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  • 旅日記TOP黄葉で飾る寺社巡り(01) ~東松山・正法寺~

    黄葉で飾る寺社巡り ~御神木の大イチョウ~ (01)東松山・正法寺

    11月最終日。巨木巡りで晩秋を黄葉で飾る大イチョウの立つお寺に訪れました。 大イチョウはとても見事で、写真は巨木のコンテンツにUP済みです。 旅日記ではその際に訪れたお寺をメインでご紹介いたします。 樹齢数百年の御神木を抱えるお寺自体にも深い魅力があります。 なお、本旅日記は2ページ分に分けています。 (1P:正法寺、2P:高山不動)
      >> 巨木・正法寺の大イチョウ
      >> 巨木・高山不動の大イチョウ
    (写真:上・正法寺、下・高山不動)

    黄葉で飾る寺社巡り ~東松山市・正法寺~

     正法寺は埼玉県東松山市の少し郊外に位置し、 大東文化大学の敷地と、物見山公園に隣接した場所にあります。 長い歴史を持つ由緒ある古刹で、宗派は真言宗智山派で、院号は岩殿山修繕院といいます。 岩殿寺という通称が有名なようです。 創立は養老年間(717~724)の頃に、逸海(いっかい)上人により開かれ正法庵と称し、 鎌倉時代から坂東三十三観音霊場の十番の札所を担っています。 御本尊は千手観世音菩薩像で、仁王門に安置されている仁王像は運慶の作と云われています。 風格ある本堂は、岩殿寺の名の通り、北と西を岩壁に囲まれた場所に建てられています。 さて、歴史に疎いにわか者ですので説明はこの辺で...。 (以上説明は現地解説版より抜粋)

     正法寺で大イチョウ以外の見所(※私の主観で)は、仁王門の立派な仁王像、本堂右手前にある鐘楼、本堂とその右側の岩壁でしょうか。 風格極立つ本堂は、通称の岩殿寺の名のごとく、岩壁に囲まれています。 その岩壁の基部あたりには、ずらりと石仏が彫られています(岩壁には落石の心配があるので接近注意!)。 次ページ( 2ページ目 )では、飯能市の高山不動を紹介します。

    駐車場は3箇所ある。車でアクセスする場合は、地図中の物見山公園前の駐車場①と②の利用をお勧めする。 高坂駅(東武東上線)から市営バスが運行されておりバス亭「大東文化大学」が最寄だ。
    東松山正法寺01 風格極立つ本堂の前。秩父札所巡りを思い出すな~。本堂左の黄色いのが大イチョウである。 本堂の後(西)と右(北)は岩壁で囲まれている。岩殿寺というワケだ。
    東松山正法寺02 本堂左の大イチョウを南側から見た観。この大イチョウは広い樹冠と根元に魅力があると思う。 大イチョウの他の写真はこちら 「巨木・正法寺の大イチョウ」 をご覧ください

    以降、駐車場から境内まで歩きまわりながら取った写真17枚を並べますのでご覧ください。 私が利用した駐車場は地図中の駐車場①(物見山公園前)で、駐車場から境内までトンネルを経由する通路が続いています。

    東松山正法寺03 地図中の駐車場①の横にあるトンネル。ここを通れば境内の南側(本堂の左)へ入れる。 道路の対岸は物見山公園の敷地で、道路に面して公衆トイレがある。
    東松山正法寺04 地図中の駐車場①沿いの通路を進んだ先、境内の南側。大イチョウで本堂が隠れている。 なお、地図中の駐車場②から境内への通路を進むと、写真左奥にある階段(映ってないが)を下りて入ってくる。
    東松山正法寺05 本堂の東にある入口、仁王門(境内から階段を下りて一旦出てきたところ)。 左奥に地図中の駐車場③がある。左側のお店で5年前にうどんを食べた事があった。早朝なので開店前。また食べたいな。
    東松山正法寺06 仁王門の正面に再接近。巌殿山との山号が刻まれた額が下がる。奥の階段を登れば本堂のある境内。右へ進むと社務所がある。 ここで納経や御朱印をいただくのだろう。
    東松山正法寺07 仁王門の中に安置されている運慶作と云われる立派な仁王像。右から阿吽。 仁王像のポーズって少し可愛らしいと思う自分は異端だろうか...。
    東松山正法寺08 仁王門から右側に社務所の建物がある。
    東松山正法寺09 仁王門から境内に階段を登ってきたところ(再び戻って来た)。大イチョウが黄色い。
    東松山正法寺10 境内の北東の端、参道が続く集落を見下ろせる見晴らしの良い場所に鐘楼が立つ。 茅葺屋根がステキ。鐘は勝手に突くべきでない。
    東松山正法寺11 東松山市の重要文化財に指定されている銅鐘。元亨2年(1322)に鋳造され、戦乱時の傷も刻まれているという。
    東松山正法寺12 本堂の右手前にある百地蔵堂(左)と薬師堂(右)。2つのお堂の後から岩壁がはじまっている。
    東松山正法寺13 再び、本堂前へ。この日、黄色い上着のおじさんが熱心に写真を撮っていました。いいね。
    東松山正法寺14 本堂前。竜の彫刻が見事である。撮影時刻は午前7時頃。まだ訪れる人は少なかった(殆ど地元の人たち?)。
    東松山正法寺15 本堂前から見た大イチョウ。数日経てば地面は黄一色となるのだろう。
    東松山正法寺16 本堂前に、し、師匠!?...ではなく「おびんずる様」の座像がある。除病の功徳があるとされている。 見開いた瞳で遠くで苦しむ人も等しく見つけ救わん、という意匠かな。 奥は北側の岩壁。
    東松山正法寺17 本堂の後(西)と右(北)は岩壁で囲まれている。落ちている落石も少なくなく、接近は危険だ。
    東松山正法寺18 本堂の右(北)の岩壁の基部にはズラリと石仏が並べられている。なかなか壮観である。 落石の危険があるので、面白いからといって目の前まで接近するのは危険だ(手前にロープが張られている)。
    東松山正法寺19 北壁の石仏の一部。様々な表情があり面白い。右には、はにかんだ笑顔のような石仏。

    1ページ目、東松山市の正法寺の紹介は以上です。 次の2ページ目からは飯能市の高山不動を紹介します。 >>2ページ目 高山不動へ