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    23番札所・音楽寺

    札所について

    札所番 第二十三番札所 山号・寺号 松風山 音楽寺
    宗派 臨済宗南禅寺派 御本尊 聖観世音菩薩
    来歴・伝承 天長(823~33)の頃、慈覚大師が巡錫の折、この地に聖観音像を刻んで安置した。 このとき小鹿が現れ山上まで大師を導いたという。 秩父札所開創の十三権者がこの地の松風の音を聴き、菩薩の音楽と感じ寺名としたと伝えられる。
    音楽の みこえなりける 小鹿坂の しらべにかよう 峰のまつ風
    補足 他の札所の場所はトップページの 34札所全体図 を参照。
    本堂は高台になっていて見晴らしがよい。近くに音楽の森、秩父ミューズパークなどがある。 札所の近くにある公園のように整地された大きな駐車場を利用した。 本堂前にある鐘は、明治十七年の秩父事変の折に、大宮郷へ攻め込む合図として打ち鳴らされたという。 近年は、音楽関係者が祈願に訪れているという。
    所在地 埼玉県秩父市寺尾3773
    地図

    札所の写真

    2011年9月。音楽芸能に御利益がある観音堂。手前の鐘は秩父事変で打ち鳴らされたという。
    観音堂。2014年9月。12年に一度の午(ウマ)歳の総開帳のとき。御本尊の観音像を安置した厨子の扉が開かれ、 観音像と繋がった5本の紐が回向柱に結ばれている。 この柱に触ることで、観音様との御縁を結ぶことができるという。
    観音堂の正面にある額。描かれているのは内山源蔵と老婆。 畠山基國の家来の源蔵は、老母から渡された音楽寺の守仏の御影を懐に入れ出陣し勝利を得た。 後に出家し観音を供養したという。
    本堂。入って左側の窓口でご朱印をいただく。観音堂は本堂の前を左に進んで階段を登った先。