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登山記録 鳴神山(03)2016年初日の出
基本情報
登山記録 | 鳴神山(03) | |
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日付 | 2016.01.01 | |
山/標高 | 鳴神山(981.5m) | |
天候 | 晴 | |
所在地 | 群馬県桐生市梅田町(登山口と山頂から東側) | |
登山ルート | 大滝登山口~桐生嶽(大滝コース) | |
行動時間 | 約3時間40分(休憩含む) |
登山ルート(詳細) | ■大滝コース(往復) 大滝登山口 ~ 大滝 ~ 注連縄 ~ 神社広場(雷電神社) ~ 桐生嶽(山頂) ~ 仁田山岳 | |
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装備補足 | 登山用 | ヘッドライト(必携)、ハンドライト(あると便利)、予備電池 |
その他 | 水筒(HOT)、カイロ、脚立(人垣の背後から撮影) | |
アクセス | 登山口 | 大滝登山口(樹徳高校大滝山荘の前の鳥居) |
車 | 太田桐生ICから約22.2km | |
バス | おりひめバス梅田線、桐生駅北口~梅田南小学校前、徒歩約4km | |
関連情報 | ■少遠景・登山記録 鳴神山(01) :2011年初日の出、鳴神山に初来訪の年、雲の隙間から指す鮮烈な陽光が美しい 鳴神山(02) :2015年初日の出、この年から脚立を持参、人々の背後から撮影 鳴神山(04) :2017年初日の出、過去2年より雲は少なめ、中々に美しい閃光 鳴神山(05) :2018年初日の出、天候は去年と同様だが、陽光はより柔らかな印象 鳴神山(06) :2019年初日の出、後半にも新道の分岐ができていた 鳴神山(07) :2020年初日の出、登山道の一部が台風19号による被害で荒れている ■少遠景・旅日記 桐生市の日本遺産巡り:織物で栄えた古都の桐生にある日本遺産の文化財めぐり |
登山ルート・地図
(地図中のトレースは地図とGPSログを参考にしたもの)登山ルート・詳細
(時刻は到着時刻、移動と休憩・他は、次のポイントまでに要した時間)日付 | 主要ポイント | 時刻 | 移動 | 休憩・他 | 備考 |
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01/01 | 大滝登山口 | 04:52 | 00:40 | --:-- | 暗くてドキドキ |
注連縄 | 05:33 | 00:22 | --:-- | ガレた道を回避する新道を通った | |
神社広場 | 05:55 | 00:05 | --:-- | 手前の斜面はカッコウ草の群生地? | |
桐生嶽 | 06:00 | 00:04 | 01:02 | 待機と撮影 | |
仁田山岳 | 07:06 | 00:04 | --:-- | 山頂より西側に展望台 | |
神社広場 | 07:10 | 00:17 | --:-- | ||
注連縄 | 07:27 | 00:09 | --:-- | ||
コンクリート道 | 07:36 | 00:13 | 00:25 | 沢左岸の新道へ.途中で他登山者と話し込む | |
新道分岐 | 08:14 | 00:10 | --:-- | 2015年中に沢・左岸に新道ができた | |
大滝 | 08:24 | 00:06 | --:-- | 大滝に初めて接近してみた | |
大滝登山口 | 08:30 | --:-- | --:-- | ||
行動時間合計 | 03:38 | 02:11 | 01:27 |
樹徳高校大滝山荘の前を通って山道へ入る。簡易の木橋で沢を渡ってからは道は広い(林業兼用)ので夜でも迷う事は無いだろう。 橋を渡ってからほぼ真っ直ぐに滝の前まで進んで行く。滝の前にある簡易の木橋で沢を渡ってからは大きく右に曲がって 登り滝を迂回して登ってゆく(地図参照)。
大滝からゆるい坂道が続くが「写真07」から先、沢を土管の上を歩いて渡った後、 旧道と新道との分岐へ至る。旧道はコンクリート道まで沢の右岸の石礫で覆われた荒れたガレ道。 新道は、コンクリート道まで沢の左岸を開拓した歩き易い道だ。 新道は歩き易くとも、急坂や段差はあるので、夜間に足元を注意するのは変わりない。
ガレた沢右岸の旧道を回避する新道の終点はコンクリート道の場所。 コンクリート道から先、傾斜が緩くなり一息つけるかと思えば、 しばらくして木の根や石の露出した坂が続く。 注連縄から先、「写真15」の木のある前後でやや大きめの石のある枯沢の底のような坂を登ってゆく。 やがてカッコウ草の群生地のある杉林の急坂を所々ジグザグに登れば神社広場へ出る。
雷電岳神社広場は吾妻山や駒形登山口との合流点でもある。 桐生嶽の直下は岩が露出した急坂なので足元に注意。 仁田山岳の山頂は木々が多く展望がないが、祠の前にある展望台からの景色(写真20)は良い。
登山の写真①「日出」
最初に桐生嶽の山頂にて日出前から日出後の写真18枚です。
(写真を選択すると大きな画像で閲覧できます)
東側.地平線は若干の明るさと赤さ.手前は真っ暗
桐生市の市街地の様子.実際はもっとキラキラ輝いてキレイ
手前の山や、高い上空もけっこう明るくなってきた
左奥に見える筑波山の輪郭がはっきりと見えるようになってきた
手元の細かな作業にヘッドライトは既に必要ない明るさ
東南方向に渡良瀬遊水地の谷中湖が見えていた
ハート型の谷中湖の拡大.中の島も見える
いつも見える左奥の二筋の煙は何なのだろうか?
