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    登山記録 鬼怒沼山01

    基本情報

      (装備・その他は、余裕があれば持ちたいものです)
    登山記録 鬼怒沼山01 日付 2013.09.20(日帰り)
    山/標高 鬼怒沼山/2140m 登山口/約1200m 天候 曇~晴
    登山ルート (往)女夫淵温泉P ~ 奥鬼怒スーパー林道 ~ 日光沢温泉 ~ 湿原・南端 ~ 湿原・北端 ~ 鬼怒沼山
    登山道 奥鬼怒遊歩道は台風の影響による土砂崩で通行止め、日光沢温泉まで奥鬼怒スーパー林道を進んだ. 奥鬼怒スーパー林道は、温泉宿のバスや車も通る広い砂利道.奥鬼怒遊歩道より距離が長く高低差もある. 自転車を持ち込み移動時間を短縮した.日光沢温泉から先は普通の登山道らしくなる.
    行動時間 約7時間 所在地 栃木県日光市
    関連記録 鬼怒沼02(9月)
    装備 必携 基本装備+ / 防寒着(日中は暑いが早朝は気温が低い)
    その他 杖、水筒(HOT、早朝は寒いので)、自転車(林道を通るので時間短縮に)、
    自転車のパンク修理セット(予備タイヤチューブ、パッチ、ゴム糊、空気入れ、タイヤベラ等)
    アクセス 登山口 女夫淵温泉P.トイレがあり広い
    日光宇都宮道路・今市IC:国道121、県道23を経由、距離約56km
    日光宇都宮道路・日光IC:県道169、県道23を経由、距離約49km
    電車 駅  :鬼怒川温泉駅(東武鬼怒川線)
    バス :日光市営バス(鬼怒川温泉・女夫淵線)
        鬼怒川温泉駅で乗車、バス停女夫淵で下車.乗車時間1時間35分、料金¥1540

    登山ルート・地図

      (地図中のトレースは書籍の地図を参考にした手書きです…)

    登山ルート・詳細

      (時刻は到着時刻、移動と休憩・他は、次のポイントまでに要した時間)
    日付 主要ポイント 時刻 移動 休憩・他 備考
    09/20 女夫淵温泉P 05:55 1時間15分 5分 日光沢温泉までは林道
    日光沢温泉 07:15 1時間50分 10分
    湿原・南端 09:15 35分 10分
    鬼怒沼山 10:00 1時間50分 10分
    日光沢温泉 12:00 55分 5分
    女夫淵温泉P 13:00 - -
    行動時間合計 7時間05分 6時間25分 40分
    女夫淵温泉P~日光沢温泉①

    通常ルートの鬼怒川の北側沿の奥鬼怒遊歩道は、台風による土砂崩れで通行止めのため、 奥鬼怒スーパー林道を進むことにした.林道は遊歩道より、少し距離があり高低差がある. 更に温泉宿の車も通る砂利道で、風情がないので折畳自転車で移動した.

    女夫淵温泉P~日光沢温泉②

    林道は通常ルートと加仁湯の手前の橋付近で合流. 林道は凹凸が大きく坂道も多く、折畳の小径車では進み難く、さほど楽でない. 下りと平坦な所以外は降りて歩いた.帰りの方が楽であったが、お尻が痛くなった.1時間以上の短縮となる.

    日光沢温泉

    林道経由で自転車で来る登山者が増えているようだが、 勝手に敷地内や入口の周辺に自転車を置いてはならない. 温泉宿の管理人に許可を取って自転車を敷地内に置かせて頂いた. (温泉に入る、食べ物やお土産を買う、等することが望ましい)

    日光沢温泉~湿原・南端

    温泉宿から先、登山道らしくなる. 丸沼温泉との分岐から先は、急な登りがオロオソロシの滝展望台のしばらく先まで続く. 所々に、木の階段や木道が整備されていて、迷うような所は特にない. 湿原に着くまで鬱蒼とした樹林帯のため展望がない.

    湿原・南端~鬼怒沼山

    湿原の北端のY字路から、鬼怒沼山までは30~40分ほど. 最初に登りつめたトレースの先にあるピークは、鬼怒沼山でなく、 そこからしばらく下った先にあるピークが鬼怒沼山である.トレースはやや薄いが、 特に迷うこともない.

