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  • 旅日記TOP秩父札所巡りTOP札所一覧20番札所・岩ノ上堂

    20番札所・岩ノ上堂

    札所について

    札所番 第二十番札所 山号・寺号 法王山 岩ノ上堂
    宗派 臨済宗南禅寺派 御本尊 聖観世音菩薩
    来歴・伝承 承暦元年(1077)に白河法皇が熊野に行幸した際の発願により、 この地に本尊聖観音像を安置したと伝えられる。 昔は願上寺と称し、大伽藍を擁していたが、天文、永禄の乱によって灰燼に帰し、 そのころの領主の内田氏が観音堂を再興したとされる。 観音堂は、秩父札所で最古の建物で、境内は荒川に削られた断崖に臨む場所である。 現在も内田家所有の敷地内で管理されている。
    苔むしろ 敷きてもとまれ 岩の上 玉の臺(ウテナ)も 朽ちはつる身を
    補足 他の札所の場所はトップページの 34札所全体図 を参照。
    本堂の下に、乳水場と呼ばれる岩場の下から垂れる清水がある。 この清水を飲むと乳母の乳の出がよくなったという伝えがある。
    所在地 埼玉県秩父市寺尾2169
    地図

    札所の写真

    2011年9月。秩父札所で最古とされる内田家のご先祖が再建した本堂。本堂の前は荒川の流れる断崖である。
    2011年9月。本堂の天井から吊られた猿子の瓔珞が飾られている。 千疋猿とも言われ、小切れと綿で小猿の形に縫い上げたものが千個連なる。 子供の出産と生育の無事を願ったものである。
    2014年9月。12年に一度の午(ウマ)歳の総開帳のとき。御本尊の観音像を安置した厨子の扉が開かれ、 観音像と繋がった5本の紐が回向柱に結ばれている。 この柱に触ることで、観音様との御縁を結ぶことができるという。
    御本尊と繋がった回向柱に近づき、そっと触れる。 12年に一度の午歳に御開帳するのは、馬が観音様の眷属(ケンゾク)であることに因んでいるそうだ。
    岩之上堂の近く、橋の上から。右奥の茂みの中にお堂が立っているはず。