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熊野神社の杜
巨木の写真
巨木の詳細情報
巨木の名前 | 大楠 [1][2] |
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樹種 | クスノキ(樹種) | |||
幹周 | 10.03m [4] | |||
樹高 | 36m [1][2], 26m [4] | |||
推定樹齢 | 300年以上 [4] | |||
特徴 | 中腹まで太い単幹 | |||
保護指定 | 伊豆の国市指定天然記念物 | |||
所在地 | 静岡県伊豆の国市三福 | |||
所在施設 | 熊野神社 | |||
撮影日・状態 | 2018.11.06 : 幹に目立つ損傷はなく樹勢は良い様子だが、樹冠上部の枝先の葉が薄くなっていた | |||
アクセス | ||||
車 | 東名高速・沼津ICから約21km(新東名・長泉沼津ICからもほぼ同距離) | |||
電車 | 駿豆線・田京駅から約1.5km | |||
参考情報 | ■現地資料 [1] 熊野神社の杜(森) :内容は上記写真02-10を参照 [2] 三福熊野神社・種蒔三番叟:内容は上記写真02-11と02-12を参照 [3] 仲道A遺跡 :内容は上記写真02-13を参照 ■公式ウェブサイト [4] 巨樹巨木林データベース :2000年度の調査記録 |
複数の巨木情報
名前は地図と一致。クスノキ (4) が御神木。本殿の左後方に立つクスノキ (5) の写真はありません。
名前(番号) | 幹周 | 樹高 | 樹齢 | 説明 |
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クスノキ (1) | 09.30m [4] | 17.0m [4] | 300年以上 [4] | 位置は参道左手前、2本の株立ち |
クスノキ (2) | 08.46m [4] | 26.0m [4] | 300年以上 [4] | 位置は参道右手前、御神木に次ぐ大きさ |
クスノキ (3) | 08.09m [4] | 27.0m [4] | 300年以上 [4] | 位置は参道右側の境内中央 |
クスノキ (4) | 10.03m [4] | 26.0m [4] | 300年以上 [4] | 位置は本殿背後、境内最大の御神木 |
クスノキ (5) | 04.06m [4] | 17.0m [4] | 100~199年 [4] | 位置は本殿左後方、写真なし |
巨木と雑記.熊野神社の由緒
伊豆半島の付け根に位置する伊豆の国市。 中伊豆地方でも最大級の巨木たちが集う鎮守の森が熊野神社です。 熊野神社のある場所は、三福遺跡 [3] とも呼ばれる大きな古代遺跡の一端。 旧石器時代後期の石器、縄文時代や平安時代の遺構が見つかっており、 古くから人々の暮らしがあった場所です。 熊野神社の由緒 [1][2] について。 嘉吉3年(1443)の棟札があることから室町時代には存在。 この地に居を構えていた脇田氏の四代三郎安郡のとき、 熊野権現が勧請されたと伝わります。 例祭の種蒔三番叟は市の無形文化財。 慶長年間(1606)に大久保岩見守長安が金山奉行として伊豆に赴任した際、 鉱山の繁盛と安全を祈願するため能を奉納させたのが始まりとされます。 元は能楽の翁、式三番とも呼ばれる演目から派生。 最初に若者が舞う千歳、次に翁の舞、 最後に黒面を付けた役の黒式尉が舞うので三番叟と呼ばれるように。 熊野神社の三番叟は農民による伝承の過程で、 五穀豊穣を祈る種蒔きや田植えなどの所作が加えられたそうです。
巨木と雑記.大クスたち
熊野神社の住宅地に挟まれた細長い境内。 鎮守の森というほど広くなく、木々の数も多くありません。 それでも、幹周8メートルを超える大クスが4本もある。 中伊豆で最大級の巨木たちが集う聖域です。 特に境内の入口付近から、参道沿いに並ぶ大クスたちの雄姿は壮観。 本殿の背後に立つ御神木の大クスは特に太く、幹周10メートルもの単幹の巨体は大迫力。 大クスたちが放つ圧倒的な存在感、鎮守の森としての威厳は健在です。 昔は一帯に広がっていたであろう、巨樹茂る森の情景を大クスたちを通して想像しました。
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