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  • 旅日記TOP福島県の猫神様めぐり(TOP)猫稲荷神社

    福島県の猫神様めぐり「猫稲荷神社の石碑と絵馬」

    猫稲荷神社の石像と絵馬 (川俣町)

     近年になって名を広めてきたであろう、伊達郡は川俣町にある猫神様スポット。 元は安政3年 (1856) 頃に創建された稲荷神社。 後の明治4年 (1871) に猫稲荷神社として改められたそうです。 かつて当地も養蚕業が盛んであったところ。猫神様にも生業の繁栄を祈ったのです。 当社には多数の猫を描いた絵馬が奉納され、150点以上のものが現存しているという。 その一部は今も社殿の中に安置されています。 そして参道の石段脇には、1基の猫碑もある。 県内でも以前から注目していた猫神様スポットです。

    猫稲荷神社-見出_01 道路に面した境内入口。ときは4月中旬。左奥の桃畑の花が綺麗であった。
    猫稲荷神社-見出_02 境内入口にたつ鳥居の額が、可愛らしい猫の木像である。
    猫稲荷神社-見出_01 社殿へ続く参道石段。その途中の右手には…。
    猫稲荷神社-見出_04 参道石段の途中にある猫碑。 じつは、ここに猫碑があることは後日に知った (絵馬が目的)。 この石碑を見ても猫碑と気付かず、こんな写真しか撮っていない。
    猫稲荷神社-見出_05 上述の写真から猫碑の拡大。線刻跡の一部を上書き。 このような顔と文字の線刻があるらしい (正確でない)。 再訪する機会があれば、しっかり接写して判別できるようにしたい。

     次に猫稲荷神社に奉納された絵馬をご紹介。 扉は施錠され社殿内部には立入れません。格子戸越しに覗きました。 このとき格子から視界に入った絵馬の数は十数点ほど。 殆どの絵馬は社殿の奥か、どこかの施設などに保管しているようです。 残念ながら暗くて肉眼ではよく見えず、 帰宅してから出来の悪い写真での確認となりました。 趣のある古い猫の絵馬。 機会があれば再訪して、もっと鮮明な写真を撮りたいものです。

    猫稲荷神社-見出_01 土蔵のような社殿。壁に亀裂が入り建物が傾いていた。 これは2022年3月16日に発生した大地震の影響かもしれない。 川俣町では震度5強の震れであったらしい。
    猫稲荷神社-見出_02 格子越しに撮った絵馬の一部、正面。 手振れと露光不足により後述の2枚ともに不鮮明な写真となった…。 トラ柄の猫や、上を凝視するような猫の絵馬など。
    猫稲荷神社-見出_01 格子越しに撮った絵馬の一部、右側。 大きな白猫ちゃんが目立つ。左奥の石か木の塊のようなものは何だろう。
    猫稲荷神社-見出_04 格子越しに撮った絵馬の一部、左側。 中央にこちらを見返す白黒猫ちゃんの絵馬。 左奥の人形は何だろう。酒瓶も添えられて御神体みたい。

     最後に猫稲荷神社に奉納されたという、たくさんの絵馬を見られる機会について。 あるかもしれません。 2021年に川俣町では、道の駅に併設された施設「おりもの展示館」にて、 猫稲荷神社の絵馬展を開催しました。 そこでは150点もの絵馬が展示されたという。 私は予定が合わず見に行けなかった…。 今後、再び絵馬展が開催されることがあるかもしれません。 再開を期待しています。

    基本情報

    猫稲荷神社

    ■石碑情報
      ・象容:姿勢不明、浮彫でなく線刻、顔の他に猫という文字の線刻がある
      ・石材:花崗岩
      ・年代:不明
    ■所在地 :福島県伊達郡川俣町西福沢大木戸山
    ■施設  :猫稲荷神社
    ■アクセス:駐車場なし、車で東北道・二本松ICから約18㎞

    駐車場なし。周囲の道路の幅は広くはないので路肩駐車するとき位置に注意。