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  • 旅日記TOP丸森町の猫神様めぐり(TOP)福一満虚空蔵堂石碑

    丸森町の猫神様めぐり「福一満虚空蔵堂石碑」

    [碑10] 福一満虚空蔵堂石碑

     南北を阿武隈川と新川に挟まれた丸森の市街中心部。 その南端付近の丘上に、福一満虚空蔵堂はあります。 アクセスする際は、東側に境内を接する法伝寺が目印になるでしょう。 猫碑は御堂の右手前。 目が大きく全体が丸みを帯びた可愛らしい猫で、 [碑01] 細内観音堂石碑 によく似た姿の浮彫。 同じ石工師による作品かもしれません。 珍しい特徴としては、体が右向きなこと。 丸森の猫碑群の殆どは、体を左に向けた猫像です。

    [碑10] 福一満虚空蔵堂石碑-見出_01 御堂の建つ境内への入口。ここは法伝寺の背後にある高台。
    [碑10] 福一満虚空蔵堂石碑-見出_02 猫碑は御堂の右手前側、鐘楼の隣に並ぶ石碑群の中にある(矢印の位置)。
    [碑10] 福一満虚空蔵堂石碑-見出_01 猫碑正面。天保6年 (1835)。 丸森の猫碑群の中では、このように体が右向きのものは珍しい。
    [碑10] 福一満虚空蔵堂石碑-見出_04 猫碑正面。[碑01] 細内観音堂石碑とよく似ている。同じ石工師による作品か。
    [碑10] 福一満虚空蔵堂石碑-見出_05 御堂に掲げられた虚空蔵堂の由緒の解説板。

     当御堂の由緒について(上記写真の解説板より)。 棟札には元禄2年(1689)のものがあるため、 少なくとも創建から300余年の歴史があります。 地元の伝承では、元和元年(1615)に豊臣家に所縁の斎藤和泉守による創建。 大阪夏の陣で敗れた後、修験者となって当地に辿り着き、 産土神として虚空蔵菩薩を奉斎したのが始まりと伝わるそう。 なお、管理している別頭寺は [碑02-09] のある西円寺です。

    基本情報

    [碑10] 福一満虚空蔵堂石碑

    ■石碑情報 :( 番号 / 造形 / 高さ / 年代 )
           --------------------------------------------------
           [碑10] / 座像・浮彫 / 48cm / 天保6年 (1835)
    ■所在地  :宮城県伊具郡丸森町虚空蔵上
    ■施設   :福一満虚空蔵堂 (管理別当は西円寺)
    ■関連サイト:丸森町観光協会(http://marumori.jp/
    ■アクセス :車、東北道・国見ICから約25㎞、常磐道・新地ICから約16㎞
           鉄道、阿武隈急行・丸森駅から約3㎞
    ■駐車場  :駐車場なし、県道101号線の工房四季庵の側に入口の標識

    駐車場なし。御堂から未舗装の細い道が、南側の町道まで伸びている。 車でアクセスする場合、南側町道に路肩駐車し、ここから歩いていくのがおすすめ (道路のカーブや民家の出入口付近は避ける)。