• TOP
  • 巨木
  • 登山
  • 渡良瀬
  • 旅日記
  • 更新履歴
  • PR
  • 旅日記TOP渡良瀬遊水地の周辺観光 0102

    渡良瀬遊水地の周辺観光 ~古河市編~(2014/10) (02)古河市街

    古河市街の観光スポット

    古河市街の観光です。主に博物館や美術館(絵、書、篆刻、文学、庭園など)の施設です。 なお、私が紹介する施設以外にも、勿論のこと見所はあるでしょうが、今回はこれだけとします…。 また、施設内の写真は、各施設の禁則事項への違反やマナー違反となるためありません。あしからず…。

    【 地図 渡良瀬遊水地の周辺観光 茨城県古河市の側 】

    地図内で、緑(博物館、美術館)と黄(食事・買物)のアイコン施設の紹介となります。
    古河市街・案内板 古河歴史博物館の手前にある観光案内板。画像をクリックするとより大きな画像をご覧になれます。

    古河歴史博物館と周辺

     古河市で学芸的な観光といえば、まずここを思い浮かべます。 古河歴史博物館とその向いにある奥原晴湖画室です。 古河歴史博物館は、古河城出城跡に造られた、歴史ある城下町を意識したような芸術的な建築物で、 設計は建築家の吉田桂二氏によるものです。 日本建築学会賞(1992)と公共建築賞(1996)を受賞しています。 常設展示は3室、企画展示が3室あります。 常設展示の1室は古河藩家老鷹見泉石が所持していた蘭学資料の展示です。2室は古代から近代までの古河市の歴史についてです。 3室は古河ゆかりの文人、小山霞外・河鍋暁斎・奥原晴湖などの書画の展示です。 博物館の向いには、鷹見泉石の晩年の住居を公開した鷹見泉石記念館があります。
     博物館の向いには鷹見泉石記念館の他に、奥原晴湖画室もあります。 古河生まれの女流画家、奥原晴湖(1913没)の画室を移築し一般公開したものです。

    古河歴史博物館01 古河歴史博物館の南門と展示棟。博物館の横は枯山水のような堀が造られている(撮影時は水は流れていない)。古河城の城郭と堀をイメージしたのだろうか。
    古河奥原晴湖画廊 古河歴史博物館の向いにある奥原晴湖画室(後ろ側、入口は奥)。蔵に書院に庭園がある。 左奥に隣接して鷹見泉石記念館がある。
    古河鷹見泉石記念館02 鷹見泉石記念館の入口.鷹見泉石(たかみせんせき)の晩年の住居を改修して再現したもの.古河城の余材を使って建てられていたという。
    古河歴史博物館02 古河歴史博物館の全体図。画像をクリックするとより大きな画像をご覧になれます。
    古河文学館 古河文学館。古河歴史博物館の東門から近い位置。古河市ゆかりの作家(小説、詩人、歌人)を中心とした作品などの資料を展示している。 イタリアンレストランが併設されている様子。
    古河長坂 県道261線から西に伸びた肴町通りにあるお店、坂長(さかちょう)。買物と食事ができる。 国の有形文化財に指定された店蔵や袖蔵は一見の価値あり。石蔵の資料室やギャラリーホールもある。

    美術館

     県道9号線沿いに、赤レンガや蔵で注意を引く建物があります。篆刻美術館と古河街角美術館です。 篆刻美術館は、とても珍しい篆刻専門の美術館です。 大正9年に建てられた3階建の石蔵が展示室となっていて、国の有形文化財に登録されています。 篆刻は篆書という古文字を石や木に刻み、それに朱肉をつけて紙に印字したものを鑑賞するものです。 古河出身の故生井子の遺作も展示されています。
     古河市街角美術館は、古河市民の創作活動の助成を目的として造られた美術館です。 1階が展示室では、古河にゆかりのある絵画や、古河市出身の作家の作品の常設展示がされています。 2階の展示室が市民ギャラリーとなっています。

    古河篆刻美術館 篆刻美術館。建物が素敵である。篆刻体験の美術学習室が開設されている。私も自分だけの篆刻を作ってみたい。
    古河街角美術館 古河市街角美術館。市民参加型の美術館は珍しい? 古河市民の方々は学芸に対する意識が高いな。

    おわりに

    今回は、頻繁に訪れる渡良瀬遊水地の外へ視点を向けて出掛けてみました。 茨城県の古河市(栃木県の野木町も)。古く歴史ある城下町の雰囲気が残されてきた街並が気に入ってしまいました。 今後ともサイクリングで散策に訪れたい場所です。 次に訪れるときは、時間の都合で見学できなかった施設内へ入館を果したいものです。以上。