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    29番札所・長泉院

    札所について

    札所番 第二十九番札所 山号・院号 笹戸山 長泉院(石札堂)
    宗派 曹洞宗 御本尊 聖観世音菩薩
    来歴・伝承 元正天皇(715-23)のころ、山麓の淵から不思議な灯がもれ、 そこへ十余人の僧がきて小笹の茂る岩屋の中より聖観音像を見出し、 堂字を建立して安置した。 現存の本堂は文政のころの再建といわれる。 もとは岩山の崖のしたにあったが、火災のため現在地に移築されたと伝えられる。 長泉院は、石札堂とも呼ばれる。秩父札所を開創した十三権者の一人の性空上人が、 秩父巡礼の折に納めた石札が残されている。
    わけのぼり むすぶ笹の戸 おしひらき 佛をおがむ 身こそたのもし
    補足 他の札所の場所はトップページの 34札所全体図 を参照。
    境内の庭がとても美しい。山門の横には見事な枝垂桜の大木がある。 本堂にある桜の絵の額は、葛飾北斎の作である。
    所在地 埼玉県秩父市荒川上田野557
    地図・長泉院

    札所の写真

    入口。見事な枝垂桜の大木が脇に立っている。
    入口から参道を進んですぐ右手に社務所がある。
    参道の奥にあるお堂の手前で右に曲がれば観音堂の前に出る。
    本堂。2011年9月。 本堂内部、御本尊の前に性空上人が納めたとされる丸い石札が安置されている。
    本堂。2014年9月。12年に一度の午(ウマ)歳の総開帳のとき。御本尊の観音像を安置した厨子の扉が開かれ、 観音像と繋がった5本の紐が回向柱に結ばれている。 この柱に触ることで、観音様との御縁を結ぶことができるという。
    本堂正面にある額。本堂の開創の縁起「龍女」。 渕より龍女現れ龍燈を捧げ十余人の巡礼者を案内し 岩屋の中より聖観世音像を見出し御堂を建て安置せられた。
    本堂の軒下にある小堂に、ショウヅカのお婆さん(おびんづる様)と呼ばれる像が 祀られている。三途の川でお守をしてくれるという。何だか愛嬌のあるお顔に、 亡き母の面影を見た。
    参道の突き当たりにある堂は紅葉大権現を祀ったもの。火伏せの御利益があるそうな。
    庭園には中央の参道に面して枯山水がある。
    庭木の数と種類が多い。剪定に除草に、管理が相当に大変だろう。
    庭園の中を周遊できる小道が造られている。
    本堂の正面には古い石碑と地蔵像が立つ。