丸森町の猫神様めぐり「八龍神社石碑」

[碑69] 八龍神社石碑

　丸森町の西、筆甫地区のほぼ中心部に位置する八龍神社。 円墳のような小丘の上に鎮座し、近くには小学校があります。 八龍神社の猫神様は特に小さなもの。 参道石段の中腹左側、庚申塔の傍らに安置されています。 庚申塔と同じく赤滝石の材。 「猫神」と彫られた碑文は風化のため削れている。 それでも何やら心に残る猫碑と感じられました。

県道45号線に面した八龍神社。円墳のような小丘のうえに鎮座。

参道石段の中腹左側に複数の石碑。 庚申塔とみえる中央の石塔の傍らに猫神様。

猫碑。庚申塔と同じ赤滝石の材で風化の具合も同様。同じ制作年代だろうか。

像ではなく「猫神」という碑文が線刻された碑。風化しているが猫という部分は微かに読み取れた。

筆甫小学校とライダーV3

　八龍神社は筆甫小学校のすぐ近く。 学校前の県道沿いには当地の名物らしい、ライダーV3の像があるので見に行きました。 すると閉校 (2022年3月) との掲示があり驚きました。 市街中心部の丸森小学校に統合される。 ここから約13kmほど離れているので通学は大変。 町で送迎車を出しているようでした。 丘の上に建つ立派で眺めの素晴らしい、筆甫小の校舎。 転用していく価値は高いと思われます。 ちなみに宮城県の加美町では、 いつくかの廃校が研修施設や宿泊施設などに転用されている。 これらは先例として参考になるでしょう。

筆甫小学校のライダーV3像。児童たちと県道を行く人々の安全を見守ってきた。 1993年頃から置かれているそうだ。当初は愛車のバイクもあったとか。

ライダーV3像。なかなかの造形。 ちなみに私が小学生のとき、はじめて生放送で見たライダーは、BLACK-RXでした。

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