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  • 旅日記TOP丸森町の猫神様めぐり(TOP)青葉山神社石碑

    丸森町の猫神様めぐり「青葉山神社石碑」

    [碑61] 青葉山神社石碑

     大内地区の青葉西。 県道228号線 (相馬大内線) 沿いの熊野神社の前から約500mほど。 西の黒佐野へ続く町道に面して、丘の上へと続く階段があります。 この上にあるのが、当猫碑が安置された青葉山神社の跡地。 訪れたとき (2021年11月)、参道階段を含めて境内は荒れた状態、社殿は朽ちかけていました。 当山神社は平成28年 (2016) に熊野神社に遷座合祀。 旧境内には猫碑、山神、馬頭観音の石碑が残されています。 熊野神社については後述。

    [碑61] 青葉山神社石碑-見出_01 町道に面した青葉山神社 (跡地) へ続く参道階段。草藪に覆われていた。
    [碑61] 青葉山神社石碑-見出_02 青葉山神社の旧社殿。周囲は藪。ご神体の山神様は近くの熊野神社へ遷座合祀されている。
    [碑61] 青葉山神社石碑-見出_01 旧境内には山神、馬頭観音、猫供養の石碑が残されている。
    [碑61] 青葉山神社石碑-見出_04 [碑61] の正面。愛嬌ある表情。

     当猫碑に参って考えたことが2つあります。 まずは青葉山神社の旧境内が荒れていること。 遷座した跡地なので、今後ともキレイに管理されていくことは無さそう。 このため、当猫碑も熊野神社に移すべきではないか。 藪の中に埋もれている猫神様が可哀そうに見えました。

     次に当猫碑の年代が、丸森猫碑群の中でも特に新しいこと。 昭和8年 (1933)。 猫碑を納める風習が終わろうとする時代。 この猫碑に関して、丸森で猫碑が多い理由の、最後の情報が秘められているような気がします。

    猫碑の基本情報

    [碑61] 青葉山神社石碑

    ■石碑情報 :( 番号 / 造形 / 高さ / 年代 )
           ---------------------------------------------------
           [碑61] / 座像・浮彫 / 43cm / 昭和8年 (1933)
    ■所在地  :宮城県伊具郡丸森町大内字青葉西
    ■施設   :山神社
    ■アクセス :車、東北道・国見ICから約41㎞、常磐道・新地ICから約10㎞
           鉄道、阿武隈急行・丸森駅から約15㎞、JR相馬駅から約11㎞
    ■駐車場  :なし、麓の町道に路肩駐車など

    地図上の表示位置は神社への参道入口。 ここからすぐ北の県道228号線沿いに、当山神社を遷座合祀した熊野神社がある。

    大内熊野神社

     当猫碑のある青葉山神社 (跡地) の遷座地が、県道228号線沿いの熊野神社です。 社伝によると創建は平安時代の永承年間 (1046-1053)。 安部貞任が紀州熊野神社より勧請して建立したと伝わる古社。 本殿の向かって右手側には、遷座した青葉山神社の社があります。 境内はスギ巨木が複数林立する森厳とした雰囲気。 参拝をお勧めします。

    大内熊野神社-見出_01 熊野神社の主殿 (拝殿-本殿)。 背後には磐座のような大岩がある。 傍らのに御神木の大スギ (町指定天然記念物)。 右奥に青葉山神社の新しい社がある。
    大内熊野神社-見出_02 青葉山神社の社の中。格子の間から覗ける。 三体の狼木像も祀られている。
    大内熊野神社-見出_03 青葉山神社の解説板。