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  • 旅日記TOP秩父34観音霊場の巡礼・TOP20番札所・岩ノ上堂

    20番札所・岩ノ上堂

    札所について

    札所番 第二十番札所 山号・寺号 法王山 岩ノ上堂
    宗派 臨済宗南禅寺派 御本尊 聖観世音菩薩
    来歴・伝承 承暦元年(1077)に白河法皇が熊野に行幸した際の発願により、 この地に本尊聖観音像を安置したと伝えられる。 昔は願上寺と称し、大伽藍を擁していたが、天文、永禄の乱によって灰燼に帰し、 そのころの領主の内田氏が観音堂を再興したとされる。 観音堂は、秩父札所で最古の建物で、境内は荒川に削られた断崖に臨む場所である。 現在も内田家所有の敷地内で管理されている。
    苔むしろ 敷きてもとまれ 岩の上 玉の臺(ウテナ)も 朽ちはつる身を
    補足 他の札所の場所はトップページの 34札所全体図 を参照。
    本堂の下に、乳水場と呼ばれる岩場の下から垂れる清水がある。 この清水を飲むと乳母の乳の出がよくなったという伝えがある。
    所在地 埼玉県秩父市寺尾2169
    地図

    札所の写真

    秩父札所で最古とされる内田家のご先祖が再建した本堂。本堂の前は荒川の流れる断崖である。
    本堂の天井から吊られた猿子の瓔珞が飾られている。 千疋猿とも言われ、小切れと綿で小猿の形に縫い上げたものが千個連なる。 子供の出産と生育の無事を願ったものである。