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  • 登山TOP / 群馬 / 至仏山(03) 冬の尾瀬ヶ原と巨木

    登山記録 至仏山(03)+尾瀬ヶ原

    基本情報

      (装備・その他は、余裕があれば持ちたいものです)
    登山記録 至仏山03 日付 2013/04/28~29
    山/標高 至仏山/2228m 鳩待峠/1591m 天候
    登山ルート 04/28:鳩待峠 ~ 山ノ鼻 ~ 猫又川の大カラマツ ~ 山ノ鼻
    04/29:山ノ鼻 ~ 至仏山 ~ 鳩待峠
    登山道 04/28:雪.山ノ鼻から先、通常ルートにはない湿原の上を歩く
    04/29:雪.至仏山への登りは急傾斜あり.鳩待峠へは尾根の東側の積雪期の登山ルートを歩く
    行動時間 4/28(5時間30分)、4/29(4時間50分) 所在地 群馬県利根郡片品村
    関連記録 至仏山01(8月・準備中) / 至仏山02(4月・準備中) /  至仏山04(5月)
    福島県の山:燧ヶ岳(01)と尾瀬沼
    装備 必携 基本装備+ / 上下防水防寒着・靴 / アイゼン / スノーシューorスキー / 杖orピッケル / 水筒(HOT) / 着替え / テント泊装備一式(山小屋泊でないなら)
    その他 調理器具(ストーヴ、コッヘル、はテント泊なら必携) / 予備ライト
    アクセス 登山口 登山口の鳩待峠まで戸倉の駐車場からバスで移動した
    関越自動車道・沼田IC:国道120・401経由、距離37.5km(戸倉Pまで)
    電車 沼田駅(JR上越):距離41.5km(戸倉Pまで)

    登山ルート・地図

      (地図中のトレースは書籍の地図を参考にした手書きです…)

    登山ルート・詳細

      (時刻は到着時刻、移動と休憩・他は、次のポイントまでに要した時間)
    日付 主要ポイント 時刻 移動 休憩・他 備考
    04/28 鳩待峠 11:10 50分 鳩待峠まで戸倉からバス移動
    山ノ鼻 12:00 30分 1時間30分 テント用の荷物を忘れ至仏山荘へIN…
    猫又川の大カラマツ 14:00 30分 30分 ※湿原上、スキーorスノーシュー必携
    山ノ鼻周辺の散策 15:00 40分 60分 大休止、撮影など
    至仏山荘 16:40 山小屋は安心で快適
    行動時間合計 5時間30分 2時間30分 3時間
    04/29 山ノ鼻 05:10 2時間50分 25分 出発からアイゼン装着
    至仏山 08:25 1時間20分 15分 鳩待峠へ着く30分以上前にアイゼン外す
    鳩待峠 14:00
    行動時間合計 4時間50分 4時間10分 40分
    鳩待峠~山ノ鼻

    積雪期は木道の上を歩く通常のルートと若干ずれる。 何個所か川上川への谷間に滑り落ちそうな場所があるので、 道が川上川と同じくらいの高さになる川上川とヨセ沢の合流地点くらいまで、 アイゼンを付けることをお勧めする。

    山ノ鼻~大カラマツ

    途中まで山ノ鼻自然研究路のルートをとり、猫又川の西側を進む。 湿原の上のため、積雪期限定のルートで、スノーシューかスキーは必携。 大カラマツはムジナ沢の前の、猫又川が大きく東側に曲がっている所に立つ。

    山ノ鼻~至仏山

    始終、急登である。 中腹以上の斜面の雪は強風で固い。滑落の心配があるのでアイゼンは外さない。 この時期、山頂の付近の高天ヶ原の登山道と木道が露出している。 高天ヶ原の中を通らず南側の山腹をトラバースして進むことも可能だが滑落の危険は高い。

    至仏山~鳩待峠

    小至仏を巻いて山腹を巻いてトラバースする積雪期ルートで下る。尾根の稜線や西側に出ない。 鳩待峠からの登山者が多くなる。 小至仏の山腹のトラバース付近は急斜面かつトレースが狭いので、 下山者が率先して道を譲って進まないと危険である。

    登山の写真

    【2013/04/28:初日 鳩待峠~山ノ鼻】

    川上川

    鳩待峠からしばらくして

    猫又川遡上①

    燧ヶ岳が見える.この年の夏に登ることになる

    猫又川遡上②

    自然研究路からしばらく先、川が大きく曲がった所に、大カラマツは立つ

    山ノ鼻 周辺①

    明日に登る至仏山

    山ノ鼻 周辺②

    お気に入りの場所の1つ

    山ノ鼻 周辺③

    尾瀬に来た人は見覚えのあると思うカラマツのある場所

    【2013/04/29:2日目 山ノ鼻~至仏山~鳩待峠】

    山ノ鼻

    至仏山の上に飛行機雲が伸びる

    至仏山 登り①

    針葉樹の樹林帯を抜けた

    至仏山 登り②

    尾瀬ヶ原が見渡せるようになってきた

    至仏山 登り③

    中腹より上に来た.あと1時間以内に頂上.久しぶりの急登で疲れる

    至仏山 登り④

    頂上の直下.山スキーも試してみたくなってきた

    至仏山 山頂①

    他の登山者より未使用のテント泊装備をもった私の荷物が一番大きかった…

    至仏山 山頂②

    日光方面.鳩待ち峠が見える.錫ヶ岳にいつか登ってみたい

    至仏山 山頂③

    西側のあれは、日本最大級のロックフィルダム、奈良俣ダム!

    登山の雑記

     4月下旬、久しぶりに巨木を見に行こうかな…と未訪問の巨木を探していたとき、 尾瀬ヶ原の奥地にカラマツの巨木があるとの情報を得ました。 その大カラマツは、尾瀬ヶ原で最大の太さ(5.5m)で、湿原の中に立っているので、 積雪期にしか近づけないとのこと。 ならば今、行くしかない!、ということで残雪期の尾瀬に、巨木を見に、ついでに至仏山に登ってきました。

     この山行の最大の失敗は、テント用の荷物を間違えたことでした。夏用の別のテントのポール(支柱)を持ってきてしまったので、 テントが組みあがりません。30分くらいかけて整地したテント場は、他の人に譲りました…。 そして、至仏山荘の相部屋にチェックイン。山小屋は温かくて美味しくて安心でした…。

     大カラマツは山ノ鼻自然研究路の奥、ムジナ沢前の猫又川が大きく蛇行した所に立っています。 標識とかなく、川の横の雪原を歩いて行きます。大カラマツは均整のとれた樹形なので、 それほど巨大、という感じには見えませんが、近づけばやはり巨木の迫力はあります。 水平に突き出した下枝が特徴的です。東側に回れば、大カラマツの背後に至仏山が見えます。 誰もいない静かな雪原で、巨木との対峙を満喫できたのでした。