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丸森町の猫神様めぐり「西円寺石碑群」
[碑02-09] 西円寺石碑群
市街地のすぐ西側、丸森小学校と隣り合う立派な寺院が、石龍山西円寺。 この古刹には8基もの猫碑が祀られていて、まちを代表する猫寺としても知られています。 西円寺の由緒について。 開山については、安政8年(1779)に仙台藩により編纂された「風土記御用書出」に記録が。 丸森の邑主であった大條薩摩守実頼の命で、角田長泉寺の大然順硯和尚による開山と伝わります。 ご本尊は釈迦如来。 境内にある観音堂は、伊具三十三観音霊場の第8番札所であり、廃寺となった第18番札所の庄吉観音も合祀。 十王堂は町指定の有形文化財となっています。
残りの猫碑については、少し写真枚数が多くなるので、以下枠にまとめました。連続でご覧ください。
浮彫の座像。年代は明治34年 (1901)。
輪郭を上書きして強調 (画像加工)。風化で細部の形は不明。
線刻の座像。年代は慶応3年 (1867)。
線刻跡を上書きして強調 (画像加工)。埋まっていて足元の姿は不明。
浮彫の香箱座りで伏せているような姿。年代は江戸後期と推定される。
輪郭を上書きして強調 (画像加工)。風化で細部の形は不明。
左から[碑06] 5号碑~[碑09] 8号碑。5号碑は風化が激しく姿が不明。
線刻の座像。年代は明治26年 (1893)。
線刻跡を上書きして強調 (画像加工)。首輪が目立つ。
風化により姿が分からない。年代は明治期と推定される。
線刻の座像。年代は明治31年 (1898)。
線刻跡を上書きして強調 (画像加工)。窪みで体毛の違いが表現。可愛い。
基本情報
■石碑情報 :( 番号 / 造形 / 高さ / 年代 ) -------------------------------------------------------------------- [碑02] 1号碑 / 座像・線刻 / 33cm / 昭和05年 (1930) [碑03] 2号碑 / 座像・浮彫 / 34cm / 明治34年 (1901) [碑04] 3号碑 / 座像・線刻 / 39cm / 慶応03年 (1867) [碑05] 4号碑 / 伏せた像・浮彫 / 28cm / 不明 (江戸後期の推定) [碑06] 5号碑 / 座像・浮彫 / 28cm / 不明 (明治時代の推定) [碑07] 6号碑 / 座像・線刻 / 41cm / 明治26年 (1893) [碑08] 7号碑 / 風化により不明 / 40cm / 不明 (明治時代の推定) [碑09] 8号碑 / 座像・線刻 / 42cm / 明治31年 (1898) ■所在地 :宮城県伊具郡丸森町漆原 ■施設 :石龍山西円寺 ■アクセス :車、東北道・国見ICから約28㎞、常磐道・新地ICから約15㎞ 鉄道、阿武隈急行・丸森駅から約3㎞
■丸森町ホームページ:西円寺の情報あり ■丸森のイチョウ :西円寺へと移った伊具三十三観音の第18番札所、庄吉観音があったところ
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