遂に雲の上端が輝きだした!
遂にはっきりと太陽が顔を出し始めた
既に半分ほど姿を現した.眩い陽光
少し画像加工、実際は少し紫色も入って見えていた
ほぼ全体の姿が昇ってきた.鮮烈に増す陽光
遂に完全に日が昇った! 新年の初日の出だ!
北の日光方面.右奥の男体山は雲に隠れていた
当日の日の出登山者は約50名ほどだった
強く暖かく神々しい光だった
高まる太陽.この後は陽光は赤みが薄れていった
登山の写真②「登山道」
以下は登山道の写真です。登っている最中は未明の暗闇だったので
写真は全て下山中に撮影したものです。なお、2015年からコンクリート道の手前の
沢の右岸を通る石礫のガレ道から、沢の左岸を通る新道が開拓されました。
(写真を選択すると大きな画像で閲覧できます)
午前5時頃.夜の登山道は夢の中の世界のようだ
下山後の明るさ(8:30)の様子
山道から滝に近寄ってみる
初めて近寄ってみた.岩の上にある祠
脚立(1mくらい)を持参.大勢の後ろから撮影できる
山道の脇にある大岩.後ろに隠れて驚せる!
沢に転がる2つの大岩、分岐は近い
左が沢右岸のガレた旧道.道が沢左岸の新道
新道から.新道の左岸の道は歩きやすい.2015年中に整備された
新道からは対岸の右岸の旧道が見えている
新道も急坂だが、石礫の道でないので、旧道より歩きやすい!
新道はガレた道の終わるコンクリート道で終了
コンクリート道は、右側が土盛りで段差が作られる整備が施されていた
山頂までは、あと30分くらいだろうね
山道にある大木.まだ坂は続く
神社広場が近く、もうひとふん張り
他の山道との合流点である神社の広場.テントで前夜伯する人達
桐生嶽の山頂.最低気温はマイナス5度くらいだったか
桐生市側の展望.左奥に富士山
仁田山岳にある展望台から。中央に赤城山、左奥に浅間山
登山の雑記
鳴神山で拝む初日の出。2011年から続けているので、2016年の今年で6回目の恒例行事となりました。
今年も素晴らしい初日の出を浴びて、新たな気持ちで新年を迎えることができました。
山頂に集まった登山者一同で起こる万歳三唱。
普段は忘れがちな蘇ってくる、他者や自然に生かされているという感謝の気持ち。
この気持ちを大事にしつつ、2016年は新たなことに挑戦していこうと思うのでした。
未明の暗闇の中の登山は少々怖いですが、6回目で慣れてきた山道なので、動じることはありません。
しかし、途中で新道ができていたことを知らなかったので、新道との分岐点で「こんな道、無かったがな!?」
と少し驚きました(少し進んで旧道と新道の位置関係を確認してから先へ進んだ)。
コンクリート道の手前には、沢の右岸に続く石礫のガレ道があり、ここが最も大滝登山口の山道で
荒れているところでした。2015年中に、このガレ道を回避する、沢の左岸を通る新道が開拓されていました。
旧道と比べ、新道はほぼ土の坂道なので格段に歩き易いです。
しかし、より傾斜が急になっている所もあり、段差や木の根が露出しているところもあるので、
未明は油断しないで足元に注意することに変わりありません。
慣れてきた山道とはいえ、事前に山道の状況は確かめておくべき! 基本の追体験で学ばせてもらいました。
下山で新道を下っているときに、登ってきた地元の登山者の方から、色々と興味深い話を伺いました。
その中で、自分の登山計画に反映しようと思ったものを抜粋します。
【 大滝登山口コース 】
急坂が続くが登頂時間が短いことが利点。
植林ばかりで季節の植物の花は楽しめない。
下山でコツナギ橋コースを使うと変化があって良い。
【 コツナギ橋コース 】
大滝登山口コースの北。大滝コースより登りが楽。
大滝コースより植物が豊富。カッコソウの花もここで見た。
カッコソウの開花時期(5月)、花を保護・監視している地元組合のオジサンから、
花や付近の山のことなど詳しい話を聞くことができる。
【 アカヤシオについて 】
花の見頃は4月中旬。
桐生嶽、仁田山岳の山頂と直下の尾根のアカヤシオが見事。
尾根上以外ではアカヤシオは殆ど見かけない。
【 那須岳の雲海と紅葉 】
栃木県の那須岳(茶臼岳)についての話。
那須岳から見た雲海が素晴らしい(8月、午前8時頃、360度の雲海を見た)。
秋の那須岳には未明に登るべし。朝日を浴びた紅葉の赤さは別格である。
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