    登山の写真

      (写真を選択すると大きな画像で閲覧できます)

    P近くの橋

    Pから最初の橋.渡った先の右手に奥鬼怒遊歩道へ分岐する鉄階段がある

    林道 加仁湯手前の橋

    林道は右に折れ橋へ続く. まっすぐ進めば日光沢温泉は近い(橋は渡らない)

    日光沢温泉

    温泉や宿の利用客なら自転車を置いてもよいとのこと. 勝手に置くのは禁止

    鬼怒沼湿原・南端

    鬱蒼とした樹林帯から抜け出せば別天地!

    鬼怒沼湿原①

    池塘が点在.尾瀬より早い草紅葉が始まっている

    鬼怒沼湿原②

    湿原の南端付近.左のピークの奥に隠れて鬼怒沼山はある

    鬼怒沼湿原③

    尾瀬と似た雰囲気だが、尾瀬より静かで箱庭的な雰囲気がある

    鬼怒沼湿原④

    湿原の中間地点あたりか.振り返れば、日光白根山がひょっこりと

    鬼怒沼湿原⑤

    泊まりで、ここでゆっくりと過ごしてみたい

    鬼怒沼湿原⑥

    湿原で一番大きな池塘.左に根無草山、右に日光白根山

    巡視小屋

    巡視小屋.基礎がコンクリート造りで頑丈そう.窓はない

    鬼怒沼山・山頂

    山頂は展望はないが、日光白根山が見える.人も少なく静かで充実した山行だ

    日光沢温泉

    玄関に看板犬が三頭. 自転車を動かすと凄く吠えていた.泥棒じゃないよ!?

    登山の雑記

     9月下旬のまだ暑さの残る頃、ひと足早い高層湿原の紅葉(高山植物の草紅葉)を見に鬼怒沼湿原に行ってきました。 鬼怒沼湿原は、鬼怒川の源流で、標高約2000mの位置にあり、日本で一番高い標高にある高層湿原だそうです。 尾瀬ヶ原より標高の高く小さな湿原は、秘密の箱庭のようでした。

     登山ルートは女男淵温泉から日光沢温泉を経て、鬼怒沼湿原に至り、鬼怒沼山へも登るものです。 しかし、事前の調査で問題が発生。台風の影響(土砂崩れなど?)で、女男淵温泉から加仁湯の手前まで続く、 奥鬼怒遊歩道が通行止めとなっていました。仕方なく他の登山口(群馬県の大清水)を検討していると、 奥鬼怒スーパー林道経由のルートが見つかりました。林道経由でも加仁湯の手前まで進むことがでます。 林道は、温泉宿の車やバスの移動に使われる砂利道の幅の広いものです。 砂利道の林道は歩きやすいでしょうが、 登山的な風情がなく、遊歩道より長いので、折畳自転車を持参することにしました。

     はじめは、自転車のおかげで林道を楽に通過できると思っていました。 しかし、林道は、大きめの石の混じる凹凸の多い砂利道で、坂が多く平坦な場所は少ないものでした。 このため、坂道では自転車から降りて歩き、平坦な道や下りでも、さほどスピードは出せず、 思っていたほど楽でもなく時間も短縮できませんでした。 しかし、対岸の遊歩道の標準的な徒歩での移動時間より、1時間近くは短縮できたでしょうか。 帰りのほうが下り坂が多くて楽でしたが、砂利や石コロにガタガタと揺さぶられ、お尻が痛くなりました…。 自転車の破損やタイヤがパンクする恐れがあるので、応急修理の道具は持参しました。

     日光沢温泉では、管理人の方に無理を言って自転車を停めさせてもらいました。 (※温泉には入らなかったが帰りにお土産品を買った) ここから先、登山道らしくなり、丸沼温泉との分岐から先、オロオソロシの滝の暫く先まで急坂が続きます。 ずっと鬱蒼とした樹林帯の登山道ですが、湿原の南端手前で、いきなり視界が広がります。 まさに別天地といえる風景に感動しました。尾瀬ヶ原と比べるとずっと狭く乾いた雰囲気の湿原ですが、 より静かで落ち着いた雰囲気があり、より秘境的・箱庭的な雰囲気のある、気持ちの良い風景でした。 時間が許せばここで一泊したいものです。 鬼怒沼山は、アプローチも山頂も常に鬱蒼としており、見通しは悪いです。 最初は湿原から見える手前のピークが鬼怒沼山かと思ってしまいました。

     鬼怒沼山への山行は、思っていたほど時間はかからず、日光沢温泉で温泉に入る余裕がありました。 次に訪れるときは、温泉宿に泊まり、温泉と風景をのんびりと楽しみたいものです。