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登山記録 鬼怒沼山02
基本情報
(装備・その他は、余裕があれば持ちたいものです)登山記録 | 鬼怒沼山02 | 日付 | 2015.09.22(日帰り) | |
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山/標高 | 鬼怒沼山/2140m 登山口/約1200m | 天候 | 晴 | |
登山ルート | (往)女夫淵温泉P ~ 奥鬼怒遊歩道 ~ 日光澤温泉 ~ 湿原・南端 ~ 湿原・北端 (※湿原から鬼怒沼山へは登っていません) | |||
登山道 | 奥鬼怒遊歩道は主に鬼怒川の左岸沿いを進む。渓流と森林の爽やかな道で起伏は少ない。 川沿いの道は岩壁沿いとなる場所が多く落石に注意。 日光澤温泉から先、本格的な登山道らしくなる。 鬼怒沼の1.5km手前くらいまで樹林帯の急坂が続く。 | |||
行動時間 | 約7.5時間 | 所在地 | 栃木県日光市 | |
関連記録 | 鬼怒沼01(9月) | |||
装備 | 必携 | 基本装備+ / 防寒着(日中は暑いが早朝は気温が低い) | ||
その他 | 杖、ストーブ&コッヘル、着替え(温泉に入る場合) | |||
アクセス | 登山口 | 女夫淵温泉P.トイレがあり広い | ||
車 | 日光宇都宮道路・今市IC:国道121、県道23を経由、距離約56km 日光宇都宮道路・日光IC:県道169、県道23を経由、距離約49km | |||
電車 | 駅 :鬼怒川温泉駅(東武鬼怒川線) バス :日光市営バス(鬼怒川温泉・女夫淵線) 鬼怒川温泉駅で乗車、バス停女夫淵で下車.乗車時間1時間35分、料金¥1540 |
登山ルート・地図
(地図中のトレースは書籍の地図を参考にした手書きです…)登山ルート・詳細
(時刻は到着時刻、移動と休憩・他は、次のポイントまでに要した時間)日付 | 主要ポイント | 時刻 | 移動 | 休憩・他 | 備考 |
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09/22 | 女夫淵温泉P | 06:55 | 00:13 | 00:00 | 70台は停められる |
乙姫橋 | 07:08 | 01:11 | 00:10 | 鬼怒の中将乙姫橋(強そうな姫だな) | |
八丁湯 | 08:29 | 00:23 | 00:00 | ||
日光澤温泉 | 08:52 | 00:55 | 00:05 | ||
オロ滝展望台 | 09:52 | 00:32 | 00:05 | オロオソロシの滝.遠くて小さく見える | |
鬼怒沼まで1.5km | 10:29 | 00:41 | 00:05 | ||
鬼怒沼 | 11:15 | 00:20 | 00:50 | 南端とT字路往復、大休止 | |
鬼怒沼 | 12:25 | 00:45 | 00:00 | ||
オロ滝展望台 | 13:10 | 00:40 | 00:05 | オロオソロシの滝 | |
日光澤温泉 | 13:55 | 00:20 | 00:00 | ||
八丁湯 | 14:20 | 01:15 | 00:10 | ||
女夫淵温泉P | 15:45 | - | - | ||
行動時間合計 | 08:50 | 07:15 | 01:35 |
遊歩道は八丁湯まで鬼怒川の主に左岸を通る. 遊歩道は大して起伏のない道で、最も起伏のある区間が 女夫淵温泉P前の橋を渡ってすぐの鉄階段~乙姫橋までである。 乙姫橋を渡り右岸から左岸へ出る。 左岸へ渡ってから暫くは川から少し離れた道(高さと距離)が続く。
遊歩道がほぼ川と接する頃から岩壁沿の区間が続く。 岩壁に近い旧道が土砂や落石で通れなくなり、現在の新道と柵で仕切られた場所もある。 落石が多いようで警告板も多く、前方の頭上に注意しながら進む。 二ツ岩橋と砥の岩橋を渡った先になると落石の心配は少なくなる。 明るい樹林の中を進んで行けば八丁湯は近い。
進行順に、八丁湯、加仁湯、日光澤温泉と続く。 加仁湯から先は林道と合流し日光澤温泉まで続く。 日光澤温泉の手前では護岸の工事が進んでいるので重機や車両に注意。 なお、林道を自転車で進んで来た人、事前の許可なく温泉宿に 自転車を預けることは歓迎されない。この場合は宿泊客となり事前に宿の許可を得ることを推奨。
日光澤温泉から本格的な登山道らしくなる。 ヒナタオソロシの滝展望台の分岐からオロオソロシの滝展望台まで急坂が連続する。 オロ滝展望台から先も急坂が鬼怒沼の1.5km手前くらいまで断続的に続く。 岩や木の根の隆起、木の杭や板の階段がある。鬼怒沼が近付くと 笹に囲まれた木道が多くなる。
今回は登っていない。 湿原の北端のY字路から、鬼怒沼山までは30~40分ほど. 最初に登りつめたトレースの先にあるピークは、鬼怒沼山でなく、 そこからしばらく下った先にあるピークが鬼怒沼山である.トレースはやや薄いが、 特に迷うこともない.
