駐車場から湖畔の道は、狸窪と呼ばれる八丁出島前の湾の半月荘まで舗装道で歩きやすい。 山荘から先のゲート（車止め？）を抜けた先に、これから進む千手ヶ浜と、 半月峠への分岐がある。ここから千手ヶ浜まで約11km。

見晴らしの良い浜が、八丁手島の先と阿世潟の手前とすぐ先にある。 道は阿世潟から先は登山道らしくなり、起伏あり、階段や木道が点在、岩や木の根が張出し、湖面から高い位置になるのでドボン注意。 湖の周遊だと侮らず低山登山の心得で進むべき。

大日崎の前から、シャクナゲや木々が鬱蒼として薄暗くなる。 白岩や白岩前の岬以外はそれほど開けた場所はない。 松ヶ崎からは石や岩が露出した道になってくる。 難所は無いが、松ヶ崎から俵石の区間が、周遊道の中で一番、静かで険しいと思う。

黒檜岳登山口の後、千手堂跡を過ぎれば、ずっと千手ヶ浜沿いの道。 薄暗い道を歩いてきた後で、展望は開けて、浜を歩けて、実に爽快な気分になる。 南に黒檜山、東に男体山、北に社山、広い砂浜の湖畔。景色を眺めながらのんびり進みたい。

千手浜の北端で桟橋のあるところからしばらく進めば熊窪。小さく静かな浜である。熊窪は高山と周遊道の分岐点である。 次の浜、栃窪は私のお気に入りの美しい浜である。トチの巨木が多く、東端に赤岩がそそり立つ。 バスで千手ヶ浜まで来た人も、是非ここまで足を延ばされるといい。

栃窪から急坂を登れ赤岩にでる。赤岩の上に登れば好展望、栃窪を見下ろせるが、足元に要注意。 赤岩から菖蒲ヶ浜までの道はやや狭い。菖蒲ヶ浜に出ればやがて駐車場や別荘の中の舗装道を歩いて、 竜頭の滝前の交差点へ出る。

国道１２０沿いの湖畔には遊歩道（ほぼ砂利や土、たまに木道）がある。 道路の歩道を進むのは３区間で、竜頭の滝前～遊覧船乗り場前、丸山の手前、二荒山神社の手前～駐車場である。 途中の中禅寺湖ボートハウスにトイレ有。 今回は自転車で道路を走った。早くて楽だが観光バスの風圧が怖い！ 結局、眺めは遊歩道の方がずっと良い。

