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登山記録 両神山04(朝陽+天理将尾根~表参道)
基本情報
(装備・その他は、余裕があれば持ちたいものです)登山記録 | 両神山04 朝陽+天理将尾根 | 日付 | 2013/01/04(日帰り) | |
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山/標高 | 天理岳/1175m 両神山/1723m | 天候 | 晴 | |
登山ルート | 日向大谷~楢尾沢峠~天理岳~前東岳~剣ヶ峰(両神山頂)~清滝小屋~日向大谷 | |||
登山道 | 藪や岩の尾根道.道迷いの危険あり.薄い積雪や凍結箇所あり. | |||
行動時間 | 約9時間 | 所在地 | 埼玉県秩父郡小鹿野町 | |
関連記録 |
両神山01(天理将尾根・5月) /
両神山02(表参道・3月) /
両神山03(赤岩尾根・11月) 両神山05(尾ノ内沢・10月) / 両神山07(赤岩尾根・10月) / 両神山08(表参道・1月) 両神山09(尾ノ内沢・5月) / 両神山10(赤岩尾根・10月) / 両神山11(表参道・2月) |
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装備 | 必携 | 基本装備+ / 水筒(HOT) / ヘッドライト(日の出前の入山のため) / アイゼン(この日は軽で可だった) / 防水の防寒着 | ||
その他 | 杖(主に下山時に) / ストーヴ(寒いから温かい行動食でも) | |||
アクセス | 登山口 | 日向大谷.バス亭の場所とその手前に駐車場が2個所ほど.両神山荘前の駐車場は有料 | ||
車 | 関越自動車道・花園IC:国道140、皆野寄居有料道路、県道44・43・37・279経由、距離43㎞ (皆野寄居有料道路を使わない場合の距離は、51km) | |||
電車 |
西武秩父駅からバス利用(2線乗り継ぎ) ■西武観光バス :西武秩父線 西武秩父駅~薬師の湯(約50分) ■小鹿野町営バス:日向大谷・三峰口線 薬師の湯~日向大谷(約35分) |
登山ルート・地図
(地図中の山道①・②・④を通ります.※地図中のトレースは書籍の地図を参考にした手書きです…)登山ルート・詳細
(時刻は到着時刻、移動と休憩・他は、次のポイントまでに要した時間)日付 | 主要ポイント | 時刻 | 移動 | 休憩・他 | 備考 |
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01/04 | 日向大谷 | 06:00 | 2時間10分 | 20分 | 痩せ尾根①で赤両神の撮影 |
天理岳 | 08:30 | 2時間45分 | 15分 | ||
前東岳の直下 | 11:30 | 35分 | 15分 | 展望がよい場所 | |
両神山頂 | 12:20 | 1時間45分 | 15分 | ||
日向大谷 | 14:20 | - | - | ||
行動時間合計 | 8時間20分 | 7時間15分 | 65分 |
積雪は無く、地面が少し凍っている程度.楢尾沢峠から先の尾根に出るまでは暗く(日出前)、 ヘッドライトの灯りを頼りに進む心細い道中.山荘から暫く先の倒木や、 峠手前の山腹の崩れやすい土の斜面で、足元に注意を払った.
地図上の痩せ尾根①で日の出、朝陽を浴びた両神山の撮影. この先から痩せ尾根が続くので、日没時や積雪の多いときは進むべきでない. 天理岳まで積雪なし. 冬期にこの尾根を通るのは初めてで、雪が多くなったら引き返すつもりで進んだ.
尾根を進み、右手(北側)に大ギギが近くなってくる頃には、霜のように薄い積雪が続くようになった. 急斜面や痩せ尾根では、滑らないように慎重に登った. 軽アイゼンが必要と思えるほどではなかったが、下る場合は装着しただろう.
前東岳から先、両神の山頂のある主稜は、全体に霜のような薄い積雪に覆われ、山道は所々凍結し、木々は樹氷で覆われていた. 鎖場や下り坂で、軽アイゼンがないと危険を感じる状態であった.
