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    14番札所・今宮坊

    札所について

    札所番 第十四番札所 山号・寺号 長岳寺 今宮坊
    宗派 臨済宗 御本尊 聖観世音菩薩
    来歴・伝承 本尊の聖観音像は弘法大師の作とされる。 修験道の流水をくんで古い寺歴を持ち、開山は長岳坊と伝えられる。 近くには、役行者により八大龍王神を祀られた今宮神社がある。 かつては今宮坊と今宮神社は同じ境内にあり、 聖護院直末として、寺院、神社を持つ一大修験道場とした、長岳山正覚院金剛寺は隆盛を極めた。 明治元年の神仏分離令により今宮坊は解体され今に至る。
    むかしより たつとも知らぬ 今宮に まいる心は 浄土なるらん
    補足 他の札所の場所はトップページの 34札所全体図 を参照。
    朱印を頂ける社務所は、本堂前の道路の向かい側にある(写真の反対側)。
    所在地 埼玉県秩父市中町25-12
    地図

    札所の写真

    本堂。2011年9月。往時はこの地一体が今宮坊の境内だったという。 時間に余裕があれば今宮神社への参拝もお勧めする。立派なクスノキの巨木がある。
    観音堂。2014年9月。12年に一度の午(ウマ)歳の総開帳のとき。御本尊の観音像を安置した厨子の扉が開かれ、 観音像と繋がった5本の紐が回向柱に結ばれている。 この柱に触ることで、観音様との御縁を結ぶことができるという。
    御本尊と繋がった回向柱に近づき、そっと触れる。 12年に一度の午歳に御開帳するのは、馬が観音様の眷属(ケンゾク)であることに因んでいるそうだ。
    本堂の側面にある額。描かれた場面は、武田信玄がお許しになる霊験。 秩父へ武田軍が攻め入った時、家臣の石原某?がある失敗を犯し(詳細不明)、 信玄から切腹を命ぜられた。 石原某は今宮坊のお堂に籠り観音様を祈り続けていると、切腹直前に 処断を許す旨の早馬が来た。
    本堂の左側にある勢至堂。本尊は勢至菩薩。 仏の智門を司り、智慧の光で一切を照らし、衆生が地獄へ落ちないように救う菩薩。 午歳生まれの方の守り本尊でもあるそうだ。
    本堂右側に社務所があり、ここで御朱印をいただける。 2011年9月の巡礼の際は、本堂境内の外の社務所にて朱印をいただいた(道路を挟んですぐの場所)。
    境内には大きく立派なケヤキの大木がある。推定樹齢は400年だそうだ。 近くの今宮神社にある御神木「駒つなぎのケヤキ」はこのケヤキより大きい。 時間に余裕のある方は今宮神社への参拝もお勧めする。