旅日記TOP / 工場鑑賞:安中市の亜鉛工場 (2010/12)
安中市の亜鉛工場(2010/12)
(写真「東邦亜鉛さんの工場」)
東邦亜鉛の工場
今回の工場鑑賞の地は、群馬県は安中市です。 JR新越本線の安中駅からすぐ南側の丘陵に、東邦亜鉛さんの工場が建っています。 撮影場所は安中駅の駅舎の中と、県道217号線のJR新越本線を越える陸橋の付近の歩道、の2個所を選びました。 駅から降りてすぐ、というか既に駅の中から工場が見られるという素晴らしいロケーションです。
まず安中駅からの撮影を始めようと駅舎に入ると、駅員さんに「貨物列車を撮りに来たのか?」と聞かれました。 貨物列車?…どうやらこの駅には東邦亜鉛さんの工場と専用路線で繋がっていて、 亜鉛の原料などを運ぶ貨物列車を目当てに鉄道ファンの方がよく訪れるそうです。機会があれば見てみたいものです。 駅舎のホームからは、すぐ目の前に工場が迫っています。丘陵の斜面に建てられているため、山の要塞のような威容です。 上から下へ工程が流れていくのでしょうか。亜鉛の精錬、成形、保管、のような。
次に駅の外に出て撮影してみます。工場の建つ丘陵の後側に回ってみたり、工場の正面入口に近づいたりしましたが、 思うような写真が撮れません。そして最終的に辿り着いた撮影場所が、県道217号線の新越本線の上を通過する陸橋の上です。 歩道が設けられていて歩いてこられます。視点が高いので展望が良いです。 歩道の横にある県道から下に降りる階段を撮影場所にしました。
夜の工場
日中の撮影が済んだら今度は夜景の撮影です。17時頃まで時間を潰し、再び安中駅舎と、県道217号横の階段に訪れます。 最初に安中駅舎。ホームに利用客が居らず、時刻表を見て当分電車が来ないのを見越して、三脚を利用して撮影しました(※日中は未使用です)。 夜の工場は昼間より活動的に見えます。施設のパーツが、外部や内部の照明で暗い空間から、濃い影を作りながら浮かび上がります。 昼間より冷えて喧騒が静まった空気が、微かな鳴動を伝えてきます。 眺めていると、目覚めた巨大な機械仕掛けの城の中で秘密道具が造られている、そんな想像が膨らみます。
終わりに
こうして内陸部の工場鑑賞と、初の夜景の撮影が終わったのでした。 満足できる写真は撮れませんでしたが、夜の工場を見れた事に満足することができました。 鹿島臨海工業地帯のような広大な工場ではありませんが、十分に大きく魅力を感じられ、かつ1つの場所に集中でき、 前回より密度の高い鑑賞をで来たと思います。 工場に限らず、以後は夜景を撮影するようになりました。街の夜景や、夕陽、朝陽などです。
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