巨木TOP / 静岡 / 白浜神社のビャクシン樹林
白浜神社のビャクシン樹林
巨木の写真
巨木の詳細情報
巨木の名前 | 白浜神社のビャクシン樹林 | 樹種 | ビャクシン(柏槙) | |
---|---|---|---|---|
幹周/樹高 | 5.8m / 15m(御神木) | 推定樹齢 | 1500年(伝承) | |
保護指定 | 静岡県指定天然記念物 | 所在地 | 静岡県下田市白浜2741 | |
撮影日/天候(状態) | 2017.02.18 / 晴 : 幹の半分は枯れているがビャクシンの古木らしい風格ある立姿 | |||
アクセス | ||||
車 | ■沼津IC(東名高速道路)・天城越えコース 距離:75km 経由:伊豆縦貫自動車道、国道136・414、県道14、国道135 ■小田原西IC(小田原厚木道路)・湾岸コース 距離:約90km 経由:国道135 | |||
電車 | ■下田駅(伊豆急行、JR踊り子) 経由:タクシーや路線バス(南伊豆東海バス)の利用可能 | |||
バス | ■白浜神社前(南伊豆東海バス) 経由:下田駅から板戸一色行に乗車する | |||
備考 | 神社の駐車場は参拝客には無料(1時間ほど)のようだが、7月~8月の海水浴の時期は有料。 | |||
近辺の観光 | 伊豆下田観光ガイド:下田市観光協会の公式の観光情報サイト. 伊豆白浜神社 :白浜神社(伊古奈比咩命神社)の公式サイト. 道の駅・下田みなと:主な施設は観光案内所・海産物メインの物産展・レストラン. 黒船遊覧船 :下田港をブラックな遊覧船でクルージング. 下田海中水族館 :海岸や海上に作られた水族館.イルカやアシカのショーもある. 下田ロープウェイ :下田港を見下ろせる展望地へGO! 了仙寺 :幕末にペリー提督との日米下田条約が締結された場所.境内に美術館や資料館が併設. 爪木崎公園 :灯台のある展望の岬.西側にある俵磯では柱状節理の岩が広がっている. 恵比寿島 :須崎半島の南端から橋で渡れる小島.南側に海食棚の千畳敷がある. 龍宮窟 :ジオサイトとして認定された直径約50m程の天窓が開く神秘的な洞窟 | |||
近辺の巨木 | (探索中・・・) |
巨木の地図
巨木と雑記
伊豆半島の南部に位置する下田市。
伊豆半島を縦断する天城越えの下田街道(国道414号)の終着地である港町です。
江戸時代から江戸・大阪間の海運の中継地として発展。
幕末の1854年には、アメリカのペリー提督の艦隊が入港し日米和親条約が締結。
さらに同年には、ロシアのプチャーチン提督の艦隊が入港し日露和親条約が締結。
日本の開国が幕開けとなった地としても下田は有名です。
下田港から北西に位置する美しい景観の白浜海岸。海水浴場として人気のスポットです。
この海岸の中央部を南北に遮る小さな丘陵には、伊豆で最古と云われる古社の白浜神社が鎮座。
境内に群生しているビャクシンの大木は県の天然記念物に指定されています。
白浜神社の由緒について少し。
神社の正式名称は主祭神の名を冠する伊古奈比咩命(いこなひめのみこと)神社。
この主祭神は、伊豆諸島(神津島・大島・三宅島・八丈島)を作ったという三嶋神の后神とされています。
三嶋神は本殿の相殿に合祀。
神社の境内地は、火達山と呼ばれる丘陵地で、奈良・平安時代のものと見られる際器具が複数発見。
創建年代はかなり古いものと見られ、また延喜式神名張にも名のある古代から格式の高い神社です。
境内に立つビャクシンの大木の中で最大のものが、手水舎の隣に立つ「薬師の柏槙」。
樹形は地上2m付近から南北に分かれた双幹のもの。
参道のある南側の幹は枯れている状態ですが、北側は上層部で葉を茂らせており健在。
御神木たるに相応しい風格のある立姿です。
参道沿いの社務所の手前には、「白龍の柏槙」と呼ばれる大木もあります。
このビャクシンは既に枯死していますが、内部に根を張った大きな藤のツルが絡み付いています。
新緑の時期になれば、藤に葉が茂り花が咲き、古木が蘇ったように見えることでしょう。
拝殿と本殿に参拝を済ませ、境内を見学した後は、白浜海岸の大明神岩への立ち寄りがお勧め。
ここは10月末に例祭も行われ、伊豆諸島の神々を遥拝する神社の霊場。
美しく神秘的な景観の岩場です。
静岡県TOP | △TOP | 前へ戻る |