登山の写真
【 女夫淵温泉P ~ 奥鬼怒遊歩道(写真30) 】
奥にトイレがある.60台以上が停まっていた.殆どが温泉宿の利用客だろうか
四軒の温泉宿についての案内板.手白澤温泉が一番遠い
案内板の拡大.ヤマブドウの実が写り込んでいた
鬼怒川を渡る最初の橋.左岸から右岸へ.すぐに遊歩道への鉄階段
橋を渡ってすぐにある遊歩道の鉄階段.階段が終わっても尾根に出るまで登る
鉄階段の始まりにある地図.鬼怒山を通って尾瀬沼まで行ってみたい
鉄階段から先、尾根へ出ると林道との分岐.右へ下りると乙姫橋
鬼怒の中将乙姫橋.立派な吊橋である.右岸から左岸へ
橋の上から見た上流.大きな岩の土砂と流木
左岸に着くと少し登っていく(赤線のルート)
しばらくは川岸と接せずに少し離れた高い位置を進んで行く
岩壁沿いの道.少し先にガレた場所を通り川岸の道へ出る
川岸と接した広い道へ出る.車も通れる幅がある
右の柵は岩壁の落石から遊歩道を保護.この前後でも落石注意
橋手前の右岸が大きく土砂崩れを起こしていた.橋で左岸から右岸へ
二ツ岩橋から続いて.右岸から左岸へ
橋の上から見た上流.大きな岩に狭められた急流が轟を上げていた
本流に流れる支流を越える小さな橋.左岸へ流れ込むのはコザ池沢
沢の奥を見ると、なんと滝が! 本流との合流手前に小さな滝がある
コザ池沢の滝に近寄ってみた.高さは5mくらい?だが勢いがある
広い樹林や笹に囲まれた遊歩道が八丁湯まで続く
途中にある水場.私は飲んでいないので味や衛生面での安全は不明だ
ログハウス風な丸太を使った棟が目立つ
奥鬼怒スーパー林道を尾瀬方面へ繋ぐ橋.奥に加仁湯の屋根が見える
もっとも温泉宿らしく見える外観の加仁湯.バスの送迎でお客が多そうだ
日光澤温泉の手前で補強工事中の岸壁.コンクリを流し込む鉄枠を構築中
ロッククライミング的工法.命がけの作業だ!
積まれた薪、干された布団、外壁の質感、山小屋っぽい
鬼怒沼への山道へは中央の棟の下を通って進む
先の山道から見下ろして.けっこう立派な建物だ.やはり屋根は赤がいい
【 日光澤温泉の先 ~ 鬼怒沼(写真27) 】
日光澤温泉からすぐ先にある橋.右岸から左岸へ
左岸に渡ってから暫く先へ進むと現れるノシ滝.水量は少ないが流れがキレイだ
ヒナタオソロシの滝と丸沼への分岐.鬼怒沼へは吊橋へ行かずに直進
オロオソロシの滝まで急坂が続く.木の杭の階段が結構多い
木の板の階段も数ヵ所に設置されている
休憩するには良い場所.同行者は既に疲れてしまった…
オロオソロシの滝展望台からの眺め.期待していると少しガッカリ?
オロ滝展望台から先、岩や石混じりの箇所が多くなる.丸石の階段の場所
鬼怒沼まで1.5km地点に近くなると急坂も緩くなってくる
鬼怒沼が近くなると笹に囲まれた木道の区間が多くなってくる
南端.樹林帯の道から一気に明るく開けるので感動的である
南端付近の大きな池塘.ここから道が左右に分かれている
左右に分かれた道の左(西)側
南端を北側から見た感じ.西側の道から
小さな池塘も点在している.奥は鬼怒沼山の尾根
南端の方面.右奥に日光白根山が見える
池塘と鬼怒沼山.左奥のピークの更に奥が山頂だ
湿原の奥に根名草山.鮮やかでないが寂びた色合いが美しい草紅葉
南端の方向.奥に日光白根山.白根山が近いと日光を実感する
鬼怒沼で一番大きな池塘の側にあるベンチで大休止とした
一番大きな池塘から.左に根名草山、右に日光白根山
お昼.オニギリとカップみそ汁.半分はみそ汁に浸して食べた!
長い時間をかけて歩いてきた甲斐は十二分にある景色だった
記念撮影.三脚がないので低アングル.ここが地球の鬼怒沼か!?
