイチョウ07
    【08】北西側 西金砂のイチョウ08
    【09】西側 西金砂のイチョウ09
    【10】西側 西金砂のイチョウ10
    【11】西側 西金砂のイチョウ11
    【12】西側 西金砂のイチョウ12
    【13】南西側 西金砂のイチョウ13

    巨木の詳細情報

    巨木の名前 西金砂のサワラ・イチョウ [1] [2]
    樹種 サワラ(椹)、イチョウ(公孫樹)
    幹周 サワラ 9.5m [1]、イチョウ 10.5m [2]
    樹高 サワラ 30m [1]、イチョウ 30m [2]
    推定樹齢 サワラ 740年 [1]、イチョウ 740年 [2]
    特徴 南北に並ぶ2本の巨樹
    保護指定 茨城県指定天然記念物(2本とも)
    所在地 茨城県常陸太田市上宮河内町
    所在施設 西金砂神社
    撮影日・状態 2017.11.23 : 2本とも高い背と広い樹幹.イチョウは西側に大きな損傷跡があるが樹勢は悪くない.
    アクセス
    ■那珂IC(常磐道)   :約29km(日立南太田ICと移動時間に大差なし)
    電車 ■山方駅(JR水郡線)  :タクシー利用で約25分ほど(10.5km)
    バス ■上宮高橋(上宮田代線):常陸太田駅から乗車、バス停から神社まで約5km
    参考情報 ■現地解説板
    [1]西金砂のサワラ    :幹周、樹高、樹齢など掲示
    [2]西金砂のイチョウ   :幹周、樹高、樹齢など掲示
    [3]西金砂の由緒(石碑) :鳥居の右隣に設置されているもの
    [4]西金砂の由緒(合板) :大イチョウの側に設定されているもの
    [5]金砂城址       :境内地の道路を挟む南側の台地
    ■Web
    [6]巨樹巨木林データベース:2010年の記録の幹周は、サワラ6.5m、イチョウ8.2m
    [7]常陸太田市(公式)  :西金砂神社と祭礼についての紹介あり
    [8]常陸太田市観光物産協会:西金砂神社の紹介あり
    [9]竜神峡と大吊橋    :私が紹介する竜神峡の観光情報(travel.jp)

    巨木と雑記1.神社と巨木とハイキング

     茨城県の北部地域で特に訪れたかった場所のひとつが西金砂(にしかなさ)神社でした。 山岳信仰の霊場らしい大木に包まれた清浄なる境内と荘厳な社殿。 西金砂山の山頂は岩盤の露頭部で素晴らしい展望地。 門前には見事なサワラとイチョウの巨木。この地に行かねば。 11月中旬、近辺の紅葉の名所でもある渓谷の景勝地、竜神峡[9]と併せて訪れました。 神社と巨木とハイキング。

    巨木と雑記2.西金砂のサワラとイチョウ

     西金砂神社の門前、二之鳥居の前に南北に並び立つサワラとイチョウ。 この巨木の組み合わせは、全国的にも珍しいのではないでしょうか。 南側に立つサワラは巨樹DB[6]では茨城県で最大。 実際の幹周は解説板の数値よりも、巨樹DBの数値(6.5m)に近く感じました。 根元には空洞か根上がりのようなものがある様子ですが樹勢は良さそう。 下枝の密度も高いため、真下から見上げても上層部は見えません。 背が高く円錐形に整った樹冠、気持ちの良い立姿の大サワラです。

     サワラの北側に立つイチョウ。 樹形は1本の主幹から地上5m付近で箒状に伸び広がったもので、堂々たる立姿。 実際の幹周は解説板の数値よりも、巨樹DBの数値(8.2m)に近く感じました。 主幹の北側には、中腹から根本まで縦に大きな損傷跡。 この部位が健全に出張っていた頃があるのなら、解説板通りの幹周だったのかも。 この損傷がありつつも、樹冠は密度が高く大きいので樹勢は良い様子。 特に感じ入ったのは西側から見上げた姿。 放射状に伸び上がる大枝の造形が美しく、陽光を湛える光の大樹が際立つ観。 とても良い時期に訪れることができました。

    巨木と雑記3.西金砂神社について

     由緒について現地解説板[3][4]より。 大同元年(806)、宝珠上人が天皇の勅願を奉じ、 比叡山を模した天台宗の霊場として日吉権現を勧請して創建。 中世は常陸太田を拠点とした佐竹氏の崇敬篤く、常陸七郡の総社として隆盛。 江戸時代には朱印地を受領。 元禄13年には水戸藩主の水戸義公により祭器が奉納。 なお、東に直線距離で約3kmの位置には、東金砂山に鎮座する東金砂神社があります。 由緒を同じくするという神社が東西に二つあるのは、 勧請した日吉権現が西本宮と東本宮に分かれていることに倣ったのかもしれません。

     神社の本殿が建つ場所は西金砂山の頂上(標高約418m)。 山岳信仰の磐座とも見える岩盤の露頭部で、西側は100m近い落差の断崖。 展望は素晴らしく、久慈川中流域の山間部を見渡せます。 現地解説板[3]には、 この山岳風景を詠んだ第9代水戸藩主の歌が刻まれていました。
    「望むれば 心の隅も 打ち晴るる さやかに匂う 遠の山の端」

     西金砂神社の祭礼について現地解説板[3][4][5]より。 72年周期に行う大祭礼と6年周期に行う小祭礼。 両祭礼とも平安初期から連綿と続くもの。 当社と各地の祭場を巡って田楽舞(国と県の無形文化財)を奉納し、天下泰平と五穀豊穣を祈願。 大祭礼は大規模で、長蛇の行列で約7日間かけて、日立市の水木浜まで往復。 次回の執行は、大祭礼が2075年3月、小祭礼が2021年3月。 人生に二度経験できないほどの歳月を隔てる大祭礼。その継承は大変です。 祭礼の形も長い時代の中で変化していったことでしょう。 その全てを知っているのは、西金砂山の神様と700年以上生きてきた2本の御神木だけ。

    西金砂神社本殿 西金砂山の山頂付近の磐座らしい岩盤に鎮座する本殿.拝殿の場所から尾根伝いに登っていく. 西側にある断崖からの眺望は水戸藩主が歌に詠んでいる.
    拝殿 西金砂神社01
    石段・本殿前 西金砂神社02
    本殿 西金砂神社03
    山頂の展望 西金砂神社04
    解説板 西金砂神社05
    解説板 西金砂神社06
    解説板 西金砂神社07
    解説板 西金砂神社08