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登山記録 両神山01(天理将尾根~表参道)
基本情報
(装備・その他は、余裕があれば持ちたいものです)登山記録 | 両神山01 天理将尾根 | 日付 | 2010/05/01(日帰り) | |
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山/標高 | 天理岳/1175m 両神山/1723m | 天候 | 晴 | |
登山ルート | 日向大谷~楢尾沢峠~天理岳~前東岳~剣ヶ峰(両神山頂)~清滝小屋~日向大谷 | |||
登山道 | 藪や岩の尾根道.道迷いの危険あり | |||
行動時間 | 約9時間 | 所在地 | 埼玉県秩父郡小鹿野町 | |
関連記録 |
両神山02(表参道・3月) /
両神山03(赤岩尾根・11月) /
両神山04(天理将尾根・1月) 両神山05(尾ノ内沢・10月) / 両神山07(赤岩尾根・10月) / 両神山08(表参道・1月) 両神山09(尾ノ内沢・5月) / 両神山10(赤岩尾根・10月) / 両神山11(表参道・2月) |
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装備 | 必携 | 基本装備+ / 十分な水(登山開始から5~6時間は水場が無い) | ||
その他 | 杖(主に下山時に) / GPSナビ機器類 | |||
アクセス | 登山口 | 日向大谷.バス亭の場所とその手前に駐車場が2個所ほど.両神山荘前の駐車場は有料 | ||
車 | 関越自動車道・花園IC:国道140、皆野寄居有料道路、県道44・43・37・279経由、距離43㎞ (皆野寄居有料道路を使わない場合の距離は、51km) | |||
電車 |
西武秩父駅からバス利用(2線乗り継ぎ) ■西武観光バス :西武秩父線 西武秩父駅~薬師の湯(約50分) ■小鹿野町営バス:日向大谷・三峰口線 薬師の湯~日向大谷(約35分) |
登山ルート・地図
(地図中の山道①・②・④を通ります.※地図中のトレースは書籍の地図を参考にした手書きです…)登山ルート・詳細
(時刻は到着時刻、移動と休憩・他は、次のポイントまでに要した時間)日付 | 主要ポイント | 時刻 | 移動 | 休憩・他 | 備考 |
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05/01 | 日向大谷 | 06:50 | 2時間35分 | 15分 | 途中で楢尾沢峠を通過 |
天理岳 | 09:30 | 3時間5分 | 15分 | 北尾根に迷い込み戻る(30分ほどロス) | |
前東岳の直下 | 12:45 | 55分 | 30分 | 展望がよい場所.両神山頂で大休止 | |
両神神社 | 14:10 | 1時間35分 | 5分 | ||
日向大谷 | 15:50 | - | - | ||
行動時間合計 | 9時間 | 7時間55分 | 65分 |
山荘を過ぎて植林の尾根に入ってしばらくすると、斜面が崩れて倒木が道を塞いでいる場所がある。尾根側から巻いて回避した。 その後、道は東へ曲がり、楢尾沢峠まで山腹を進む。一部に踏み跡が薄く、崩れやすい土の斜面がある。
地図上で痩せ尾根①②の箇所が特に危険だろうか。 1つ目は、植林の尾根を登りつめた先にある岩尾根だが、足場は安定しているので直登した。 2つ目は、岩がナイフリッジ状で狭く、南側が切れ落ちている。北側から巻いて尾根に戻った。
天理岳までほぼ西に、両神山の主稜を正面に見ながら進む。痩せ尾根は殆ど直登で進んだ。 天理岳の南面に鎖が設置されている。前東岳には西尾根に下ってからやがて登りつめていく。 祠のある北尾根の先は、尾ノ内沢に伸びているので誤って進まない。
西尾根に下りてから5回は小峰の登降があったと思う。 序盤でチムニー状の岩場が一か所ある。 岩稜の他に柔らかい土の斜面が多く足を疲れさせる。 終盤で右手に大ギギが見える両側の切れ落ちた痩せ尾根を過ぎれば、 展望が開けた場所に着き、前東岳は近い。
登山の写真
(写真を選択すると大きな画像で閲覧できます)
地図上の痩せ尾根①からは、両神山の主稜がよく見える
場所はどの付近だったか失念.両神山頂付近はまだ咲いていなかった
二子山が見える.1083の三角点のあるピークの手前から
地図上の痩せ尾根②の先.右ピークが1083、その左が天理岳
やっと天理岳の山頂.ことあと北尾根に進んでしまった…
楢尾沢峠から天理岳への尾根、秩父市街と武甲山が見える
両神山頂で休憩してから急ぎ下山した。
ここの狛犬は性別がある。東側(写真左)がオスで、西側(写真右)がメス
登山の雑記
5月、新緑の両神山へ登りたくなりました。いつもとは違った登山ルートを検討していると、
表参道の日向大谷から出発して楢尾沢峠まで来た後で、両神主稜の前東岳まで続く尾根を縦走する天理将尾根のルートが見つかりました。
そして帰りは山頂(剣ヶ峰)から表参道で下るルートで、天理将尾根を登ってきました。
両神の初めての藪深い尾根道で、道迷いの洗礼を受けました。
天理将尾根は、徐々に前東岳まで高度を上げていくのではなく、
尾根上の小峰の登降を繰り返すので疲れました(特に天理岳を過ぎてから小峰は5つほどあったか)。
痩せ尾根や岩稜以外に、柔らかく崩れやすい土の斜面が多いのも疲れる要因のひとつでした。
それに踏み跡が薄く道が不明瞭で、藪で先があまり見通せない場所も多いので、なるべく尾根の真上から進路が外れないように注意しました。
危険を感じる岩場は少なく(地図上の痩せ尾根②のナイフリッジ状の岩は北面から巻いて回避した)感じました。
天理将尾根の良い所は、表参道や八丁尾根よりも深山の雰囲気を感じられ、両神主稜の東面を間近に眺められることです。
これは他の登山ルートでは見られない景色です。関東平野から遠望していた両神主稜を間近に見られたことに興奮したものです。
天理岳を過ぎると、小峰や尾根に隠れて両神主稜は見えなくなり、藪は更に深くなりますので、
両神主稜東面の展望や天理岳の登頂を目的として引き返すのもよいと思います。
天理岳から先は、両神主稜を正面に見て西尾根へ下ります。しかし、私は誤って北尾根へ進んでしまい、途中で引き返しました。
天理岳の山頂は北尾根方向に伸びていて先に祠があるので、そのまま先に行ってしまうと北尾根です。
北尾根は進行方向に両神主稜が見えなく、尾ノ内沢の南尾根に続いて高度は下り続けます。そして踏み跡が少なく天理岳直下は藪深い。
地図や腕時計で位置と方角を確認して西尾根へ戻るまで30分ほどかかりました…。
市販の登山地図上に「迷」の注意マークがある地点なのに、事前に注意せず迷ったのは情けない事です…。
またひとつ、両神山に躾けてもらったのでした。
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