北端近くの分岐.右へ進むと鬼怒沼山へ.正面で物見山・大清水の方面へ
燧ヶ岳が近くに見える.秋の尾瀬ヶ原へも行ってみたい
南端付近にある池塘.次は積雪期の鬼怒沼にも訪れてみたい
登山の雑記
2度目の秋の鬼怒沼。2年前の前回( 登山記録・鬼怒沼01 )との違いは、奥鬼怒遊歩道を使った事と、鬼怒沼山の山頂へは登っていない事です。 前回よりも急がず始終ゆっくり歩き、初めて通る遊歩道で鬼怒川源流の渓流の雰囲気を楽しみ、 美しい湿原の草紅葉を楽しむことができました。 鬼怒沼は他の高層湿原と比べるなら、広大な尾瀬ヶ原よりも秘密の箱庭、 鮮やかで変化と奥行きのある苗場山の湿原よりよりも心落ち着く場所、 一言でいうなら、よりいっそう静寂。 暴れ川として渓谷を削り下流で氾濫を起こしてきた鬼怒川の源流は秘密の箱庭たる静寂の湿原だったのです。 鬼怒沼、秋に2回訪れたので、次回は4月か5月の積雪期か、6月中旬の花の季節に訪れたいものです。 以下、鬼怒沼への道中で気付いた事をいくつか挙げておきますのでご参考下さい。 【 台風について 】 9月10日に関東各地で猛威を振るった台風18号。ここ奥日光でも土砂崩れなどで 通行止めになる道路があり、国道121号線もその1つだった(殆どが9月24日には開通)。 当日の日光市街からのアクセスでは、県道169号線の霧降高原からのルートを選んだ。 女夫淵温泉へ続く県道23号線も土砂崩れがあり、一部が片側通行となる区間があった。 しかし、奥鬼怒遊歩道と林道や鬼怒沼への登山道は台風による大きな被害を受けておらず、 通行止や迂回が無く平常通り通過できている様子だった。実際、女夫淵温泉の駐車場は 満車状態で、温泉宿の利用客も多く、鬼怒沼でも大勢の登山客に会った。 台風や大雨の直後は登山はせず、事前に山道や交通状況を調べておくのは鉄板だろう。 【 奥鬼怒遊歩道について 】 遊歩道というから、渓流沿いの穏やかな道を想像していたが実際は少し違った。 起伏が少なく広く歩き易い道だが、落石や土砂崩れの跡がとても多い道であった事だ。 岩壁沿いの道の区間も多く、特に二ツ岩橋の前後の区間の落石が危険なように思われた。 遊歩道のある左岸の対岸である右岸で、まだまだ崩れそうな大きな土砂崩れの跡もあった。 落石注意の警告板も多い。少しは前方の頭上を気にしながら進んだ方が良さそうである。 【 林道(自転車)を使う場合の注意点 】 今回は加仁湯の手前まで林道ではなく普通に遊歩道を使った。前回は土砂崩れで 遊歩道が通れなかったので仕方なく林道を通ったのである。林道より当然、遊歩道の方が 格段に景色も雰囲気もよく、更に高低差や距離も短いので特別な理由がなければ林道を 選んで進む価値はないと思う。しかし、自転車で移動時間を短縮したい、林道を走りたいと 思う人は以下の4点に注意するべきだろう。なお移動時間を短縮したいだけなら、 加仁湯か八丁湯に宿泊し送迎バスを利用したが良い。 ■注意点① 各温泉宿(八丁湯、加仁湯、日光澤温泉、手白澤温泉)に自転車を預かってもらえるか 事前に確認を得る。勝手に温泉宿の敷地内に自転車を停めてはならない。迷惑だ。 その温泉宿に宿泊する、日帰り温泉に入る等、利用客となれば交渉は円滑だろう。 (預かるというか敷地の隅に置かせて貰う事。当然に盗難や破損は自己責任) ■注意点② 未舗装の砂利道で坂が多く長い。スポーツタイプの自転車以外だと登り坂は辛く、 自転車を押して歩く事になるだろう。折畳自転車等の小径車や、ギアの少ない 自転車では特に苦労するだろう。スポーツタイプの自転車でも細く溝の少ないタイヤでは 転倒するリスクが高いと思う。結局は体力次第でどうにかなるかもだが…。 ■注意点③ 悪路のため自転車のパンクや破損の可能性がある。最低でもパンク修理の道具は必須か。 (タイヤチューブ、ゴム糊、パッチ、タイヤベラ、携帯空気ポンプ等) 長々と自転車を押して歩く羽目になる事だけは避けたい。 ■注意点④ 林道はけっこう車が通る。各温泉宿の職員の車や送迎バス(加仁湯・八丁湯)に工事の 大型トラックが通行することもある。これら車両の通行を優先させ、 見通しの悪いカーブ前後(反射鏡がある場所も多い)では特に通行に注意する。
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