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桐生の日本遺産巡り ~後藤織物~
後藤織物 ~明治創業の織物の老舗・現在も操業するノコギリ屋根の工場~
後藤織物(合資会社後藤)は、明治3年に創業した織物の老舗であり、今でも生産を続ける現役の帯メーカー。
大正から昭和初期に建てられた、母屋・工場・蔵・給水塔など、伝統的な織物生産の場を、
事前予約をすれば、見学が可能です。
敷地内の建物は、どれも興味深いものですが、特に見応えあるのが鋸屋根の工場。
昭和初期に建てられた工場の外見は、昔のままの風格と貫禄。当時を舞台とした、映画やTVドラマのロケ地として重宝されています。
工場の内部は、鋸屋根の採光窓に照らされて、電気照明がなくとも十分な明るさ。
使い込まれた創意工夫の器具と機械の列が続く、芸術の工房といった雰囲気。
そして、奥で規則正しい音を立てて帯を織る、大きなジャカード織機。
桐生織の、伝統技術の粋を集めた工房、その見学は大興奮です!!
【 見学の事前予約 】
見学には事前予約が必要です。見学日時は、平日の10時~15時まで。
営業上の都合から、ご希望の日時に沿えない場合もありますのでご注意ください。
詳細は、本ページ末の関連情報にある後藤織物のサイトからご確認ください。
【 駐車場 】
見学者用の広い駐車スペースはありません。どうしてもマイカーで直接訪れたい場合は、
事前予約で連絡する際に問い合わせてみて下さい。
県道66号沿線にある駐車場(桐生中央Pなど)から徒歩10分以内です。
近くにある織物参考館・紫を見学する場合は、その駐車場を併用するという方法も(無断利用は駄目)。
【 後藤織物の地図 】
(以降、写真が多くなるので、一覧で表示&ビュワーで拡大表示&閲覧するようにしています)
道路から先、門をくぐれば、まず主屋と奥座敷がある
右が主屋で事務所・仕事部屋、左が奥座敷で大正14年の建築
工場で織られた帯が展示.七五三の祝い帯ではトップメーカーである
帯は直接購入できる.丸帯では映画やTVドラマの衣装に使われることもある
染色も行っていた頃に使った窯場.レンガの窯と焚口と鉄釜が現存
敷地の中央、鋸屋根の工場.この場所は映画やTVドラマのロケ地となる事も
鋸屋根の採光窓で、照明が無くとも、程よく明るい
鋸屋根の鞍部の部分.雨樋らしき構造が見える
織機へ設置する糸を、合糸や整経したり、管巻にしておく作業場かな
織機の列.剥きだしの複雑な機構に興奮.織機は機械の発達の原点か
ジャカード織機は、パンチカード・紋紙にシャフトを連動して模様を織る
紋紙.模様のパターンが記録.この設計思想はコンピュータ開発にとって重要
紋紙に職人が手作業で操作して穴を空けた装置.まさに職人が成せる技
今は紋紙の作成はPCとデザインソフトを利用。紋紙も電子データ化が進む
現在も現役の給水塔.夏季は冷たく、冬は水道水よりも温かいそうだ
関連情報
■日本遺産 :群馬の日本遺産「かかあ天下~ぐんまの絹物語」の公式サイト(県営)
■後藤織物 :後藤織物の公式サイト.見学の申し込みなど詳細を確認できる
■桐生市(公式) :桐生市が運営する公式サイト.文化財の情報が豊富である
■桐生Walker:桐生市の観光協会の公式サイト
■ぐんま絹遺産 :群馬県内の絹産業にかかわる文化財を網羅したサイト
■映画 :はじまりのみち(松竹)
■TVドラマ:マッサン(NHK)、遠くへ行きたい(読売テレビ)
■TVCM :ゆうちょ銀行
■TV番組 :ファミリーヒストリー(NHK)、出没!アド街ック天国(テレビ東京)
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