• TOP
  • 巨木
  • 登山
  • 渡良瀬
  • 旅日記
  • 更新履歴
  • PR
  • 旅日記TOP秩父札所巡りTOP札所一覧1番札所・四萬部寺

    1番札所・四萬部寺

    札所について

    札所番 第一番札所 山号・寺号 誦経山 四萬部寺
    宗派 曹洞宗 御本尊 聖観世音菩薩
    来歴・伝承 四萬部寺は妙音寺とも呼ばれる。本尊の聖観世音像は行基菩薩の作である。 永年二年(998)に性空上人の弟子・幻通がこの地を訪れ、四万部の経典を読誦して供養したいう。 元は四萬部山にあった四萬部寺は、江戸時代に入ってから端山和尚が開基した妙音寺の管理に移ったという。
    ありがたや 一巻ならぬ 法のはな 数は四萬部の 寺のいにしえ
    補足 札所の全体図はトップページの 34札所全体図 を参照。
    本堂右手に施食殿という堂があり、毎年8月24日に大施餓鬼の法供養が行われる、関東三大施餓鬼の一つ。 幻通が読誦し供養して経が納められた経塚がある。
    境内にある売店で各種巡礼グッズ(おいずる・笠・白衣・輪袈裟・杖・納経帖)が購入できる。
    寺の道路を挟んで向かい側に、旅籠一番という歴史ある宿がある。温泉付き。
    所在地 埼玉県秩父市栃谷418
    地図

    札所の写真

    山門。見通しのあまりよくないカーブの中間にあるので、左右確認、車に注意だ。 ドライバーも通過する際は参拝者に注意を。
    観音堂。2011年9月。風格と威厳を感じさせる威風堂々とした観音堂である。ここから秩父札所巡りがはじまる…!
    観音堂。2014年9月。12年に一度の午(ウマ)歳の総開帳のとき。御本尊の観音像を安置した厨子の扉が開かれ、 観音像と繋がった5本の紐が回向柱に結ばれている。 この柱に触ることで、観音様との御縁を結ぶことができるという。
    御本尊と繋がった回向柱に近づき、そっと触れる。 12年に一度の午歳に御開帳するのは、馬が観音様の眷属(ケンゾク)であることに因んでいるそうだ。
    観音堂の側面にある額。描かれた場面は、幻通上人が霊鳥のお告げを受け、四万部の経典を読誦しようとする様子。
    施食殿。中に回転する厨子が置かれ、中に施餓鬼者の戒名の記帳(牌)が納められている。 ここで毎年8月24日に行われる大施餓鬼の法供養は、関東三大施餓鬼の一つである。
    経塚。幻通が写経・読誦した四万部の経典が地中に納められているとされる。
    納経帳に頂いた朱印。以後、札所を巡るにつれ朱印が集まっていくのは予想以上に嬉しいものだった。 どの札所の朱印も達筆で個性があり、御坊やお寺の職員の方が心を込めて記して頂いたもの。 34札所の全ての朱印が記された納経帳は大切なお守りとなっている。
    2014年9月。12年に一度の総開帳のときに頂いた朱印。 左上に総開帳を示す印がある。