駐車場から奥に進んで行く．いろは坂から続いた雨は弱まった

遊覧船の桟橋．男体山をはじめ湖畔の展望は無かった．霧雨

駐車場の奥に続く遊歩道．道路沿いに続いていく

右のゲートの奥へ．一般車両はゲートから先は通れない

旧英国大使館別荘が改装工事中．２０１６年夏に一般公開予定とか

伊大使館別荘記念公園の前．周遊は真直ぐ進む

敷地に入ってすぐに本館とは別の小さい別館

湖畔に面した本館．早朝なので窓は全て閉じている

館前の湖畔．右奥が寺ヶ崎．左が半月山の山裾

岬の寺ヶ崎の南にある狸窪に．ガスで寺ヶ崎の紅葉が映えない

狸窪にある民宿・半月山荘．釣り船の予約もできるらしい

半月山荘からすぐ先にゲート

半月峠への分岐．半月山や阿世潟峠へ通じている

寺ヶ崎と小寺ヶ崎の間にある浜．大きな流木．雨が少し強まってきた

阿世潟の手前．右方向へ進む．左方向は社山へ

(15)からすぐに写真の標識の位置になる

阿世潟の広い浜へ出ても強まった雨でまったく展望はなかった

阿世潟の手前でザックカバーと防水のジャケットを装備した

上野島の近くの湖畔．解説板から下りると島が良く見える

湖畔から見た上野島．ガスで遠望は利かない

水位が低いときは歩いて行けるという．中央に石塔が見える？

上野島の横から．奥の岬が大日崎．雨が上がり少し晴れてきた

雨は上がってもまだ霧状で、時折、木々からシャワーが降ってくる

大日崎の先端付近に石仏が安置されているようだ（白枠）

シャクナゲの群生地の中を通る

奥の岬が松ヶ崎だろうと思う

松ヶ崎の正面、中禅寺湖の対岸は菖蒲ヶ浜のあたり

奥に菖蒲ヶ浜の一帯．対岸に付く頃には汗ばむ陽気となった

白岩の岬が見える．まだ遠い！ 白岩の奥に四角い梵字岩も見えた

白岩の岬の手前にある岬

少し広い場所．小川にかかる木橋

(30)で見えた白岩の手前にある岬付近に解説板

(32)の近くから．白岩へ近づいてきた

白岩のある岬の手前．奥に白岩がある

白岩の先端付近．切れ落ちていて狭いので無理に近づかない

白岩の湖側の基部付近に石の祠の屋根が見えた．山ノ神の祠だろうか

左のピークが高山．白枠の拡大が赤岩だ．あそこも好展望台

奥が松ヶ崎だと思う．中禅寺湖の東側はガスに包まれていた

男体山．今日はずっと山頂は雲の中であった

この橋を渡った後は…

右の岩塊を赤線のように巻いて越えて行く

浜に面し四角い感じの梵字岩が見えてきた

これが梵字岩らしい．近くにも大きな岩がある

梵字岩から少し先に進むと梵字岩の標がある．この位置では見えない

シャクナゲの群生地の中を進む．６月中旬が見頃だろうか？

この大木先は少し下る

湖側に切れ落ちた狭い踏み跡．この先も少し続く

広い場所にある長い木橋．２本並列．千手ヶ浜に着くまで誰にも会わなかった

千手ヶ浜が近くに見えてきた！

手前で道が崩れていた．標のある場所からは俵石は見えない

標から少し先へ進むと湖面に浮かぶような白い岩．これが俵石だ

千手ヶ浜の南端付近で見える俵石の拡大

こんな感じの橋を３回くらい？渡ったと思う

黒檜岳との分岐点を過ぎる

千手堂跡．勝道上人が延暦３年に創建したとか．本尊は中禅寺に移してある

千手堂跡から渡る木橋．この地点で既に千手浜の様に思う

誰かが組んだ流木．奥に男体山．流木と木の葉が多かった

黒檜岳．いつか登ってみたい．逆光で黒々と…

奥に湖畔からみた高山

湖畔にある民家．一帯は私有地か．どんな来歴の人が住んでるのかな

柳沢川を渡す吊橋の乙次郎橋．柳沢川は西ノ湖と繋がってたかな

湖畔の道は途中で西ノ湖との分岐を過ぎる

外山沢川を渡す木橋

浜の北端付近．桟橋や三角の冠岩など

浜の北端から東にバス停・千手ヶ原．赤沼からバスが運行

小屋の近くに立つ見事な巨木

中禅寺湖一周も後半へ．浜の先はこう

出だしは雨天だったが、暖かく地面も乾燥しいい気分であった

左の白枠には地図板があり、そこから高山への分岐となっている

熊窪の地図板．まだ高山には登った事がないな…

なかなか良い雰囲気の浜であった．小休止によいと思う

陽気に汗ばみ、千手ヶ浜からは上着を脱いでいた

熊窪～栃窪の一帯は大木が多い

その名の通りかトチノキの大木が多い浜である

中禅寺湖一周の後半で最も楽しみなのが栃窪と赤岩（白枠）

栃窪から先、少し登った先で赤岩の東側に．この岩の上が好展望

赤岩の上から見た栃窪．切れ落ちているので端には近寄らない

菖蒲ヶ浜．竜頭の滝臨時Ｐは近い

周遊道の踏み跡は赤線．ここは臨時Ｐの横である

竜頭の滝臨時Ｐ．Ｐの奥に自転車を置いておいた

中禅寺金谷ホテルの付帯施設だったもの．見学できる

１階、２階のデッキから湖畔を眺めるのもいいだろう

中禅寺湖の自然や釣の歴史資料、ヨットなどが展示されている

バス停もある丸山の湖畔．自転車は早くて楽だが観光バスの風圧が怖い

道路沿いには、遊覧船乗場から二荒山神社近くまでこんな遊歩道がある

ここは中禅寺の門前町、カーブを曲がった先が歌ヶ浜駐車場だ

帰路の東北自動車道・大谷PAで食した餃子定食．餃子丼よりこっちがお勧め．