第1調節池・谷中湖 / 撮影地点 A02 (ヤマナラシ並木)
ヤマナラシ並木
北エントランスから先、谷中湖北側の親水多目的ゾーンへの入口。 親水広場駐車場には、遠くからも良く目立つ、樹高20m前後の大きな並木。 樹種は調べてみると、樹皮の質感、樹冠と葉の形から、ヤマナラシ [2] のようです。ヤナギ科の落葉高木で、ハート形の葉がポプラに似る。 名前の「山鳴らし」は、風により各葉同士が擦れあい音がすること。 これは長い葉軸と葉縁のギザギザに因るらしい。 当日、微風でも揺れてサラサラと乾いた音が響いていました。 幹周を測ってみると、最大のものは約3.5m。 ちなみに、巨樹巨木林DB [1] に登録されているヤマナラシは2件だけ (2000年度の調査記録)。 最大は北海道庁の敷地にある幹周3.7mのもの。 渡良瀬遊水地のヤマナラシ。公有地に植栽されたものでは国内最大級かもしれない。 谷中湖と同じハート形の葉で清々しい樹冠をつくる、当地のシンボルに相応しい大木です。
ヤマナラシ並木で目立つ大木は3本 (ABC)。各幹周はA木約3.5m、B木約3.1m、C木約3.3mです。
(2024.10)
北寄りの東側から、右奥に最大のA木、B木は幹周約3.1m、C木は約3.3m
最大となる幹周約3.5mのA木、東側から
幹周約3.1mのB木、北側から、奥にC木
幹周約3.3mのC木、南側から
C木、樹上、南側から
全体、南側から
親水多目的ゾーン
親水多目的ゾーンは、ヤマナラシ並木のある親水広場駐車場から、谷中湖の北側にかけて。 中央を通る広い道の両側には、池や湿地の中を通る木道があります。
(ヨシ焼の後)
ヨシ焼の後日.親水多目的Zから谷中湖へ続く道の西には桟橋のある池がある
南側の池と桟橋.北側にも池と桟橋が続いている
桟橋のT字を南側から.右奥が親水多目的Zへの通路、左が北側へ
南側の池と桟橋.周囲は焼けているが桟橋は無事なようだった
桟橋から見る南側の池.大きな亀が泳いでいた
北側の池と桟橋.右側は焼けていない.新緑の時期に再訪したい場所
北側の池と桟橋の先.少し足元が不安だった.数匹の水鳥が飛び立った
親水多目的Zから谷中湖へ続く道の途中に池へ続く桟橋への入口がある
親水多目的ゾーンの駐車場
駐車場から近い円形の広場
円形の広場までこのような通路が続く(谷中湖側から)
谷中湖の手前で
関連情報
[1] 巨樹巨木林データベース :2024年10月時点で北海道の2本のヤマナラシが登録 [2] 樹木図鑑植木ペディア :ヤマナラシ (山鳴らし) の植生について参考
[2] 渡良瀬遊水地のヤマナラシ:当地点 (A02) の巨木巡り版 (公開準備中…) [3] 藤岡神社のケヤキ :当地点 (A02) を含む同じ栃木市藤岡町の地区の鎮守