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登山記録 鳴神山(05)2018年初日の出
基本情報
登山記録 | 鳴神山(05) | |
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日付 | 2018.01.01 | |
山/標高 | 鳴神山(981.5m) | |
天候 | 晴 | |
所在地 | 群馬県桐生市梅田町(登山口と山頂から東側) | |
登山ルート | 大滝登山口~桐生嶽(大滝コース) | |
行動時間 | 約2時間40分(休憩含む) |
登山ルート(詳細) | ■大滝コース(往復) 大滝登山口 ~ 大滝 ~ 注連縄 ~ 神社広場(雷電神社) ~ 桐生嶽(山頂) | |
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装備補足 | 登山用 | ヘッドライト(必携)、ハンドライト(あると便利)、予備電池 |
その他 | 水筒(HOT)、カイロ、脚立(人垣の背後から撮影) | |
アクセス | 登山口 | 大滝登山口(樹徳高校大滝山荘の前の鳥居) |
車 | 太田桐生ICから約22.2km | |
バス | おりひめバス梅田線、桐生駅北口~梅田南小学校前、徒歩約4km | |
関連情報 | ■少遠景・登山記録 鳴神山(01) :2011年初日の出、鳴神山に初来訪の年、雲の隙間から指す鮮烈な陽光が美しい 鳴神山(02) :2015年初日の出、この年から脚立を持参、人々の背後から撮影 鳴神山(03) :2016年初日の出、沢沿いのガレ場の対岸に歩き易い新道が開通 鳴神山(04) :2017年初日の出、過去2年より雲は少なめ、中々に美しい閃光 鳴神山(06) :2019年初日の出、後半にも新道の分岐ができていた 鳴神山(07) :2020年初日の出、登山道の一部が台風19号による被害で荒れている ■少遠景・旅日記 桐生市の日本遺産巡り:織物で栄えた古都の桐生にある日本遺産の文化財めぐり |
登山ルート・地図
(地図中のトレースは地図とGPSログを参考にしたもの)登山ルート・詳細
(時刻は到着時刻、移動と休憩・他は、次のポイントまでに要した時間)日付 | 主要ポイント | 時刻 | 移動 | 休憩・他 | 備考 |
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01/01 | 大滝登山口 | 05:12 | 00:42 | --:-- | |
注連縄 | 05:54 | 00:20 | --:-- | ||
神社広場 | 06:14 | 00:05 | --:-- | ||
桐生嶽 | 06:19 | 00:05 | 00:44 | 日の出までの待機と撮影 | |
神社広場 | 07:08 | 00:13 | --:-- | ||
注連縄 | 07:21 | 00:25 | --:-- | ||
大滝 | 07:46 | 00:06 | --:-- | ||
大滝登山口 | 07:52 | --:-- | --:-- | ||
行動時間合計 | 02:40 | 01:56 | 00:44 |
樹徳高校大滝山荘の前を通って山道へ入る。簡易の木橋で沢を渡ってからは道は広い(林業兼用)ので夜でも迷う事は無いだろう。 橋を渡ってからほぼ真っ直ぐに滝の前まで進んで行く。滝の前にある簡易の木橋で沢を渡ってからは大きく右に曲がって 登り滝を迂回して登ってゆく(地図参照)。
大滝からゆるい坂道が続くが、やがて旧道と新道との分岐へ至る。 旧道はコンクリート道まで沢の右岸の石礫で覆われた荒れたガレ道。 新道は、コンクリート道まで沢の左岸を開拓した歩き易い道。 詳細は「鳴神山03」を参照。
ガレた沢右岸の旧道を回避する新道の終点はコンクリート道の場所。 注連縄から少し先へ進むと、やや大きめの石のある枯沢の底のような坂を登ってゆく。 やがてカッコウ草の群生地のある杉林の急坂を所々ジグザグに登れば神社広場へ出る。 詳細は「鳴神山03」を参照。
雷電岳神社広場は吾妻山や駒形登山口との合流点でもある。 桐生嶽の直下は岩が露出した急坂なので足元に注意。 仁田山岳の山頂は木々が多く展望がないが、祠の前にある展望台からの景色は良い。赤城山がよく見える。
登山の写真「桐生嶽の山頂」
桐生嶽の山頂.6時20分頃には既に10名ほどの登山者が到着していた.
