旅日記TOP / 桐生の日本遺産巡り(TOP) / 白瀧神社
桐生の日本遺産巡り ~白瀧神社~
白瀧神社 ~白瀧姫を祀る桐生織物の発祥地といえる聖地~
桐生市の市街地の北西、川内町の山間の地域に、白滝神社は鎮座しています。
御祭神は、織物の神様ともされる天八天千々姫命(あめのやちちひめのみこと)と、白瀧姫の御霊を合祀したもの。
1200年近い古い歴史をもつ神社であるとともに、桐生織物の発祥地とされる聖地でもあります。
この地に織物を伝えとさえるのは、白瀧姫。その伝承をご紹介。
遥か昔の奈良時代。仁田山(現在の川内町)からの1人の男が、京の宮中へ奉仕へ出ました。
男は宮中で官女であった白瀧姫に出合い、身分は違えども、2人は惹かれあうようになります。
盛んに開かれた和歌の歌会で、男と白瀧姫の詠んだ見事な和歌に、天皇は御感されて、
男に白瀧姫を連れて里へ戻る事をお許しになりました。
白瀧姫は、養蚕・製糸・機織の技を里人に広く伝え、里人の崇敬篤く、機神として祀られるようになりました。
白瀧神社の境内の見所は、明治初年に修造されたという風格ある社殿の他に、降臨石と、御神木があります。
降臨石は、境内の一隅、社殿から右前方にある大岩。大岩には、天から降ってきた、内部から機織の音が聞こえてきた、との伝承があります。
御神木は、社殿の背後に立つ、樹齢300年以上とされる大ケヤキ。幹周約6mほどの巨体は見事なもの。
【 白瀧神社の地図 】
(以降、写真が多くなるので、一覧で表示&ビュワーで拡大表示&閲覧するようにしています)
神社の北側にある広い駐車場.ゲートボールできそうな広さ.トイレ有
入口の一の鳥居.右奥の道路の先にも駐車場はある
左側の岩塊が降臨石と呼ばれる大岩.側に大モミジもある
降臨石の側に生える大モミジ.曲がりくねった樹形をしている
社殿前.右に手水舎、左には降臨石の大岩がある
織物の町・桐生の聖地である神社であり、巨木もある(本殿の背後)!
境内の一角を占める大岩.かなり大きい.岩陰にはユキノシタが群生している
内部から機音が聞こえてきたとの言い伝えがある大岩だ
参道沿いに石碑が三基.境内は岩盤の上にあるのかもしれない
広い駐車場側から.埋没している部分も考えるとかなり大きなものだ
拝殿の斜め前方にヒノキの大木が立っている
織物を伝えた白瀧姫を祀る神社は、桐生の聖地と云える
拝殿の奥に本殿.正面にあるのは摂社の八坂神社
社殿の背後の山の斜面に大ケヤキは立つ.手前に針塚や石の祠がある
樹齢は300年以上とされる大ケヤキ.手前に複数の祠
根元に岩.樹勢は良い.幹周は約5~6m程もある.市の天然記念物
背後から.急斜面で巨体を支える根が隆起.根元を荒らさぬよう接近しない
関連情報
■日本遺産 :群馬の日本遺産「かかあ天下~ぐんまの絹物語」の公式サイト(県営)
■白瀧神社 :白瀧神社の公式サイト
■桐生市(公式) :桐生市が運営する公式サイト.文化財の情報が豊富である
■桐生Walker:桐生市の観光協会の公式サイト
■ぐんま絹遺産 :群馬県内の絹産業にかかわる文化財を網羅したサイト
桐生の日本遺産の一覧 | △TOP | 前へ戻る |