主稜の稜線から遠ざかれば積雪は無くなり、ほぼ地面が露出しているが、残雪が固く凍結した箇所も多かった. 特に主稜から両神神社の手前の区間は凍結箇所が多く(主稜が影になるからか)軽アイゼンは必着に思えた.
両神神社から先、山道に雪は無くなり、幸いに危険な凍結箇所も無く(鎖場も含めて)、 軽アイゼンなしで快適に下山できた. 尚、この時期の両神山では膝上以上に積雪することもあるので注意が必要だ. いつも雪が薄いわけではない….
登山の写真
(写真を選択すると大きな画像で閲覧できます)
地図上の痩せ尾根①の地点.この5分ほど前はもっと赤かった.次こそは!!
地図上の痩せ尾根①から30分ほど進んだあたり.もう普通の両神山に見える
テンションが上がったのでとりあえず天理岳まで来てみた.
ここから前東岳へ続く尾根を登って行く.この時点で積雪が心配になってきた…
北尾根の方面には二子山が見える.二子山にまだ登った事は無い
右手(北側)に大ギギ.しばらく登ってゆくと尾根道は薄い雪に覆われ始めた
前東岳の手前にある好展望の場所.登って来た天理将尾根が見通せる
奥に赤岩尾根.三脚で自分撮り.テンションはまだ上がったままだったらしい…
登山の雑記
2013年1月、山頂で日の出を拝みたくなりました。
しかも両神山の頂上で。しかし、何度も登っている山とはいえ、夜(深夜・早朝)の
両神山は危険だし怖いです。不注意により滑落して大けがしたり、天狗に化かされたり捕まったりする心配があります。
諦めかけたとき、山頂に至らずとも、山の日の出を楽しむ方法があることに気が付きました。
朝陽を浴びた両神山を拝めばよいのです。以前、北アルプスの涸沢で、穂高連山が朝陽で染まるモルゲンロート
(
長野県 奥穂高岳
)
を思い出したのです。あれは神々しかった。両神山の主稜の東面も切り立った面積の広い岩壁です。
きっと見ごたえがあるに違いありません。
両神山の主稜で、朝陽の当たる東面がよく見える場所といったら、天理将尾根です。
天理岳に至らずとも、楢尾沢峠からしばらく先の痩せ尾根は好展望です。
そこまでならアプローチは1時間弱、危険個所も大してない。
そして暗闇の滞在時間も少なく、恐怖も少ない…。
こうして、朝陽に染まる両神山を拝みに出掛けたのでした。
登山口の日向大谷Pには5時30分前に着きました。
しかし、楢尾沢峠までの暗闇、その先の尾根で日の出を独り待ち続けることを考えると、
少々怖くなってしまい、出発するのが遅くなってしまいました。情けない…。
そして、楢尾沢峠を通過した頃には太陽が昇り始め、息を切らして撮影ポイント(地図上の痩せ尾根①のあたり)
に着き、撮影開始の5分前が、決定的瞬間でした…。
朝陽を浴びた両神山は、最初に臙脂(えんじ)色に輝きだしました。これは予想以上に赤みがかっていたので
驚き、撮影準備の手が止まってしまいました。暗く鮮やかな光…。
次第に臙脂は薄く明るくなってオレンジ色に近くなった時点で、やっと撮影を開始できました…。
朝陽によって、瞬く間に表情、雰囲気が変わる両神山はとても幻想的で絵画のように見えました。
そしてひとつの生き物のような鳴動を感じました。
撮影の後、赤い両神山を見てテンションが上がってしまったので、当初の予定にない、
この先の天理岳と両神主稜に登って登山口(日向大谷)に戻りました。
いつか、天理将尾根からの朝陽に染まった赤両神の撮影に再挑戦したいです。
そして、赤岩尾根からの夕陽に染まった赤両神の撮影にも…?
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