東方向の地平線がだいぶ鮮やかなになったきた.左奥の双峰の山が筑波山.
南方向の桐生市街地の様子.奥は秩父の山地だろう.
北の日光方面の眺め.袈裟丸山とその奥に皇海山が見える.
地平線の空に赤みが増してきた.重なる山並みの陰影が幻想的だ.
5分前と大きな変化はない.風の強い開けた山頂は寒い…!
地平線を覆う雲の上端が少し輝き出してきた.
朱の輝きと明るさを増す地平線.登山者も増えてきた(約30名ほど)
そろそろ新年の太陽が顔を出しそうだ.
遂に姿を現し始めた太陽.登山者達から歓声が沸き起こる.
三分の一ほど姿を現した朝陽.鮮烈な光に風景が劇的に変化してゆく.
半分ほど姿を現してきた朝陽.
写真12から約30秒後の朝陽の姿.
遂に完全に立ち昇った新年の朝陽.登山者達の万歳三唱.
ここは山中なのだが、岩礁の海磯で眺める朝陽に似た風情を感じる.
写真15から約30秒後.朱に染まる鮮烈な朝陽の輝きは、ほぼピークに達した.
今年も鳴神山にて素晴らしい初日の出を拝むことができた.感謝.
北部の日光方面の眺め.袈裟丸山と奥に皇海山.
北部の日光方面の眺め.日光連山の中央に男体山.
登山の写真「大滝登山口~神社広場」
5時12分の出発.この登山道の一人の夜道も慣れてきた.
体も汗ばんできたところで結界地の注連張場へ到着.
谷間の道から明るい尾根の広場へ到着.山頂は直ぐだ.
山頂から下山.ここの狛犬は狼のようだ.朝陽に照らされ神々しい?
もう一方の狛狼.新しいマフラーが巻かれている.
広場の隅に山小屋が建てられていた.2017年7月に出来たようだ.
下山中.白枠の位置に石仏があるので見落とさないように….
夜間は怖い雰囲気なので近寄らない.中々神秘的な景観である.
登山終了.登山口の付近には5台ほどの車があった.去年より少ないかな?
登山の雑記
2011年から始めた桐生・鳴神山で向かえる初日の出。今年で8回目となりました。 好展望地の山頂では、朝陽の眺めも素晴らしいもの。 東方向には鳴神山より低い山並みしかなく、また朝陽が顔を出す位置の近くには、筑波山があるのも大きな魅力。 眼下から地平線まで続く、朝霧を包んだ黒々と濃い陰影の山並み。 それらは、海岸に重なる入江や岩礁にも似た幻想的な景観。最奥に浮かぶ美しい大島は筑波山。 新年の朝陽が、関東の朝霧の海に浮かぶ、美しき山並みを照らしています。 今年も無事に、この美しい眺望を拝むことができて、実に有難いことです。 鳴神山の山頂付近と大滝登山口の山道で、去年や例年と変わったことについて。 山道は少しずつ整備が進み、数年前に比べて歩き易くなってきている印象。 2015年中に整備された新道、中盤で沢右岸のガレ道を回避するルートは維持されています。有難い事です。 山頂付近の変化では、避難小屋「なるかみ小舎」が建てられたこと。 「雷神山を愛する会」によって造られ、2017年7月に完成したそうです。 内部は約3m四方の広さの綺麗な一間でした。 天候の急変時などに頼れる有難い存在です(入口に利用規則の掲示あり)。 鳴神山の大滝登山口へは、桐生市の中心部に開かれた県道66号線を通ってきます。 道中で目にするのは古いものでは明治・大正期に建てられたという古建築。 桐生は古くから織物の町として発展してきたところで、 商家の蔵や複数の織物工場が今も現存し、貴重な文化財として登録されています。 特に県道66号線沿いの天満宮を基点とする古い町並みは「伝建地区」と呼ばれています。 これら桐生の文化財は、養蚕と織物にまつわる群馬の日本遺産「かかあ天下・ぐんまの絹物語」の構成要素。 詳細は旅日記 「織都・桐生の日本遺産の文化財巡り」 で紹介していますので、ご参考ください。 興味深い見所は、一日で巡り切れないほどあります。
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