巨木TOP / 静岡 / 村山浅間神社の大スギ
村山浅間神社の大スギ&イチョウ
巨木の写真
巨木の詳細情報
巨木の名前 | 村山浅間神社の大スギ [1] |
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樹種 | スギ(杉) | |||
幹周 | 9.9m [1][4] | |||
樹高 | 47m [1][4] | |||
推定樹齢 | 1000年 [1] | |||
特徴 | 背の高い直幹と南側の下枝 | |||
保護指定 | 静岡県指定天然記念物 | |||
所在地 | 静岡県富士宮市村山 | |||
所在施設 | 村山浅間神社 | |||
撮影日・状態 | 2018.03.26 : 主幹中腹に空洞と一部の枝に枯損があるが全体的に樹勢は良い、金属の支柱が新調された | |||
アクセス | ||||
車 | 新東名高速・新富士ICから約10km(東名高速・富士ICからは約13km) | |||
電車 | JR身延線・富士宮駅から約8km | |||
バス | 富士宮駅から粟倉万野線に乗車、万野団地入口バス停から徒歩約4km | |||
参考情報 | ■現地解説板 [1] 村山浅間神社の大スギ :上記の大スギの写真13を参照 [2] 村山浅間神社のイチョウ:上記のイチョウの写真09を参照 [3] 保存樹林 :下記雑記の写真08を参照 ■公式ウェブサイト [4] 巨樹巨木林データベース:2000年度の調査記録(4本分) [5] 富士宮市ホームページ :村山浅間神社の詳細な紹介情報あり |
複数の巨木情報
名称 | 樹種 | 幹周 (m) | 樹高 (m) | 樹齢 (年) | 状態 | 天然記念物 |
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大スギ | スギ | 9.9 [1][4] | 47 [1][4] | 1000 [1] | 普通 | 県指定 |
イチョウ | イチョウ | 9.2 [2][4] | 16 [2][4] | 不明 | 衰退 | 県指定 |
スギA(仮) | スギ | 5.5 [4] | 40 [4] | 不明 | 良好 | - |
スギB(仮) | スギ | 7.6 [4] | 40 [4] | 不明 | 良好 | - |
巨木と雑記.村山浅間神社について
村山浅間神社は世界遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産。 富士山の修験道における中心地のひとつとして栄えた古社で、村山口登山道の拠点でした。 鎌倉時代、末代上人の修験道の流れを汲む行者たちにより成立。 戦国時代から江戸時代の近世まで、富士山興法寺を中心とした宿坊と村山の集落、そして登拝道と山頂の大日堂を管理。 明治期になると神仏分離と修験道の禁止令、 そして山宮浅間神社を経由する新道の開通により衰退。 現在の境内に見られる修験信仰の名残としては、 大日如来を祀る大日堂、水垢離場、護摩壇などがあります。[5] 富士山信仰の聖地である清浄なる境内は、数多くの巨木が林立する荘厳なもの。 見事な巨木は天然記念物の大スギと大イチョウだけではありません。 富士宮市の保存樹林でもある境内には、幹周3m以上の巨木が22本あるとか [3]。 特に境内の西端に立つ大スギは、天然記念物の大スギに劣らない迫力があるので、 是非注目してみてください。
巨木と雑記.大スギと大イチョウの感想
大スギ。 社殿や大日堂のある北側から眺める姿は、真直ぐで背の高い端正で美しいもの。 一方、太い下枝が発達している南側は、個性があり野性的で力強い。 樹齢1000年とされる老樹ながら、意気軒高な様子。 南側にある空洞の開口部は塞がってきている印象。 複数の枯れ枝があり、金属の支柱の補助があるが、樹冠の緑は濃い。 特に感じ入った姿が、南側と東側から見上げた上層部。 下枝と太い幹の迫力と、天を突く樹冠の神々しさを特に強く感じられました。 大イチョウ。 主幹を大きく失っているため、全体的に不格好な樹高は低く、 幹周9.2m [2][4] を実感させる大きさはない。 それでも、この大イチョウの個性際立つ立姿には強く惹かれました。 特に東側の側幹に発達した膨大な数の気根が織り成す造形が凄まじい。 中央に空間のある複雑怪奇で燃え上がるような樹形、ギザギザとした輪郭。 縄文時代の火焔型土器か? 古代祭器に似た神秘の姿の大イチョウ。
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